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【魔法少女リリカルなのはStrikerS】「第四話から第十二話」感想





【始めに】

第三話までの感想を書いてから感想を書くことがなく、こうして第十二話を見終わった今、書くという状況なのでどういう感じになるかわからないけれど、書いていこうと思う。


【感想】

私の記憶では第6話ほどでようやく敵の正体が見えてきたという感じだった。前回の感想では、敵の正体がそもそも登場していないから練習をしていても緊迫感がなく、穏やかでいるということを言ったりもしたが、第六話でそれは大きく変化した。


ロボット系というカテゴリーで統一された敵が軍隊のように現れる。時空管理局と正面衝突というよりも、レリックを探す競争をしているような感じ。


そして第十二話で本格的に人造人間の存在が示され、おそらく人造人間のような敵も人型で登場した。


ステルス性能を持つものや長距離砲撃型など様々なバリエーションがあり、良かったと思う。


個人的に敵のグループに関して好きなところは、敵が一枚岩になっていないことである。

黒幕としてはおそらくスカリエッティという人造人間を作ったりしている多重犯罪者なのだが、その協力者として対等な立場である、ルーテシアという人物がいる。


敵のその関係が詳しく言葉として語られることはないため、仕草や言動から予想することができる。

説明しすぎない視聴者に考えさせる要素は重要だと思う。


無印のなのはではフェイトは純粋無垢な騙されている存在で、プレシアが敵の立場であった。

A'sではシステムが敵で、それに対して必死に行動する騎士達は敵のようなものには見えなかった。

以上のなのは的世界の物語構築の癖から、私は今回のstrikersでも完全に敵というのは存在しないと思う。


スカリエッティが無印のプレシア敵存在であろうことは確かだが、スカリエッティは今までの行動から見て、その狂気に走っているのは元々であるというところだ。いわば救いようのない存在とでもいうのだろうか。


無印ではフェイトは騙される側の敵であったが、今回その立場にいるのはルーテシアだと思える。

しかし、ルーテシアはあくまでもスカリエッティに協力をしているというスタンスであることが作中通して示されているので、やはり無印の時の構造からかなりアレンジしているとは思われるけれども、芯は残るように工夫しているのだと思う。


また、ルーテシアは物語上、同じ召喚術師であるキャロと何かと関わりがありそうな気もしている。


【感想 ②キャロとエリオ】


ちなみに、キャロとエリオは非常に仲が良く、シャーリーも彼女たちをくっつけようと努力しているが、この関係は正直、多くの面で理にかなっていると思う。


やはり、二人は共に幼く、フェイトに育てられた子供のような存在である。そして、どこまで強くなったとしても、今回の作品で彼女たちの立ち位置というのはチームを牽引するのではなく、チームの一員としてチームの厚みを生ませ、さらに個を出すという役目だと思う。


背景に兵士たちがいることで、将軍の戦闘に重みが生まれるというのは嫌な例えではあるが、戦闘面においてこの二人は正直そういった立ち位置になっているとは思う。


戦闘面でキャロはルーテシアとの能力の相似などから個が立ちやすいが、キャロはショタ属性という部分を除いてあまり個が立っていないように思う。能力がスピードで割とフェイトと似ているし。


また、二人とも幼く、ティアナのように殴られたりして成長するというシナリオをさせるにはやや幼すぎる。


幼いキャラはあまり打たれたりしないというのは暗黙の了解になっているとは思うが、そういった都合で戦闘描写においてドラマを作りづらくなってしまう。

だから、本編ではフェイトとの親子のような関係性を強めに語ることで、フェイトを含め、見せ場、個を作っているのだと思う。


とはいっても、フェイトの母親味が目に見えて帯びてきたと思う。

第十話の久しぶりの休日の回で、キャロとエリオに手を振るフェイトの様子を少し羨ましそうに見ているなのはの顔から判断するに、なのはも若干母親という存在に憧れているのかもしれない。




【感想 ②フェイト】

そのままフェイトの話題に行こうと思う。今回はA'sの時と比べてフェイトの扱いが大きく変わったと個人的には考えている。どちらかというと無印の時の立ち位置似ているように思う。


というのも、A'sではほぼ全ての場合、なのはとフェイトちゃんは一緒だった。

戦うのも一緒で、デバイスを新しくした時も一緒。お泊まりしたり学校では二人ではなしていた。


そういう二人で一つのようなものがA'sのフェイトちゃんとなのはにはあったと思う。


その点がstrikersでは結構変わったと思う。


以前、フォワード4人を教えたりする際には、なのはとフェイトは同じような立場になっているように思えたりもする。


それは、スバルとティアの教官がなのはで、

キャロとエリオの教官がフェイトちゃんという側面があり、

これが、なのはとフェイトの役割が似ている!と思わせるポイントではあるのだが、


実際、蓋を開けてみると、フェイトは実際の模擬戦や練習ではそこまで顔を出すことはなく、なのはが中心になって活動している。演出的になのはだけでは足りないので、ヴィータちゃんなども指導教官にしているほどで、

そこにフェイトの影は見られない。


ではどこにフェイトちゃんはいるのかというと、主に、はやてとなのはの中間的立場である。


はやてはほとんど戦闘はせず、機動六課のトップとして話し合いや会議の場で活躍している。なのはは実地教育。フェイトはというと、どちらも補佐をしているといった感じである。


おそらく、なのはとフェイトをどちらも実地教育に使うと、はやての方とフォワードの訓練側を結びつけてくれる存在がいなくなり、

分断されたような状態になってしまうからだとは考えられる。


だからこそフェイトちゃんを中間的位置にしたのだと思う。


そしてこれを行った結果、なぜかフェイトちゃんは模擬戦などの訓練の後に一人でいるなのはの後ろから「お疲れ」と声をかける立場になったのである。


・なのはは無印の時からそうであったが、心の強さと周りに比べて圧倒的に動じず、自分を持っていて精神的に成熟しているのだが、

それが教官という立場でより引き立っているように思う。


・フェイはなのはの補佐やはやて側で動いたりなどの便利屋として主に人のためになることをするようになり、彼女が持っていた優しさというものがより引き立っているように思う。


それによって、なのはをまるで仕事帰りの夫のようにさせ、

フェイトをそんななのはを笑顔と温かいご飯で迎える新妻のようにさせているのだと思われる。

キャロとエリオに接するフェイトを後ろから微笑みと共に眺めるなのはを見れば、

もう家庭はできているように思う。




【感想 ③なのは】

なのはについては、過去に大怪我を負ったということが明かされ、それゆえに、

「正しい練習を行う。」

「無茶はしない。」

というようなことを深く考えるようになり、

それによって正しさを求めるあまり無茶をしたティアにアレな対応を取ったという部分が、

なのはという教官の生徒への思いやりと厳しさをうまく表しているように思われる。


実際、ティアとスバルはまだ若い新人ということもあり、勢いが勝って危険を顧みないことがよくある。

スバルはまだマシで、ティアが酷いのだが。


改めて見返すと、最初にこの二人をスカウトした際の昇給試験でもこの二人は無茶をした。


その時はやんわりと注意されていたわけなので、

第七話第八話の無茶への叱責は何も突然ではなかったのだろう。


無茶をするな、というのはアクションものの作品では異例の言葉のように思えるが、なのは自身の落ち着いた性格や、小学三年生にして悟りのようなものを開いているようにすら見えた目の色から考えるに、

そもそものなのはらしい戦闘への考え方だと思う。


実際に無茶で本人が怪我を負った過去があったわけだけれども、それは強調に過ぎず、ストライカーズ第一話から第十二話現在まで見える、

なのはの大人びた落ち着きが、それを案に示していたようにも思える。




と、ここまで書くとやはりフェイトやなのは達という、戦闘に慣れた人たちと、まだまだ未熟なフォワード4人では、

依然として戦いでの動きの幅や戦い方に違いが見られると思う。


A's最終版でのフェイトはシグナム相手に、一度でも攻撃を喰らえば大怪我を負うような軽装備で立ち向かった。軽量にすることで彼女自身のスピードを活かすというものだが、今のフェイトは絶対にそんなことはしないだろう。

それは今ならそんなことをしなくても良い、という意味ではなく、

それはそれほどの無茶をとるほどの重要な局面か、という意味だ。


また、無茶をするというのはこの話において重要なキーワードだとも思う。

なのはの戦闘への向き合い方だけでなく、

この作品に隠されたシステムにすらこの無茶というものが蔓延っていると思う。


今回の敵はA'sの時と大きく違う。何が違うのかというと、今回の敵はある種余裕の笑みをしているというところだ。


スカリエッティは戦場には登場せず、ずっと自分の研究室で笑っている。

ルーテシアは顔色一つかえず常に虎視眈々としている。


A'sの敵という立場であった騎士達は皆が本気だった。はやての身の危険を知った時の彼らはなのはやフェイト以上に悲壮な顔をした。そしてなのはやフェイトを超える熱量を持って、戦闘を行った。


それが今回の戦闘にはないのである。守らなければならない意思というものはそれぞれには個別にあるというえるが、騎士達の時のように集団で一つの目的を遂行することを目的としていない。


そのため、熱量というものがA'sの時よりは落ち着いているのだ。

私は勝手にそう考えている。


それは先ほど言っていた、「無茶」という言葉に深く関わる部分だと思う。


また、では実際に熱量が最高潮になる部分、いわゆる無茶をする場面はどんなものだろうと思ったりもする。


その時、システムにそれはもうあるのだと思う。


というのも、それは「リミッター」というシステムである。


これは視聴者の鬱憤を溜めるものだと言われることもあるかもしれないが、

これこそ、「無茶をしない」というものを体現しているように思う。


そして無茶をしない状態でそのままアニメが終わってしまうことなどない。


無茶をさせるというシステムを作っている以上、一番良いところで

「リミッター解除!」と叫ぶのだ。

この時が「無茶をしない」から「無茶をする」という状況に移行する時のサインで、


無茶をするほどの重要な局面


という状態を演出し、終盤での熱をより一層高めてくれるのだと思う。




【終わりに】

今回は少し長く書いたし、文体自体は一度も推敲しませんので読みにくかったと思います。


それでも随所に私の思いを込めて書いますので、

「ここいい見方!」

と思っていただければ幸いです。


ちなみに、今日本屋に行ってVIVIdの漫画の第1巻を少しばかり立ち読みしたのですが、驚いたことがあります。


なのはの養子として高町ヴィヴィオ(?)という子が登場するのですが、

その子はなのはに育ててもらっている二人暮らしだそうで、

「なのはママ」

と呼んでいるんですね。


(あ、ストライカーズ第十二話ほどでクロノくんは結婚してました。誰とかはわからないけど。)


そして、リンディさんやシグナムさんには、「ママ」とつけていないのに、

もうひとり、

なのはママ以外に「ママ」をつける人がいるんです。


さぁ誰でしょう?

驚きましたよ。


そう、、、


それは、



「フェイトママ」だったんです。


え?フェイトママ??


素晴らしい。

公式がもう認めたということなのでしょうか。

こういう、明確な言葉や行動で「二人はそうです!」というのではなく、あくまでも目線ややり取り、会話、子供という部分で魅せていくスタイルは

本当に素晴らしいと思います。


フェイト自身、無印の時は家族関係で酷いことになっていて、A'sでもそれはまあ治りつつリンディさんとある程度上手くできていましたが、

ストライカーズでキャロやエリオのお母さん的存在になり、

そしてVIVIDでついに「フェイトママ」と呼ばれるようになったのを思うと、


感動しますよね。

ちなみに一巻自体はちゃんと呼んでいないので、依然として私はストライカーの十二話までしか見ていないという状況ですので、今後も楽しみですね。


なのは

フェイト

いいね



あと今回書かなかったけど、はやてちゃんが本格的にかなり大変そうで、精神的なストレスも溜まっていそうで結構辛そうな感じがする。はやてちゃんはA's同様、自分が辛いのを隠しがちだから

ほんとう、お願いするよ。


11話で今日はゆっくりできるかなぁと言ってたのに、

そのままリミッター解除して頑張ったんだから

休ませてあげたい。

のに、なんか陸軍の方でめんどくさい上司みたいなのが接触しそうで本当に腹が立つ。

まあそいつがはやてちゃんのシナリオにおける敵みたいなキャラなのだろうから

敵は必ず負けるので、

(悪意100%はそらもうコテンパンに)


だから心配することはないけれど、

それでも心配ですね。


フェイトちゃんは割と順調そう。

やっぱりはやてみたいなトップは大変なんだろうな。

なのは教育で大変だし。


とにかく、

フェイトちゃんとなのはがおそらく一緒の部屋の大きなサイズのベッドで一緒に寝てるはずだから、(第三話くらいで見たから)

それをもう一度映してほしいっていうのはかなりある。


フェイトの寝顔を見て笑みが溢れるなのはと、

なのはがスースー寝息を立ててる可愛い寝顔を見て静かに顔を赤らめて微笑むフェイトちゃんの

二人が見たいんだ。

魅せて

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