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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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365/434

第65話「アルバム発売日」

全国ツアーまで残り1か月半。

ついに。

Twinkle Twins初のアルバム。

『未来へのハーモニー』

発売日を迎えた。

朝。

真優

「眠れなかった」

美優

「知ってる」

真優

「なんで?」

美優

「午前3時まで部屋の電気ついてた」

真優

「バレてた」

今日は特別な日だった。

初めて。

自分たちが作った曲。

自分たちが歌ったアルバム。

それが全国で発売される。

事務所。

担当マネージャー

「おはようございます」

真優

「おはようございます!」

美優

「おはようございます」

担当マネージャー

「今日は取材の前に行く場所があります」

真優

「どこですか?」

担当マネージャー

「見た方が早いです」

数十分後。

都内の大型CDショップ。

真優

「ここ?」

美優

「CDショップだね」

店内へ入る。

そして。

真優

「……」

美優

「……」

入口近く。

特設コーナー。

そこには。

『Twinkle Twins』

の大きなパネル。

そして。

『未来へのハーモニー』

が並んでいた。

何十枚も。

何百枚も。

真優

「本当に売ってる……」

美優

「当たり前なんだけど」

真優

「実感がない」

しばらく二人は立ち尽くしていた。

すると。

女子高生

「あ!」

真優

「え?」

女子高生

「Twinkle Twinsだ!」

友人

「本物!?」

真優

「こんにちは!」

美優

「こんにちは」

女子高生

「アルバム買います!」

真優

「ありがとう!」

女子高生

「未来へのハーモニー大好きです!」

美優

「嬉しい」

女子高生たちは笑顔でレジへ向かっていった。

真優

「買ってくれた……」

美優

「目の前で」

少しだけ涙ぐむ。

午後。

SNS。

ファンの感想が次々と流れてくる。

「未来へのハーモニーで泣いた」

「歌詞が好き」

「双子の想いが伝わる」

「ツアーが楽しみ」

真優

「すごい……」

美優

「届いてる」

二人が伝えたかった想い。

ちゃんと届いていた。

夜。

マンション。

グループ通話。

大阪組も集まっていた。

賢太郎

「買ったぞ」

玲美菜

「特典付き!」

玲美愛

「3枚買った!」

真優

「3枚!?」

龍太郎

「それはすごい」

将規

「未来へのハーモニー良かった」

美優

「ありがとう」

将信

「何回も聴いた」

真優

「本当に?」

将信

「ああ」

真優は嬉しそうに笑う。

その時。

スマホが鳴る。

担当マネージャーからだった。

真優

「もしもし?」

担当マネージャー

『おめでとうございます』

真優

「?」

美優

「どうしたの?」

真優

「分からない」

担当マネージャー

『発売初日の速報です』

静寂。

真優

「はい」

担当マネージャー

『予想を大きく上回りました』

真優

「え?」

美優

「本当ですか?」

担当マネージャー

『全国ツアーの追加公演を正式決定します』

真優

「えええええ!?」

通話中の全員が驚く。

担当マネージャー

『詳細は明日発表です』

電話が切れる。

部屋は静まり返る。

そして。

真優

「追加公演だって」

玲美愛

「すごーい!」

賢太郎

「やったな」

将規

「努力の結果だ」

美優

「まだ始まったばかり」

そう。

アルバムは発売された。

でも。

夢の物語は終わらない。

むしろ。

ここからさらに大きくなる。

武道館へ向かう道は。

今。

少しずつ開かれ始めていた。

第65話 完

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