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商人たちの思惑

次回、香港の魔女が登場します

島本屋の座敷、和右衛門が沈思黙考中

試作船の資材はなんとかなったが、本物を作るとなると、異国製の資材が箱館だけじゃ用立てられない

息子もそろそろ一人前、船から下ろして帳場に入れるか

そうすれば、長崎まで自分で買い付けに行ける


島本屋は、後継候補に必ず船頭仕事をさせて適性を見ていた

海の怖さを知らないものでは、船頭衆を束ねられない

船頭が聖人君子では無いことは、実地に見てくれば、理解ができる

和右衛門さん、まだ家督を譲る気は無いけど、バトンタッチの為の次の段階に進みそう


香港であちこちの商会に挨拶に回っている、ショーン

考えているのは、グラスゴーからアムステルダムまで乗った機帆船と、東洋航路で乗った帆船の事

機帆船は風まち、潮待ちしなくても出られる

つまり定時性が高い

しかし、長距離はいまだに帆船だ

石炭と水の補給港が、少ないためだ

そろそろ整備が進んでいるが、大きな空白地帯がある

それは、日本だ

いきなり日本に寄港地が作れなくとも、炭鉱があって石炭輸出をできれば

わざわざ英国から石炭を運ぶ必要がなくなる


ショーンの、後ろから声をかける者がいた

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