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チーム神風  作者: 大沼スケッチ


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第二話 非道な弟

一人っ子ですが、兄弟がいると、何かと大変だという事自体は分かります。

 「またかよ」と保健委員の『桐谷長吏』が南雲誠治を手当てしながら言う。実は、野球部が不良グループに絡まらており、誠治は野球部の幽霊部員だが仲間として見過ごせなかったという。


 大沼スケッチは朝に弟『大沼楽米』の朝食を作る係だった。けど最近、楽米は帰りが遅いというか、ニヤニヤして帰ってくるようになり、絶対辺だと思った。まぁ、この辺は不良グループとか人外とかいるけど、別に敵対しない限りは平気である。スケッチは鉛筆、もう『物体化えんぴつ』と呼んだ方が良いか、それでカメラが搭載されたラジコン無人機を描き、スケッチの代わりに尾行させた。


 スケッチは、楽米が山奥にある秘密基地とかに行くのかと勝手な想像でワクワクしていたら、夜明寺に入って行った。だが不思議な壁の影響で、これ以上、無人機は入れなかった為、明日、スケッチは剣城剣自たちを連れて尾行する事にした。


 次の日の夜、スケッチと剣自と誠治と長篠凪と、あと応急処置も必要かもしれない為、長吏も連れてきた。ちなみに長吏は医学部を目指している為、家に帰って勉強したかったし、「それより、みんな、門限とかどうなってんの?」と長吏が聞いたが、みんな気にしていなかった。「せめて門限は守ろう」と長吏がツッコむ暇もなく、他のみんなはズカズカと寺へ向かって行った。


 寺には見えない壁『結界』がある為、簡単には進ませてくれなかった。凪は結界を容易く切り裂いた。(強すぎるだろ)と一同は思った。誠治を先頭に、寺の扉を開けて突撃したら、楽米がミサイルを作っていた。楽米は「えーへー(衛兵)、えーへー(衛兵)」と叫び、不良グループの下っぱが次々と部屋に入ってきた。「ニヒヒヒヒ、まさか兄貴がここに来るなんて思わなかったよ。ただこれを見た以上、帰れると思わないで。いくら兄貴でも容赦はしないから」と楽米は他にも兵器を色々出してきた。


 兵器と霊能力者の集団(下っぱ)、流石に荷が重すぎると思った一同だったが、凪がいるから流石に平気だと思った。けどここで逃げるのは見っともないので、みんな戦う事にした。「えっ、えっ!」と長吏はこの急展開について行けなかったが、みんなもう武器(物体化えんぴつ、竹刀、金属バット)を構えていたので、長吏はいけるか分からなかったが、ヤケクソでヨーヨーを武器として使ってみた。


 やはり下っぱでも練度が高く、意外と強かった。「下っぱだからって弱いと思ったら大間違いだ!」と下っぱの一人が言ったが、その通り、スケッチたちは意外と数の暴力に押されていた。「待て、トドメは自分に刺させてくれ」と楽米は割って入り、兵器を起動させたが、爆発して寺が更地になった。

 すると背後から殺気を感じ、振り返ってみると、ニコニコ顔のメイド服を着た歳上のお姉さんがいた。楽米と下っぱたちは明らかに動揺していた。するとメイドは楽米の耳を掴み「どういう事ですか?楽米幹部」「嫌、だって、侵入者がいて」、「だからって私の家を粉々にして良い理由にはならないでしょ!」と、楽米と、ニコニコ顔だが雰囲気が笑っていないメイドの喧嘩が始まった。


 数分後、メイドは楽米と下っぱたちにお仕置きした後、スケッチたちに振り向き、お辞儀をして、「お初にお目にかかります、私、『夜明陽彩』と申します。不良グループの幹部として『ボス田』様のお世話も兼ねております。」と、丁寧に挨拶した。


 次の日、やっぱり下っぱに押された事に納得がいかなかった、スケッチと剣自と誠治は、放課後に裏山で特訓する事にした。だが今回は特別講師として凪と、応急処置役として長吏を呼んだ。スケッチたちは、凪が魔王家族の人というなら、兵士たちも居ると思い、特訓に使おうとした。ただ凪は呆れて、「兵士なんて学生の特訓に使うものではないわよ」と言ったが、今回は特別に交渉して来ると、凪はみんなをガシノ王国へワープさせた。


 ガシノ王国は、砂漠の国で、当たり前のように、人間より魔物の方が多かった。長吏は「ねぇ、本当に帰れるよね、俺もうすぐ塾があるんだけど」と不安気になったが、「大丈夫よ、魔物も人間と同じようなもんだから。それに帰りたいなら校門前までは送れるわ」と凪が長吏を安心させるつもりで言った。


 城下町を歩いていると、不思議に思ったのだが、結構、顔が美形の魔物たちが多かった。凪が、「この国の魔物たちは基本的に顔面偏差値が高いの」と説明してくれた。すると、城の門まで着いた。凪は門番に交渉した後、みんなを城に入れた。やはり城の周辺には結界が張られており、敵にすぐ城の内部まで攻められないような、警戒心バリバリの設計になっている。


 兵士小屋まで着いた時、「けどうちの国の兵士、かなり強いわよ」と、脅しのつもりで凪は面白がって言った。みんなは不安になり、少し後退りした。今回はゴーレム戦士が特別に相手になってくれるらしい。まず誠治が戦ってみたが、すぐに突き飛ばされてしまった。剣自も挑んでみたが、ゴーレム戦士に足を絡められ、相撲の勢いで倒れた。


 スケッチの番となり、物体化えんぴつを構え、ヒートを出したら、「あっ、熱い」と、流石のゴーレム戦士も体が溶けそうなくらい熱かった。その後、ゴーレム戦士は医務室で休む事になった。


 帰る事になり、もう夜となっていた。長吏は完全に塾に遅れ、親に怒られると思い嘆いていた。

次回、第三話「資本主義」、お楽しみに。

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