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その日の夜、ルチアはデリックと共に楽しい時間を過ごした。
元々アルコールはあまり得意じゃないのだが、美味しい紅茶の飲み方としてデリックが教えてくれた香りの良いお酒を淹れて飲む方法が美味しくて、つい酔ってしまった。
体中がぽかぽかするのを感じながら、自分でも饒舌になっていることを理解するルチア。気付けば、いつも以上にデリックへの感謝の気持ちを述べて、彼が照れているのを面白く思ったりした。
…きっと、だからなのだ。
普段は隠している気持ちまで、デリックの前でつい漏らしてしまう。
「私、あの人と結婚して幸せになれるのかしら」
ルチアはその日、困ったように眉を潜めるデリックの顔を見たのを最後に、そのまま寝落ちてしまうのだった。




