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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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第24話「文化祭準備開始!将規と双子の共同作業」

文化祭まで三週間。

一年二組では放課後の準備が本格的に始まっていた。

教室の黒板には大きく書かれている。

『縁日カフェ計画』

玲美愛 「よーし!」

雅也 「元気だな」

玲美愛 「文化祭だから!」

将規 「それ昨日も聞いた」

賢太郎 「一昨日も聞いた」

真優 「たぶん明日も聞く」

美優 「うん」

玲美愛 「みんなひどい!」

教室に笑いが広がる。

朝倉先生 「担当分けを始めるぞ」

クラス全員が集まる。

朝倉先生 「装飾班」

「接客班」

「ゲーム班」

「会計班」

「宣伝班」

次々と名前が書かれていく。

その時。

玲美愛 「先生!」

朝倉先生 「なんだ」

玲美愛 「装飾班楽しそうです!」

朝倉先生 「希望か?」

玲美愛 「希望です!」

朝倉先生 「分かった」

そして希望を聞いていく。

結果――

装飾班

・真優

・美優

・将規

・玲美愛

・数名のクラスメイト

雅也 「お前ら同じ班か」

将規 「そうみたいだな」

真優 「よろしくー」

美優 「よろしく」

玲美愛 「最高のチーム!」

賢太郎 「うるさいチームになりそう」

玲美愛 「聞こえてる!」

放課後。

装飾班の作業が始まった。

真優 「まず何するの?」

将規 「入口の看板だな」

玲美愛 「任せろ!」

将規 「不安しかない」

玲美愛 「失礼!」

真優 「確かに」

美優 「少し」

玲美愛 「双子まで!?」

笑いながら作業開始。

大きな模造紙を広げる。

玲美愛 「文字書く!」

将規 「真っ直ぐな」

玲美愛 「大丈夫!」

五分後。

真優 「曲がってる」

将規 「曲がってるな」

美優 「曲がってる」

玲美愛 「なんでぇ!?」

大爆笑だった。

結局。

将規と真優が文字を書き直すことになる。

真優 「こうかな」

将規 「もう少し右」

真優 「ここ?」

将規 「そう」

二人で相談しながら進める。

その様子を見ていた玲美愛がニヤニヤする。

玲美愛 「ふふふ」

美優 「何?」

玲美愛 「仲良し」

真優 「違うから」

将規 「違う」

玲美愛 「息ぴったりだった」

真優 「たまたま!」

美優 「たぶん違う」

玲美愛 「美優ちゃん優しい」

その後。

飾り作りも始まる。

色紙を切りながら。

真優 「将規くん意外と器用だね」

将規 「そうか?」

真優 「綺麗」

美優 「本当だ」

将規 「普通だろ」

玲美愛 「私も!」

真優 「玲美愛ちゃんは……」

美優 「個性的」

将規 「フォロー上手いな」

玲美愛 「個性的って何!」

また笑いが起きる。

しばらくして。

真優が立ち上がる。

真優 「飲み物買ってくる」

玲美愛 「あ、私も!」

二人は教室を出ていった。

教室には将規と美優だけが残る。

少し静かになる。

将規 「……」

美優 「……」

将規 「珍しいな」

美優 「何が?」

将規 「二人きり」

美優 「そうかも」

少し沈黙。

でも不思議と気まずくない。

将規 「作業どうだ?」

美優 「楽しい」

将規 「ならよかった」

美優 「将規も?」

将規 「ああ」

美優 「よかった」

優しい笑顔だった。

将規は少しだけ視線を逸らす。

その時。

美優が小さく言った。

美優 「この前」

将規 「ん?」

美優 「遊びに誘ってくれて嬉しかった」

将規 「またそれか」

美優 「ちゃんと言ってなかった」

将規 「気にしなくていい」

美優 「でも言いたかった」

将規 「……そうか」

美優 「うん」

短い会話。

だけど。

将規の胸は少しだけ高鳴っていた。

そこへ。

ガラッ!

玲美愛 「ただいまー!」

真優 「戻ったよー」

空気が一気に賑やかになる。

将規 (助かったような、残念なような……)

自分でもよく分からない感情だった。

帰り道。

六人で歩く。

玲美愛 「今日進んだね!」

雅也 「結構な」

賢太郎 「完成見えてきた」

真優 「楽しみ」

美優 「うん」

将規も頷く。

文化祭の準備は大変だ。

でも。

みんなといる時間は楽しい。

そして。

真優とも。

美優とも。

少しずつ。

今までより自然に話せるようになっていた。

夕焼けの空の下。

一年二組の文化祭準備は、まだまだ続いていく――。

第24話 完

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