【魔法少女リリカルなのはA's】「全話視聴の感想」本当に、ありがとう。
【始めに】
本当に良かった。
この作品自体が本当に良いものだったし、
こんな作品に出会うことができて本当に良かったし、
フェイトちゃんもはやてもなのはも失敗しそうで間違えそうで道を外しそうだったけれど
それぞれがちゃんと答えを出せて良かった。
みんな納得してこの事件を終わらせることができて本当に良かった。
そういうふうな感謝の気持ちで今はいっぱいです。
本当に良かったです。
【感想 ①^八神はやてという女神】
まず最初に、第八話から見始めて十三話まで一気に見て今感想を書いているという状況になります。
そのため、本来は時系列順にお話しできれば良いと思っていたのですが、なんせ今湧き出ている思いを今カタチにしたいので今描きたいものから描かせていただきます。
今一番描きたいのは八神はやてという存在です。
もう本当にー優しい方です。
優しいというかなんて言えば良いのかわからないです。
尊敬という思いも違うと思います。
普通、ああいう思考にはならないです。不慮の事故で両親が小さい頃に他界して、幼い頃から一人暮らしをしていて車椅子生活をしている。
私がそんな状況なら、ということを考えることも想像をすることもはやてちゃん自身の実際の経験や毎日に相当すらできないと思います。
文字通り想像を絶している生活です。
普通なら閉じこもります。
なのに彼女は閉じこもっていない。他者に優しさを持ち、他者の苦しみや悲しみを自分以上に悲しみ苦しむ。
そして他者の笑顔のために
自分が不自由だからとか関係なしに行動する。
間違いなく一番意志の強くてまっすぐな子です。
順序がおかしいですけど、十三話のあるシーンの話をしても良いでしょうか?
リインフォースという子がいました。そのこは闇の書であり、統制プログラムを停止することもできないため、
更なる被害を起こさないために消滅を余儀なくされました。
リインフォースは闇の書であり、人間のように生きている存在ではないと
彼女自身は言っていました。
けれどそれに対して"なのは"がはっきりと否定するところも
恐ろしく狂おしく痛切に心に響きましたが
第十三話の、リインフォース自身が消滅を望み、
なのはやフェイトにお願いして消滅の儀式を始めているときに
なのはに、「はやてに最後に会わなくて良いのか?」と聞かれて
「彼女が悲しむのは見たくない。」と言った。
彼女自身は会いたいだろうに、それよりも彼女が悲しむかどうかを優先している。どれだけこのリインフォースという子は思いやりがあるんだ、と思うわけです。
それで儀式が進む。
はやては来ないだろうと私は思っていました。吹雪の中ですよ?守護騎士たちは皆儀式のそばにいて、
病院にいるはやては病院から出る術などありません。
なのにくるんです。はやては吹雪の中、車椅子を自分で押して荒々しい息遣いで
真冬のクリスマスの吹雪の夜を
一人で来たんですよ?
それで何をいったか。
「やめて。」
リインフォースが消滅するのをやめようって言ったんですよ。
意味がわからない。
彼女は闇の書の主だから自分でなんとかできるって、
でもリインフォースはたとえ主人だったとしても止められないと知っている。
でもはやてはそんなの関係ないという。
でもリインフォースが生きていれば、闇の書が生きていればまた再生して今度はせっかく回復し始めたはやての体を蝕み始めるって。そういうことをリインフォースははやてに訴えるんですよ。
なのに、はやては
「それでもあなたはずっと悲しんでいた。これから幸せにしようっていうところなのに。」っていうんですよ。
それはもう話が違うじゃないですか。
守護騎士たちの思いも汲んでくださいよ。
誰のために主の命令に逆らって闇の書を集めていたんですか?
でもそんなものも関係ないんですよ。自分の命も関係ないし、
自分のために尽くしてくれている人の思いはもちろん重要だけれど、
目の前の自分のために消滅することを望む不幸だった彼女の方がもっと心配なんですよはやてにとっては。
わけがわからない。
ついにはやては強硬手段で止めようとして車椅子でもっと近づこうとするんです。そのときに石に当たって転ぶんです。車椅子ごとバランスを崩して吹雪の中に落ちるんです。
リインフォースはそんなはやての頬を触って
「十分幸せです。」
そして、
「私は世界で一番幸せな魔道書です。」っていうんですよ。
それでもはやては納得しないんです。
だからリインフォースは自分の意思を込めたものを残すんです。
それをはやてに渡す
それが私ですって言って
そしてついに去るんですよ。
はやてはそれを受け取った。
その時のことです。
そのリインフォースの意思がこもったものが少し光を反射させていたんです。
それは涙なんですよ。
はやてのものではなくて、
リインフォースの
だからはやては余計に力を込めて愛情を込めてそれを抱きしめたのだと思います。
本当に優しい人だとかそういうレベルじゃない。
正直、全体を見てみると、今回の話も
闇の書の事件も
当事者の誰一人も悪くないし、
みな仲間のことを思い遣って
最善を尽くそうとしてる。
偽善と言われようとなんと言われようと
法律に従うとか
何に従うとか
人によって違っていて
自分が正しいと思うこと、それは周りのためになること
それを第一に行動してる。
今回わるかったのは改変されてしまった闇の書のシステム、システムが悪かったんです。
無限に再生と転移を繰り返すもの
それがあったのがダメだったんです
だから誰も悪くないんです
だからはやての行動がなかったら私は
この作品に対して
この作品の終わり方について
相当な怒りを込めて
叫んでいたと思います
なんでこんな終わり方にしたんだって。
リインフォースは魔道書です。闇の書本体です。
でも彼女は元々健全な魔道書だった。
なのに力に溺れた過去の主人によって能力を改竄された。
それから闇の書と周りに呼ばれるようになって
嫌われて
怖がられて
今回だって本当は悠久の時の牢獄に入れさせられようともしていた。
なんでそうなったんですか?彼女は何も悪いことをしていない。
今回の終わり、
闇の書はどう頑張っても再生するしかなかった。また悪さを働くようなシステムになっていた。
だから闇の書であるリインフォースを消滅させることが、
今後を踏まえた上で最善だった。
だからリインフォースは自らの消滅を誰よりも早く望んだ。
それで消滅されようとしていた。
でもおかしいでしょ?
彼女は本当は何も悪くない。
システムのせいで彼女はずっと不幸な人生を送らされた。
ことが終わって守護騎士やそのほかの闇の書繋がりの人たちも幸せに生きれる毎日を享受できる権利と未来を得たのに
彼女自身はシステムと付随していたから消滅するしかなかった。
おかしいだろあんまりだ。
だから嬉しかった。私ははやてのあの行動を、あの本心からの思いを聞いて
嬉しかった。
これがなのはA's、はやてなのだと知った。
リインフォースへのあれだけの愛と愛情と思いやりと願いと執念はリインフォースだけに向けた思いではないんだ。
もうそれを超えているんだ。
不当に不幸になって、
それを自分のせいだから仕方ないと受け入れて
周りのために自分を犠牲にする、
そんな全てに言ってるんだ。八神はやて自身の行動がそれを伝えている。
そこには彼女自身も入ると思う。
車椅子で、不慮の事故で両親が死んでずっと一人で暮らしてきていて
周りに頼れる人はいなくて最近までずっと孤独で、
毎晩痛みと闘って、
守護騎士と出会ってからは彼女たちの世話もして
小学生なんだよ?
意味わからない。
そんな仕方のない不幸の道を歩まざるおえなかったけど
周りのために常に行動してる子なんだ。
それがさっきはやてがあの言葉の中身である、リインフォースを決して見捨てなかっただけでない、
自分自身をも決して見捨てないその意志があったんじゃないかな。
私はそう思う。はやてはみんなに優しかったし、みんなの笑顔のために頑張っていた。
けれど同時にこうも思うんだ。
はやては絶対に自分のことも大好きだったはずだって。
絶対に一度も決して自分のことを見捨てようと思ったことなんてなかったって。
それは絶対に彼女の中にある意志の一つだと思うよ。
【感想 ②フェイト】
フェイト。はいそうですよ、
第十一話。
闇の書に吸収された中で彼女はある夢を見たんです。それは理想郷とも呼べるほどの世界で、
かつての自分が何よりも求めた世界で、そのためにどんなに辛いことがあっても頑張ってきた世界。
プレシアがいてアリシアがいて自分がいる。優しい母親で平和な世界。
そんな世界の夢を見るんだ。
正直ここは本当に驚いたし、
これをしても大丈夫なのかとも思った。
無印の時からA's第十一話に至るまで十一話もの期間が空いている。
A'sでフェイトはなのはと親睦を深めたしアリサやすずかと仲良くなれた。彼女自身の新しい生活が広がった。
その上で、なぜここであの日のフェイトの理想郷を見せるんだって、
本気で私は怒り半分困惑半分になってました。
最初フェイトは驚きつつ、でも「これは私のずっと欲しかった世界だ。」って言ってしまった。
その時に私は膝から崩れ落ちるくらいの絶望と悲しさを感じた。
なんで、って。
無印の時と変わっていなかったの?って。
なんでA 'sであれだけ新しいフェイトとして生活をして
リンディさんと関係を築いて
なのはと一緒に魔法少女をして学校生活を送って、
そこであんなにフェイトは幸せそうな顔をしていたのに
なのになんで求めていた世界が無印の時のままなんだよ。
プレシアに脅かされて孤立していた時と変わっていないんだよ。
そう思った。
私はその時そのシーンを見てそう思った。
制作人は何もわかっていないって思った。
でもそれは少し違ったようだった。
フェイはやっぱり強かった。
無印の時も心は強くて、
でもA'sでもそれは同じだった
私が、フェイトの理想は無印の時から何一つ変わっていない、A'sでの日々はなんだったんだよって勝手に怒っている中、
フェイトは静かにその夢の世界を観察していた。
フェイトはなんでこんな世界に自分がいるんだろうって考えていた。
それで気づいたんだよ。ここは自分が何よりも求めていた世界だって言うことに。
彼女はそれを別の他人の考えを言っているかのように淡々と冷静に言っていたんだよ。
フェイトはもうこの後どうするかを考えていたんだよ。
私は製作陣の考えを全く理解できてなかったんだよ。
フェイトはアリシアに対して、
ここは私のいる場所ではない、
本当に魅力的だし、この世界を通じてプレシアやアリシアが悪者なんかじゃないことをもっと深く理解したけれど、
それでもここは私の場所じゃないって言ったんだよ。
過去からの成長?そんなんじゃないんだよ。
確かにフェイト自身はかこの自分の夢であった世界で一生過ごしていいと言われたけどそれを断った。そのかつての自分の夢だった世界よりも幸せな世界を今は生きているってわかってるから。
そこは確かに成長なんだよ。
でもそれだけじゃないと思うんだ。
プレシアがあんなことをしたのだって、彼女が悪いんじゃないんだ。
ただ運が悪くて、
自分ではどうしようもない不運が重なって
理想の暮らしが大きく破綻して
その不運を無かったことのようにしようと頑張って
でもその頑張りが
正しく無かっただけなんだ。
プレシアもまた、どうしようもない不運の犠牲者なんだ。そしてそんなプレシアに脅かされたフェイトもまたどうしようもない不運な犠牲者なんだ。
プロローグで悲しみの連鎖っていう言葉の意味がわかったよ。
そしてフェイトはどうしようもない不運の犠牲者で、それでこの夢の中で一生暮らしてもいいってアリシアに言われたんだ。
リインフォースの話でいけば、あなたは一生この世界ではやてと一緒に幸せに生きれるって言われたのと同じようなものなんだ。
でもフェイトはそれを拒否した。
自分には待ってるものがあるって。
やらないといけないことがあるって。
レインフォースはあの世界で待ってくれてる人なんてきっといない。ただやらないといけないことがあっただけ。
でもフェイトのこの夢の世界から退く決断とレインフォースの決断には
どこかにているところがあるはずなんだ。
だから私は
フェイトのこのシーンを見た時、最初は怒ったけど、
今は感謝しているんだ。
今回でキッパリと無印の時の自分と決別できたし、けれどそれは嫌味な終わり方ではなくて、
そちらの世界も愛しているけれど、
私にはやるべきことと
今まさに私を必要としてくれている人がいるところと、
自分がそこにいたいって思えるところが
こっちにはあるからって言って
別れたんだ。
それはレインフォースも同じ。
満身な思いなんだ。
本当に一番良い終わり方をしたと思う。
フェイは本当に良い子に育っている。
それを感じることができて
私は感無量だ。
なのは?
彼女は誰が何をいうまでもなく
最高の子だよ。
はやて。
あなたのその心の清さと強さと
そして愛は
あなただけのかけがえのないものだ。
不幸な過去と私は言ったけれど
その過去が無かったらあなたはそんなふうには育っていなかったと思う。
だからあなたにとっては、不幸の連鎖も全て愛おしい記憶なんだと思う。
本当に強いよ。そして優しいよ。
【最後に】
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。
改稿も推敲もするつもりはなく、読みづらい文章だと思います。
それでも読んでくださりありがとうございました。
優しかったから壊れたんだよ。という言葉をアニメ本編の終盤で聴いた時、
私は呼吸が止まりました。
壊れるってただ一概に悪いことなんかじゃないってそんな浅はかな考えでは失礼だけど、
それでも十分に、
何か良くないことをしてしまった相手を許すために
まず使える言葉のようにも思います。
私はフェイトのように心が強いわけではないので、
本当は優しいのだったとしても受け入れられないかもしれないし、
はやてのように優しくもないので、
相手のことを考えることもできないかもしれない。
それになのはのように成熟した精神を持っていないので、
どこかで自分が失敗してしまうかもしれない。
けれど、
フェイトならそれを受け入れるし、
はやてならそれを心配するし、
なのはならそれをうまく処理するのだと思うと、
心のどこかで笑えそうな気がします。
対話をして、
繋がりを感じて、
優しい心を持つ。
今の私にはまだまだだからこそ、
それを教えてくれたこの作品には感謝しきれません。
本当に、ありがとう。




