表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

230/472

第30話「双子の誕生日」

六月。

文化祭も終わり、一年二組の日常は少しずつ落ち着きを取り戻していた。

昼休み。

玲美愛は自分のスマホを見ながら突然立ち上がった。

玲美愛 「大変だ!!」

雅也 「今度は何だ」

賢太郎 「嫌な予感しかしない」

将規 「またか」

玲美愛 「またとは何ですか!」

真優 「どうしたの?」

美優 「何かあった?」

玲美愛は二人を見る。

そして。

玲美愛 「もうすぐ誕生日じゃん!!」

教室が一瞬静かになった。

真優 「あ」

美優 「そうだった」

雅也 「本人達が忘れかけてる」

賢太郎 「らしいな」

玲美愛 「忘れちゃダメ!」

真優 「毎年そんなに騒がないし」

美優 「うん」

玲美愛 「今年は違います!」

将規 「何が」

玲美愛 「サプライズする!」

雅也 「始まった」

賢太郎 「始まったな」

玲美愛 「みんな協力ね!」

将規 「勝手に決めるな」

玲美愛 「決定です!」

放課後。

真優と美優が先に帰ったあと。

玲美愛は教室に残ったメンバーを集めていた。

玲美愛 「作戦会議!」

雅也 「もう逃げられないのか」

賢太郎 「諦めろ」

将規 「面倒だな」

玲美愛 「でもやる!」

朝倉先生が通りかかる。

朝倉先生 「何してるんだ」

玲美愛 「誕生日会議です!」

朝倉先生 「そうか」

雅也 「止めないんですね」

朝倉先生 「楽しそうだからな」

玲美愛 「先生も参加!」

朝倉先生 「巻き込むな」

みんなが笑った。

玲美愛 「まずプレゼント!」

雅也 「難しいな」

賢太郎 「双子だからな」

玲美愛 「将規くんは?」

将規 「俺?」

玲美愛 「何あげるの?」

将規 「まだ決めてない」

玲美愛 「へぇー」

雅也 「その顔やめろ」

玲美愛 「気になるじゃん!」

将規 「普通に選ぶだけだ」

賢太郎 「悩んでる顔してるけどな」

将規 「うるさい」

その日の帰り道。

将規は一人で考えていた。

真優へのプレゼント。

美優へのプレゼント。

何が喜ぶだろう。

将規 (難しいな……)

翌日。

昼休み。

玲美愛は真優と美優を観察していた。

真優 「怖い」

美優 「怖い」

玲美愛 「参考資料です!」

真優 「何の」

玲美愛 「秘密!」

美優 「怪しい」

玲美愛 「怪しくない!」

その頃。

将規はこっそり雅也と賢太郎に相談していた。

将規 「プレゼントって何がいいと思う」

雅也 「珍しいな」

賢太郎 「本気で悩んでる」

将規 「そりゃ悩むだろ」

雅也 「真優なら可愛い雑貨とか」

賢太郎 「美優なら本かな」

将規 「なるほど」

雅也 「でも本人が選んだ方がいい」

賢太郎 「気持ちが大事だろ」

将規 「そうか」

その言葉は意外と胸に残った。

放課後。

真優と美優が先に帰ったあと。

玲美愛 「サプライズ成功させるぞー!」

全員 「おー」

朝倉先生 「なんだその団結力」

雅也 「玲美愛の勢いです」

賢太郎 「大体そう」

朝倉先生 「なるほど」

笑い声が響く教室。

誕生日まであと数日。

誰もが少しだけ楽しみにしていた。

そして将規はまだ知らない。

プレゼントを渡すその日、

自分の気持ちと向き合うことになることを――。

第30話 完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ