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目の前に、俺の姿をした奴が二人正座している、いや、させている。
「で?」威圧発動!へいへい相手はビビってる~!
「えぇっと…。」
「何と言いますか…。」
「あぁん?」メンチ切り発動!目の前で揚げたてメンチカツを切る!
「どっから持って来たんだよ…。」
「コイツめちゃくちゃだぞおい…。」
ごちゃごちゃとうるさい奴らめ!熱々メンチを食え!
南極条約違反?おでんじゃ無いからセーフだ!
「あっふ!」
「おふ!あふ!…うま。」
ふふん、勝った。謎理論
「シリアスがどっか行っちゃったね。」
「ん~、…お腹すいた~。」ぐ~
ん?何やら美少女が涎を垂らしながらメンチを凝視している、食いたいのか?ほれ
ぱく
「ん~、…美味しぃ。」もぐもぐ
うむ!この娘は面白い子だ!尻尾があったらブンブン振ってそうだな。
少しぽんこつに似た雰囲気があるな、同類か?
ぽんこ2とでも呼ぼうか?
「ん~、…それは嫌。」
心を読みやがった、意外と油断ならねぇなコイツ。
「成程な~。」ふむふむ
あれから、こいつ等が何をしようとしてたのか吐かせた。
実に下らん。
「わかってくれたかい?なら。」
「断る。」
「ん~、…超頑固者~。」
うるさい。
「頼む!協力してくれ!」
「君に押し付けたのは謝る、すまなかった、だがわかってくれ。」
「断~る!!」
全てを聞いた上で、俺様は断る。
そもそもこいつ等間違ってるんだよ。
何か悲壮感に包まれ始めたぞ、こいつ等、…はぁ~わかって無い、わかって無いなぁ~、俺様が一体誰なのか、って事を。
「あのな?そもそもお前等、手段が間違ってるんだよ、世界樹の復活はまぁいい、コレは世界にとって必要な物なんだろ?」\コレイウナ/
「だが、復活の為にお前等が犠牲になるのが納得いかねぇ。」
「必要な事なんだよ、世界樹の根は他世界の泉に根を張る、それがウルズの泉、フヴェルゲルミル、ミーミルの泉、だが今の彼女に全ての根を張る力は無いんだよ。」
「だから人柱になるってのか?アホか、んなもんいらねーんだよ!」
人柱なんて必要ねぇ!なんたって俺様は―。
「…人の域を超えてるね。」
「ん~、…危険~?」
「おいおい、嘘だろ…。」
「はは、もう笑うしか無いね。」
ほら、やっぱり必要無かった、世界樹の根は俺一人で十分根を張れる。
何故って?んなもん決まってるだろ、何故なら―。
「〝最強〟だからな。」




