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彼の掛け声と共に、俺の頭の上が光りだす。
タンポポさんだ。
「活性化は成功だよ、龍脈が復活したおかげだね。」
「ん~、…順調~。」
体が熱い、俺の魂と体に龍脈が流れ込んで来る。
同時に、タンポポさんの意識も流れて来るのを感じる、
「やっと君に言える、あの時は救えなくてごめん。」
ふりふり♪
「うん、龍脈は魂と体に定着したよ、後はイルミンスールの根を張るだけだね、今は頭に乗ってるだけだし。」
龍脈?根を張る?なんのこっちゃ?
「ん~、…これで、本当に最後~だよ?」
「君は優しいな、でも、良いんだ。」
「これまでありがとう、本当に感謝しかない。」
何を言っている?まるでこれが最後みたいに。
「俺はウルズを担当する。」
「俺がミーミルを担当だな。」
「そして、イルミンスール自身が、フヴェルゲルミルを担当だね。」
おい、何の話をしてるんだ!
「世界を流れる龍脈を体に宿し、分体のタンポポを苗木に、彼の体を世界と定義して根を張る、これで、この世界に世界樹が復活する。」
「ん~、…本体は魔女のせいで枯れちゃったからね~。」
わかる、体が世界に根を張っている、大地に立つんじゃない、俺が、俺その物が世界なんだ。
「個の力ではダメだった。」
「二人の力でもダメだった。」
「「一人二人の力でダメならば!いっそ世界その物を自分の力に!!」」
「勝てよ、俺!」
「守れよ、俺!」
俺達が、消えていく…いや、同化していく。
「「頼んだぞ!俺!!」」




