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箱館の大火

ここでさらりと、歴史改変

箱館の赤レンガ倉庫街ができるのは、明治になってからです

この世界では、もう建て始めます

文化三年(1806年)、箱館を大火が襲った

弁天町から広がった火は、域内の半分を焼く被害を与えた

問屋の多く立ち並ぶ地域の大火災は、高田屋と島本屋も大きな被害を受けた

なお、この大火をきっかけに、常設消防団が創設されたのは、別の話


箱館の問屋の寄り合い場を仕切るのは、高田屋嘉兵衛

「皆さん、個別にやっていては復興にいつまでかかるか分からない。」

「冥加金を出し合って、一気にやるのはどうだろうか?」

「言い出した私は、まずこれだけ出す。」


他の問屋衆、金額に驚く


「それとこれは提案だが、土蔵を一箇所に固めて火除け地にするのはどうだろう?」


「土蔵職人が、そんなに集められるのかい?」


それまで、黙って聞いていた島本屋和右衛門

「一つ案がある。」

「西洋では、煉瓦を使って倉を作る。」

「これは土蔵を作るより、時間がかからない。」


「煉瓦はどうするんだ?」


「実は江別で試作を始めている。」

「この大事に間に合わせるのに、どうだろう此処に居る皆で株仲間を作っちゃ。」


高田屋嘉兵衛

「島本屋さん、面白い話だね。」

「他の者は乗ってこなくても、私は乗るよ。」


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