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形見の品
りんの運命が動き出したのが
遂に長崎で繋がりました
大月良庵宅、良庵と島本屋和右衛門が座っている
「ご無沙汰しています。」
「島本屋さんも、ますますご発展で。」
しばらく情報交換の後、四方山話に
「りんは元気ですか?」
「妹のふでと一緒に、徳内先生の村にいて、元気です。」
「お役に立ってますか?」
「それはもう。」
良庵しばらく考え込んでから、言う
「実は今困った問題がありましてな。」
「りんに関わりのある事ですか?」
良庵、ショーンから聞いたジョーンズの話をする
「辰に今話しても、色々差し障りがある。」
「とは言え、りんの父親の話だ。」
「りんに渡してもいいものやら。」
和右衛門、驚きが隠せないものの、落とし所を見つけた様
「私よりも、一緒に住んでる妹のふでに任せたほうが良いでしょう。」
「大月先生、お手数ですがふで宛に手紙を書いていただけますか?」
「ジョーンズさんとやらの手紙と、形見は封印して私が預かります。」
和右衛門、良案宅を出てため息をつく
「やれやれ、また重い荷物を背負っちまった。」
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