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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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第70話「クラス対抗球技大会」

秋晴れの朝。

一年二組の教室はいつも以上に賑やかだった。

なぜなら今日は――

クラス対抗球技大会。

玲美愛 「勝つぞー!」

雅也 「朝から元気だな」

賢太郎 「その体力を授業にも使え」

玲美愛 「それとこれとは別!」

朝倉先生 「集合時間に遅れるなよ」

教室 「はーい!」

ソフトボール会場

真優と美優は女子ソフトボールチームに参加していた。

試合開始。

相手は一年三組。

真優 「緊張する?」

美優 「少し」

真優 「私も」

しかし。

試合が始まると空気が変わった。

第一打席。

真優。

カキーン!

鋭い打球が外野へ飛ぶ。

観客 「おおー!」

玲美愛 「真優ちゃんすごーい!」

真優は余裕で二塁へ到達。

続いて。

美優。

静かにバットを構える。

カキーン!

今度は三塁線を抜ける長打。

観客 「また打った!」

雅也 「双子強くないか?」

将規 「想像以上だな」

真優 「ナイス!」

美優 「お姉ちゃんも」

二人はハイタッチする。

普段は目立たない。

だが今日は違った。

結果。

二人の活躍で一年二組が勝利。

玲美愛 「かっこいいー!」

真優 「疲れた」

美優 「うん」

でも二人とも笑顔だった。

バスケットボール会場

一方。

男子チーム。

将規と真衣が同じチームだった。

将規 「なんでお前いるんだ」

真衣 「バスケ好き」

将規 「知らなかった」

真衣 「今知った」

試合開始。

真衣 「将規!」

将規 「ん?」

真衣 「パス!」

将規 「おう!」

パス。

シュート。

見事成功。

観客 「ナイス!」

真衣 「やった!」

将規 「ナイスシュート」

真衣 「もっと褒めていい」

将規 「調子乗るだろ」

真衣 「もう乗ってる」

その様子を見ていた真優。

真優 「息合ってるね」

美優 「悔しい」

真優 「同感」

双子は苦笑した。

ドッジボール会場

玲美愛は全力で逃げ回っていた。

玲美愛 「きゃー!」

雅也 「叫びすぎだろ」

相手のボールが飛んでくる。

避けようとした瞬間。

ドン!

玲美愛 「いたっ!」

転んでしまった。

試合は一時中断。

龍太郎が駆け寄る。

葉山龍太郎 「大丈夫ですか!?」

玲美愛 「う、うん」

しかし足を少しひねっていた。

龍太郎 「無理しないでください」

玲美愛 「大丈夫だから!」

龍太郎 「座って」

玲美愛 「え?」

龍太郎 「ほら」

近くのベンチへ案内する。

玲美愛 「ご、ごめんね」

龍太郎 「謝ることじゃないっす」

玲美愛 「でも」

龍太郎 「怪我したら心配します」

玲美愛 「!」

心臓が跳ねた。

龍太郎 「歩けます?」

玲美愛 「だ、大丈夫」

龍太郎 「本当ですか?」

玲美愛 「本当!」

顔は真っ赤だった。

龍太郎 「無理しないでくださいね」

玲美愛 「うん……」

玲美愛 (優しすぎる……)

完全に照れていた。

放送席

賢太郎と玲美菜。

二人は放送担当だった。

玲美菜 「次はソフトボール決勝です!」

賢太郎 「落ち着いて」

玲美菜 「緊張するー!」

賢太郎 「深呼吸」

玲美菜 「すー……はー……」

賢太郎 「よし」

玲美菜 「ありがとう!」

放送席からは競技場全体が見える。

玲美菜 「あっ!」

賢太郎 「どうした?」

玲美菜 「玲美愛ちゃんまた龍太郎くん見てる」

賢太郎 「通常運転だな」

玲美菜 「確かに」

閉会式

球技大会終了。

一年二組は総合上位に入った。

玲美愛 「やったー!」

真優 「疲れた」

美優 「眠い」

真衣 「楽しかった」

将規 「そうだな」

その時。

朝倉先生が笑った。

朝倉先生 「お前ら、いいクラスになったな」

一瞬。

みんな静かになる。

真優 「そうかも」

美優 「うん」

将規 「最初は大変だったけどな」

真衣 「今は楽しい」

玲美愛 「最高!」

雅也 「騒がしいけどな」

賢太郎 「そこがいい」

夕日に照らされる校庭。

一年二組は笑い合う。

友情も。

恋も。

少しずつ前へ進んでいた。

第70話 完

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