表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

345/434

第45話「放送の日」

初めてのアフレコから一か月。

ついに。

真優と美優が出演したアニメの放送日がやって来た。

マンション。

夜7時。

真優

「あと30分!」

美優

「落ち着いて」

真優

「無理!」

雷斗

「朝からそれしか言ってないな」

真優

「だって初出演だよ!?」

美優

「私も少し緊張してる」

雷斗

「少しか?」

美優

「かなり」

時計の針が進む。

7時55分。

真優

「心臓がうるさい」

美優

「同じ」

雷斗

「まだ始まってない」

そして。

8時。

アニメ放送開始。

オープニング。

真優

「きた!」

美優

「静かに」

真優

「はい」

二人ともテレビを凝視する。

物語が進む。

学校のシーン。

クラスメイトたち。

そして。

テレビ

「おはよう!」

真優

「!!!!」

美優

「出た」

真優

「今!」

美優

「うん」

真優

「私!」

雷斗

「分かる」

わずか一言。

数秒。

それでも。

確かに自分の声だった。

真優

「本当に流れた……」

少し目が潤む。

そして。

数分後。

テレビ

「そうなんだ」

美優

「……」

真優

「出た!」

美優

「うん」

自分の声。

テレビから聞こえてくる。

何度も練習した。

夢見てきた。

その瞬間だった。

放送終了。

エンディング。

スタッフロール。

真優

「探せ!」

美優

「落ち着いて」

真優

「無理!」

流れていく名前。

そして。

『協力キャスト 真優 美優』

真優

「あった!!」

美優

「あった」

二人は思わず立ち上がる。

真優

「名前!」

美優

「載ってる」

雷斗

「おめでとう」

真優

「ありがとう!」

美優

「ありがとう」

その時。

スマホが鳴る。

メッセージ。

玲美愛

『見たーーー!!!!!』

将規

『おめでとう』

龍太郎

『ちゃんと聞こえたぞ』

賢太郎

『夢に近づいたな』

玲美菜

『感動した!』

次々と届くメッセージ。

大阪の仲間たちも見ていた。

真優

「みんな見てくれたんだ」

美優

「嬉しいね」

真優

「うん」

窓の外。

東京の夜景。

まだ新人。

まだ無名。

セリフもほんの一言。

それでも。

確かな一歩だった。

真優

「次は」

美優

「うん」

真優

「もっと大きな役」

美優

「絶対に」

雷斗

「欲張りだな」

真優

「夢だから」

美優

「夢だから」

二人は笑った。

その目には。

新しい目標が映っていた。

そして数日後。

事務所から。

双子の運命を大きく変える知らせが届くことになる。

第45話 完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ