表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
440/472

第40話 『日本モデルショー』

神崎麗華の加入から一か月。

M&M COMPANYはさらに注目を集めていた。

美優。

真優。

麗華。

三人の名前が並ぶだけでニュースになる。

そんなある日。

社長室。

真優が勢いよく扉を開けた。

「来た!!」

美優が顔を上げる。

「何が?」

「これ!」

机の上に招待状が置かれる。

金色の文字。

大きく書かれていた。

『JAPAN MODEL SHOW』

日本最大級のファッションイベント。

トップモデルしか立てない舞台。

毎年数万人を動員する夢のステージだった。

「出演依頼?」

美優が聞く。

真優が頷く。

「しかも三人で」

麗華も資料を見る。

そして少し笑った。

「面白そう」

真優が興奮する。

「日本中が注目するよ!」

確かにそうだった。

現役トップモデルの神崎麗華。

モデル兼社長の美優。

俳優としても人気急上昇中の真優。

話題性は十分すぎた。

数週間後。

ショー会場。

巨大アリーナ。

観客三万人。

テレビ中継。

ネット配信。

関係者席。

会場は開演前から熱気に包まれていた。

バックステージ。

メイクルーム。

モデルたちが準備を進める。

スタッフが慌ただしく動く。

その中で。

真優は落ち着かなかった。

「緊張する……」

美優が見る。

「珍しいね」

「三万人いるんだよ!?」

「そうだね」

「なんで平然としてるの?」

「分からない」

「分からないの!?」

麗華が吹き出した。

「ははっ」

「笑わないでください!」

三人の空気は不思議と和やかだった。

開演十分前。

ステージ裏。

照明が暗くなる。

観客の歓声が聞こえる。

司会者の声が響く。

「まもなく開演です!」

大歓声。

拍手。

地鳴りのような熱気。

そして。

ショーが始まった。

有名ブランドが次々と登場する。

トップモデルたちがランウェイを歩く。

歓声が上がる。

フラッシュが光る。

中盤。

ついに特別ステージの時間。

司会者が叫ぶ。

「続いてのステージは!」

観客が静まる。

スクリーンに映像が流れる。

美優。

真優。

麗華。

三人の紹介映像。

会場が一気に沸いた。

「うおおおおお!!」

「美優ー!!」

「麗華ー!!」

「真優ちゃーん!!」

歓声が響く。

最初に現れたのは麗華。

黒を基調としたドレス。

圧倒的な存在感。

歩くだけで空気が変わる。

観客が息を呑む。

「綺麗……」

誰かが呟いた。

続いて真優。

白を基調とした衣装。

明るく華やか。

笑顔だけで会場が明るくなる。

観客席から大歓声。

そして最後。

照明が消える。

静寂。

数秒後。

スポットライトが灯る。

そこにいたのは美優だった。

青を基調としたドレス。

社長でもない。

経営者でもない。

ただ一人のモデルとして立っていた。

歓声が爆発する。

「美優ーーー!!」

「最高!!」

「かっこいい!!」

会場全体が揺れる。

美優はゆっくり歩く。

堂々と。

真っ直ぐ前を見る。

昔。

モデルを夢見ていた少女。

努力を重ね。

会社を作り。

仲間を集めた。

その全てが今につながっている。

ランウェイ終点。

そこへ。

麗華が現れる。

反対側から真優も歩いてくる。

三人が中央で並ぶ。

観客席が総立ちになった。

拍手。

歓声。

フラッシュ。

止まらない。

司会者も興奮している。

「夢の共演です!!」

麗華が小さく言う。

「楽しいね」

美優が頷く。

「うん」

真優も笑う。

「最高だね」

三人は同時に前を見る。

そして。

観客へ向かって一礼した。

その瞬間。

巨大スクリーンに映し出された。

M&M COMPANY

会場が再び沸騰する。

ショー終了後。

SNSは記録的な盛り上がりを見せた。

『三人が強すぎる』

『神ステージだった』

『M&M COMPANY最強』

『映画みたいだった』

トレンド上位を独占。

動画再生数も爆発的に伸びていく。

夜。

控室。

全てが終わった後。

三人はソファに座っていた。

疲れている。

でも。

表情は晴れやかだった。

麗華が笑う。

「次は世界かな」

真優が目を丸くする。

「もう?」

美優は少し考えて。

そして微笑んだ。

「いいかも」

その言葉に。

二人も笑った。

日本最大の舞台は終わった。

だが――

美優たちの夢は。

まだ日本では終わらない。

次なる目標は。

世界だった。

第41話へ続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ