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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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第65話「初恋相談会」

月曜日。

昼休み。

一年二組の教室。

玲美愛は机に突っ伏していた。

雅也 「どうした」

玲美愛 「人生終わった」

賢太郎 「月曜なのに大げさだな」

玲美愛 「終わったの!」

雅也 「テストか?」

玲美愛 「違う!」

賢太郎 「宿題か?」

玲美愛 「違う!」

雅也 「じゃあ何だ」

玲美愛 「恋」

二人 「なるほど」

即答だった。

玲美愛 「なんで分かったの!?」

雅也 「分かるだろ」

賢太郎 「今さらだな」

玲美愛 「そんなに分かりやすい!?」

雅也 「はい」

賢太郎 「非常に」

玲美愛 「うそでしょ……」

その日の放課後。

玲美愛は真優と美優を呼び出した。

中庭。

ベンチ。

真優 「相談って?」

美優 「珍しい」

玲美愛 「実はですね」

真優 「うん」

玲美愛 「好きな人がいます」

真優 「知ってる」

美優 「知ってる」

玲美愛 「えぇ!?」

玲美愛 「なんで!?」

真優 「見てれば分かる」

美優 「かなり」

玲美愛 「そんなぁ!」

頭を抱える。

真優 「葉山くんでしょ?」

玲美愛 「うっ」

美優 「図星」

玲美愛 「なんでみんな分かるの!?」

真優 「分かりやすいから」

美優 「すごく」

玲美愛 「私ってそんな単純!?」

真優 「うん」

美優 「うん」

即答だった。

玲美愛 「でもさ」

真優 「うん」

玲美愛 「好きってどうすればいいの?」

美優 「難しい」

真優 「難しいね」

玲美愛 「二人とも恋してるじゃん!」

真優 「!」

美優 「!」

玲美愛 「あ」

沈黙。

真優 「……」

美優 「……」

玲美愛 「ごめん!」

真優 「いや」

美優 「事実」

玲美愛 「認めた!?」

真優は苦笑した。

真優 「最近ね」

玲美愛 「うん」

真優 「隠せなくなってきた」

美優 「私も」

玲美愛 「うわぁ……」

玲美愛 「じゃあ二人とも本気なんだ」

真優 「うん」

美優 「うん」

玲美愛 「しかも同じ人」

真優 「そう」

美優 「そう」

玲美愛 「大変だ……」

少し風が吹く。

玲美愛 「ケンカしないの?」

真優 「しないよ」

美優 「姉妹だから」

真優 「負けたくないけど」

美優 「嫌いにはならない」

玲美愛 「なんかすごいなぁ」

心からそう思った。

その頃。

校庭。

将規は雅也と賢太郎と話していた。

雅也 「モテる男は大変だな」

将規 「誰の話だ」

賢太郎 「お前」

将規 「違う」

雅也 「現実見ろ」

将規 「見たくない」

賢太郎 「ちなみに」

将規 「ん?」

賢太郎 「真衣」

将規 「うん」

雅也 「真優」

将規 「うん」

賢太郎 「美優」

将規 「うん」

雅也 「どう思う?」

将規 「どうって」

将規は少し考える。

真衣。

真優。

美優。

三人の顔が浮かぶ。

将規 「大事な友達」

雅也 「重症だな」

賢太郎 「かなり」

将規 「なんでだよ」

一方。

中庭。

玲美愛 「よし!」

真優 「?」

美優 「?」

玲美愛 「決めた!」

真優 「何を」

玲美愛 「私も頑張る!」

美優 「葉山くん?」

玲美愛 「うん!」

真優 「いいと思う」

美優 「応援する」

玲美愛 「ありがとう!」

その笑顔は本物だった。

初恋は不安だ。

苦しい。

でも。

楽しい。

帰り道。

真優と美優。

並んで歩く。

真優 「恋愛相談されたね」

美優 「初めて」

真優 「なんか不思議」

美優 「うん」

真優 「私たちも頑張ろうか」

美優 「うん」

真優 「負けないからね」

美優 「私も」

二人は笑った。

恋を知った少女。

恋に向き合う双子。

そして。

まだ恋を理解していない少年。

それぞれの想いは、

少しずつ未来へ向かって進み始めていた。

第65話 完

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