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商人たちの次の手

色々考えていた商人たちが、それぞれ動き出しました

島本屋の応接間

豊治と春次が、お礼に来たので和右衛門が応対している

四方山話をしている中で、二人はペーチカを見て閃いた事を無邪気に話して帰る


和右衛門一人言

「煉瓦か。」


「瓦葺きはこっちじゃ少ない。」

「それに、今更瓦の製造をしても淡路にゃ敵わない。」

「しかし、瓦と煉瓦の製造法が似ているなら、瓦職人を呼んで試させるのも面白い。」


和右衛門、覚え帖を繰り出して蝦夷地で土器を作っている場所を探し始めた


翌日


和右衛門と息子の六右衛門が座っている

「お前にゃ、今年から帳場に入ってもらう。」


「で、私は長崎まで出張してくる。」

「その間、番頭の喜助の言う事を、よく聞いて勉強してくれ。」


六右衛門の心の声

(次は嫁取りか?)


高田屋の持ち船

高田屋が、甲板に立っている

ニシンと昆布の買い付けだ

空船で行くほど、抜けていない

船倉には、京都の古着と清酒が詰んである


「小樽も最近景気が良い、清酒も大分売れそうだ。」

「それにあの辺まで、異国船が来てるらしい。」

「箱館に来るのも近そうだ。」


出島のショーンの私室

「大人しくしている人間にも、使い道はあるな。」


彼は外部への繋ぎに、遊女と医者が利用できる事

門番が融通の効く者なら、遊女の元へ外泊してくる事も確認した


「しかし、思ったよりも大勢島の外に女を囲っているな。」


ジョーンズに頼まれた憂鬱な仕事を思い出して

「ジョーンズも、遊女だけにしとけば良かったのに。」

「ジョーンズの、娘の行先を知っている医者をどう呼ぶか?」

「評判を聞いてると、謝礼は金より書物が良さそうだ。」


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