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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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212/434

第12話「伝説世代、襲来」

実力テスト返却から数日後。

一年二組。

朝。

教室はいつも以上に騒がしかった。

理由はもちろん――

卒業生との勉強会。

玲美愛「無理無理無理無理」

雅也「朝からうるさい」

玲美愛「だって伝説世代だよ!?」

将規「まあ緊張はするな」

真優「私は楽しみ」

美優「楽しみ」

玲美愛「その余裕どこから来るの!?」

真衣「私もちょっと会ってみたいな」

賢太郎「話聞くだけでも勉強になりそうだしな」

その時。

ガラッ。

朝倉先生が入ってきた。

朝倉先生「おはよう」

全員「おはようございます!」

朝倉先生「今日は元気だな」

玲美愛「緊張してるだけです!」

朝倉先生「そうか」

先生は笑いながら教卓へ立つ。

朝倉先生「では予定通り」

「卒業生との勉強会を行う」

教室が静まる。

朝倉先生「今から講堂へ移動」

玲美愛「心の準備が!」

雅也「諦めろ」

数分後。

講堂。

一年生全員が集まっていた。

ざわざわと落ち着かない空気。

すると。

壇上の扉が開く。

最初に現れたのは――

兼次郎。

高身長。

落ち着いた雰囲気。

自然と空気が変わる。

女子たち。

「かっこいい……」

玲美愛「本物だ……」

続いて。

茉優。

瑠姫愛。

龍也。

玲緒菜。

翼。

そして伝説世代の卒業生たち。

会場がどよめく。

「うわぁ……」

「オーラすごい……」

「先輩たちだ……」

壇上へ並ぶ卒業生たち。

学年主任がマイクを持つ。

学年主任「紹介しよう」

「この学校の歴代最高成績を記録した世代」

「通称――伝説世代だ」

大拍手。

玲美愛「すごい……」

真衣「本当に伝説なんだね」

賢太郎「圧があるな」

学年主任「では兼次郎から」

兼次郎が前へ出る。

兼次郎「そんなに緊張しなくていい」

穏やかな声。

会場が少し和らぐ。

兼次郎「勉強は才能だけじゃない」

「継続できる人が強い」

「俺も最初からできたわけじゃない」

一年生たちが真剣に聞く。

兼次郎「毎日少しずつ積み上げる」

「それだけで大きく変わる」

玲美愛「なんか説得力ある……」

雅也「実績が違うからな」

次に茉優。

茉優「質問ある人?」

いきなり会場が静かになる。

茉優「ないの?」

玲美愛。

勢いよく手を挙げる。

玲美愛「はい!」

周囲。

「おお」

茉優「どうぞ」

玲美愛「平均点79点なんですけど!」

茉優「うん」

玲美愛「褒めてもらえますか!?」

一瞬沈黙。

そして。

会場爆笑。

茉優「平均超えたなら偉い」

玲美愛「やったーー!」

雅也「何しに来たんだお前」

将規「平常運転だな」

続いて龍也。

龍也「勉強で大事なのは失敗だ」

「間違えた問題を放置するな」

「できなかった理由を考えろ」

真優「なるほど」

美優「なるほど」

玲緒菜も前へ出る。

玲緒菜「私は昔、人前で話すの苦手だった」

一年生たちが驚く。

玲緒菜「でも少しずつ挑戦した」

「だから皆も苦手なことから逃げないで」

真衣が小さく頷く。

講話が終わり。

休憩時間。

卒業生たちが各グループへ分かれる。

そして。

一年二組の前へ――

兼次郎たちがやって来た。

玲美愛「来たーーーー!!」

雅也「落ち着け」

兼次郎は笑う。

兼次郎「聞いたぞ」

玲美愛「何をですか」

兼次郎「79点」

玲美愛「うわあああああ!」

全員爆笑。

兼次郎「おめでとう」

玲美愛「ありがとうございます!」

満面の笑顔。

兼次郎「次は85点だな」

玲美愛「えっ」

兼次郎「できるだろ?」

玲美愛。

固まる。

真衣「期待されてるね」

賢太郎「頑張れ」

雅也「逃げるなよ」

将規「次の目標決まったな」

玲美愛「プレッシャーが重い!」

再び笑いが起きる。

こうして始まった勉強会。

だが。

この日をきっかけに――

一年二組はさらに大きく変わっていく。

そして玲美愛には。

新たな目標が生まれていた。

「次は85点」

伝説世代との出会いが。

彼女たちの未来を少しずつ動かし始めていた。

第12話 完

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