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おい、暴れんな、暴れんなって!
きゃいんきゃいん
いやいやするペロ助の口に、首根っこを掴みながら、俺の腕を肩まで突っ込む。うへぇ
なあ聖剣よ、俺もペロ助の為に涎まみれだ、だから今回の事は許せよ。
渋々許す、と言った様な感じの思念を、聖剣から感じた。
よし、奥まで突っ込んだ、後は魔力を流すだけだ。
「戻って来い、ペロ助!」
魔力を限界まで注ぎ込むと、再びペロ助の体が光りだした。うお!眩し!
光が収まると其処には―。
\アルジ~/尻尾ふりふり
元の大きさのペロ助がいた。
「おお?今回はチビのまま喋れるのか。」
\ヒャン!/尻尾ふりふり
「成功だね。」
「ん~、…可愛い~。」
「成功は成功だが…。」
小さくなったら戦えないじゃん!
「ペロ助~、何で小っちゃくなっちゃったんだ~?」
\ワカンナイ!/尻尾ふりふり
そっか~。
心なしか、喋り方も幼い感じだな。
どうすっかねぇ?
「原因はわかるか?」
「ん~、…彼の精神に引っ張られた~?」
疑問形かよ!
ふむ、精神か…つまり、気合いでどうにかなるな!謎理論
「ペロ助、さっきみたいに大きくなれるか?」
\ヒャン!/尻尾ふりふり
鳴き声と共にまた光りだすペロ助、光が収まると。
「デキタゾ。」尻尾ブンブン
おお?体がデカくなったついでに、態度もデカくなったぞ?
「…骨っこ食うか?」
「ウン!タベル!」尻尾ビュンビュン
図体がデカいだけで、やっぱ子犬だな。




