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文化露寇その後

ロシアの撤退後、松前藩が取り潰されたのも、歴史改変です

史実では、逆に松前藩に返還されています

徳内村に久しぶりに、徳内、青山、滝川、ふでの四人が揃っている

「一之進が、小樽の奉行所に転勤になった。」

「お上の動きが慌ただしいね。」

「米は作れないのに米を出せと言われ、仕方がないので蓄えの銭で米を買って納めた。」

「幕閣の動きは場当たり的だな、もっと前から分かっていただろうに。」

「村にも子供が増えて冬備へに大変なのに、迷惑ったらありゃしない。」

「何はともあれ、備蓄を増やすのが先決だ。」


蝦夷地奉行所に、松前藩元家老が詮議のために呼び出された


蝦夷地奉行所の報告を読んだ幕閣の面々は、真っ青になった

薄々密貿易には気付いていたが、此処まで進んでいるとは思ってもいなかった

特に軍需物資でもある硫黄が、ロシア側に流れていたのは衝撃だった

俄かに道東から国後にかけて軍事力強化を推進する事となった

しかし、幕閣は自分達で責任を取る気ははなかった

元家老は斬首、松前藩は取潰しとなった

その遺恨が残る事など、気にしてもいなかった


箱館奉行所から蝦夷地奉行所になったところで、人手不足は変わらない

徳内村の代官一之進を、新設の小樽奉行に昇進させた

が、他の新設の奉行所や代官所の員数が埋まらない

一方徳内村は、もはや村と言うより薫陶を受けた人物が各地で開拓・事業をおこしている

今や、徳内衆と呼んだ方が良い形になってきていた


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