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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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第47話「最強のライバル」

主人公オーディション当日。

朝。

真優

「来ちゃった……」

美優

「来たね」

都内某所。

大手アニメ制作会社。

今日は人気漫画原作アニメの主人公オーディション。

新人。

若手。

実力派。

数多くの候補者が集まっていた。

真優

「レベル高そう」

美優

「高いね」

受付を済ませる。

待合室へ向かう。

すると。

「久しぶり」

聞き覚えのある声。

真優

「あっ!」

美優

「葵さん」

そこにいたのは。

一ノ瀬葵。

レッスンで出会ったライバルだった。

一ノ瀬葵

「二人とも来たんだ」

真優

「もちろん!」

美優

「主人公狙いです」

「私も」

真優

「やっぱり」

葵は笑う。

「負けるつもりないよ」

真優

「こっちも!」

美優

「全力でいく」

三人の視線がぶつかる。

火花が散るような緊張感。

しかし。

どこか嬉しかった。

本気で競い合える相手がいる。

それは幸せなことだった。

待合室。

オーディション説明が始まる。

スタッフ

「今回は双子の主人公役を選出します」

スタッフ

「演技審査、掛け合い審査、歌唱審査を行います」

ざわつく会場。

真優

「歌もあるんだ」

美優

「エンディング曲担当だから」

真優

「そっか」

そして。

審査開始。

最初は個人演技。

真優。

美優。

葵。

次々と演じていく。

真優

(絶対に届ける)

美優

(この役を演じたい)

全力だった。

休憩時間。

結果はまだ分からない。

しかし。

真優

「緊張した」

美優

「かなり」

その時。

「二人とも良かったよ」

真優

「ありがとう」

美優

「葵さんも」

「でも」

真優

「?」

「次が本番」

掛け合い審査。

双子主人公最大の見せ場。

姉妹の絆。

息の合った会話。

感情表現。

ここで差が出る。

真優

「負けない」

美優

「うん」

そして。

運命の掛け合い審査が始まる。

審査員席には。

原作者。

監督。

音響監督。

制作プロデューサー。

作品を作る中心人物たちが並んでいた。

真優

(ここで決まる)

美優

(絶対に)

双子は静かに台本を握る。

夢まであと少し。

しかし。

最大の壁も目の前にいた。

一ノ瀬葵。

圧倒的な実力を持つライバル。

主人公の座を巡る戦いは。

今。

本当の勝負を迎えようとしていた。

第47話 完

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