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ディーナはいつしか教会に1人で行くことはなくなった。
子供たちを連れ、たっぷりと蜂蜜が入った甘いクッキーを持って教会へと向かう。そうして、子供たちと共にこれからも平和に過ごせるよう祈りを捧げた後は、クッキーにつられてやってきた神父のトラヴィスと共にお茶をする。
そんな日々を過ごすようになっていたのだ。
ただ、ディーナの体調は相変わらず良くはなっていなかった。子供たちと過ごす時間も増えて悪夢を見なくはなったものの、眩暈が続き、最近では気持ち悪くて嘔吐することも増えていた。
以前までは体調不良を忙しく仕事しているせいだと言い訳していたディーナだが、最近は子供たちと過ごす時間を優先して仕事もセーブしている。しかし、体調は一向に良くならなかった。
それだけ、自分がしたことは罪深いことなのだろう。夫を呪い、酷い嫌がらせをした結果がこれなのだ。
「きっと、私がしたことは許されないことよ」
そう事態を理解している上の子のエルドに話すことがあったディーナ。しかし、その日エルドの表情は暗いままだった。
「エルド…?」
「母様、これは僕の当たってほしくはない悪い予感なんですが…」




