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「彼女は眠りに入ったようだね。」
「ん~、…暫く起きな~い。」
彼女に余計な負担を与えてしまった、もっとうまくやれよ今の俺!
まぁ、無意識に干渉して、無理やり誘導してるから、しょうがないけどさ。
「さて、あまり彼女を待たせるのも忍びないし、始めようか?」
「ん~、…私から~。」
「頼む、ペㇽロ…いや、ペロ助、おいで。」
\ヒャン!/聖剣ぴっとり
「ん~、…今から君の枷を外すよ~。」
\ク~ン?/聖剣ぴっとり
枷、ペロ助の種族には、魂に生まれつき枷が付けられている。
ペロ助の種族は、神々に災厄を齎す者、フェンリスウールヴ。
彼の森の魔女が生み出した災厄の獣。
フェンリスウールヴは本来、彼ら神々に敵対する者であるが、ひょんな事でペロ助の親と、俺は仲良くなってしまった。
神々が施した枷を外す、それは本来なら、絶対に避けるべき事態である。
だが、ペロ助なら大丈夫、俺は育ての親でもあるから懐かれてるからな。
まぁ、この後、一仕事しないといけないんだが、今回は楽勝だろう。
「ん~、…外れるよ~。」
ペロ助の足に光の足枷が出現した、そして足枷は、出現と同時に崩壊していった。
ペロ助の体が光りだし、段々と体が大きくなっていく。
何時か見た親の大きさの半分程、5メートル位かな?
「来るよ。」
「ああ、わかってる。」
ペロ助を包む光が消えた、そしてソコに居たのは―。
「GRAAAAAAAAA!!」
狂暴化したペロ助だった。




