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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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335/434

第35話「夢への挑戦」

スカウトを受けてから一週間。

真優

「ついに来たね」

美優

「来たね」

今日はオーディション当日。

朝から二人とも落ち着かなかった。

会場は大阪市内にある芸能事務所。

真優

「緊張する」

美優

「私も」

真優

「逃げたい」

美優

「それはダメ」

真優

「分かってる」

二人は苦笑した。

受付。

スタッフ

「お名前をお願いします」

真優

「真優です」

美優

「美優です」

スタッフ

「お待ちしていました」

会場には多くの参加者がいた。

中学生。

高校生。

みんな真剣な表情。

真優

「レベル高そう」

美優

「うん」

少しだけ不安になる。

しかし。

真優

「ここまで来たし」

美優

「やるしかない」

二人は深呼吸した。

オーディション開始。

最初は自己紹介。

審査員

「お願いします」

真優

「高校二年生の真優です!」

元気いっぱい。

会場の空気が少し和らぐ。

続いて。

美優

「高校二年生の美優です」

落ち着いた声。

真優とは対照的だった。

審査員たちは顔を見合わせる。

そしてメモを取った。

次は演技審査。

台本読み。

双子は何度も練習してきた。

緊張しながらも。

一言ずつ丁寧に演じる。

審査員

「ありがとうございました」

最後は歌唱審査。

真優

「いくよ」

美優

「うん」

二人は選んだ曲を歌う。

息が合う。

ハモりも自然だった。

幼い頃から一緒に歌ってきた。

その時間が今につながっていた。

審査員たちは真剣に聞いている。

歌い終わる。

真優

「終わった……」

美優

「終わったね」

緊張が一気に解けた。

帰り道。

真優

「どうだったかな」

美優

「分からない」

真優

「落ちたかな」

美優

「受かったかもしれない」

真優

「どっち」

美優

「私にも分からない」

二人は笑った。

家に帰る。

結果発表は一週間後。

長い。

とても長く感じる。

その夜。

真優

「もし受かったら」

美優

「うん」

真優

「夢に近づけるね」

美優

「そうだね」

真優

「もし落ちても」

美優

「また挑戦する」

真優

「うん」

二人は約束した。

結果がどうであっても。

夢は諦めない。

双子で声優アイドルになる。

その目標は変わらない。

窓の外には夜空。

二人は同じ未来を見つめていた。

そして。

運命の結果発表の日が近づいていた。

第35話 完

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