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The Tír na nÓg 〜ティル・ナ・ノーグ〜  作者: 佐藤つかさ
第二章 承
46/222

5-9

 プルミエールは大きく分けて6つの部門に分かれる。

 糸、服飾資材、皮革素材、縫製業者、衣装デザイン、マジックアイテム。

 プルミエールで提案されたトレンドが、ファッション業界の動向に大きな影響を与える。それだけ重要なイベントなのである。

 

 それは業者にとって、王族や貴族に自分の腕を買ってもらうチャンスであり、新人デザイナーにとっては自分を認めてもらう登竜門でもある。

 だからこそ、何年も前から練りに練って、綿密なプレゼンを行うのだ。何千何万の情熱が入り混じり、夜だというのに真夏のビーチよりも暑い。

 しかし時には、そういった世俗のしがらみに興味がないマイペースな輩がいたりもするわけで――

 

「やーぁ。アイリスちゃん、いらっしゃーい」

「その声……ひょっとしてゾロさん?」

 

 ゾロと呼ばれた男は「そうだヨー」と気楽な返事を返す。

 180を超える長身は無駄なぜい肉をそぎ落としているが、今は気だるそうに背中を折り曲げ、机に突っ伏している。

 本来耳がある場所には獣の耳が生えていて、その形は狐によく似ている。

 顔立ちも肉食獣のそれのようで、彼が人睨みすれば大抵の者は委縮するだろう。――今は日向ぼっこしている猫のようにおとなしいけれど。

 しかし今は夜だし、彼もまた猫ではない。

 

 本人曰く「天狐テンコの末裔」

 そして、ティル・ナ・ノーグでは知る人ぞ知る、マジックアイテムの店主ことゾロ・プラテアードである。

 

 

「ヌエヴェ・コラス、出張販売でぇーす」


【ゲストキャラクター】

ゾロ・プラテアード(Zorro Plateado)

creator: 水居さん

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