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今更、愛を誓うのですか?  作者: 黒塔
エピローグ いつもあなたと
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イエリア侯爵家の夫婦に関しては様々な噂が広がった。



誰もが羨むような運命の愛で結ばれた夫婦。それでいて、侯爵様は病気に掛かりながらも愛の力で完治したなんて馬鹿げた噂と共に、ディーナとジュールは社交界に戻ることになった。





ただ、その後の生活はそれほど順調ではなかった。


というのも、侯爵家では2人の赤子の子育てに振り回されることになったからだ。なぜだか、2人ともに乳母には懐かず、ディーナの抱っこや乳をねだるために、ディーナは2人の赤子に振り回される日々だった。



あんなにも泣かずに大人しかったベルの子…今はテオと名づけられたその子は、とにかく泣くのが仕事だとも思っているかのように泣きじゃくった。唯一、ラジェイア公爵が抱いているときは静かになるために、わざわざ子守役として彼を家に呼んだほどである。




一方で、ジュールによく似たライリーもテオに負けず良く泣く子だった。


ただ、少し時間が経つに連れて、少ししか生えていなかった2人のふわふわの髪の毛が実はそっくりな橙に近いはちみつ色だと判明した。そんなこともあって、2人は誰から見ても本当に双子に思えるようで、ディーナを取り舞く変な噂も少しずつ消えていった。




むしろ、ジュールに対して令嬢たちが”実は隣国から逃げてきた王子様かも”と、おかしな噂が広がっているほどである。実際に、ジュールは両親を亡くして親戚もいないことから天涯孤独であることは確かなのだが、ジュールもディーナも特に噂に干渉することはなかった。




それよりも今は、騒がしく目まぐるしい日々を過ごすことに精一杯だったからだ。






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