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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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第10話「実力テスト当日」

そして迎えた。

特進クラス合同実力テスト当日。

朝。

一年二組。

いつもより明らかに静かだった。

玲美愛 「……」

雅也 「珍しいな」

将規 「今日は静かだな」

玲美愛 「緊張してる」

真衣 「本当に?」

玲美愛 「本当に」

賢太郎 「テスト前だけ優等生みたいになるな」

玲美愛 「失礼」

その時。

朝倉先生が教室へ入ってきた。

「おはよう」

いつも通りの声。

しかし教室の空気は少し違う。

朝倉先生は笑った。

「そんなに緊張しなくていいよ」

雅也 「先生はそう言いますけど」

朝倉先生 「まあ順位は出るけどね」

教室。

「やめてください」

大爆笑だった。

やがて試験開始。

国語。

数学。

英語。

理科。

社会。

一日があっという間に過ぎていく。

昼休み。

真衣は机に突っ伏した。

「数学終わった……」

賢太郎 「何問か難しかったな」

将規 「理科は何とか」

雅也 「社会は勝った」

玲美菜 「英語が微妙」

真優 「眠い」

美優 「眠い」

玲美愛 「全部終わった」

賢太郎 「まだ午後あるぞ」

玲美愛 「聞きたくない」

午後。

最後の科目が終了。

終了のチャイムが鳴る。

その瞬間だった。

教室中からため息が漏れる。

「終わったぁぁぁ……」

玲美愛が机に突っ伏す。

雅也も椅子にもたれかかる。

将規 「疲れた」

真優 「疲れた」

美優 「疲れた」

賢太郎 「そのセリフ毎回言ってるな」

放課後。

結果は後日発表。

今日は解散になるはずだった。

だが。

ガラッ。

教室の扉が開く。

学年主任だった。

全員。

「え?」

学年主任 「少し時間いいか」

嫌な予感しかしない。

学年主任は一枚の紙を持っていた。

玲美愛 「結果出たんですか!?」

学年主任 「まだだ」

全員が安心する。

しかし。

次の言葉で固まった。

学年主任 「来週、卒業生との勉強会を行う」

教室。

「は?」

学年主任 「希望者参加だ」

雅也 「嫌な予感しかしない」

将規 「誰が来るんですか」

学年主任は当然のように答えた。

「兼次郎たちだ」

教室。

「やっぱりかー!!」

学年主任は満足そうに頷く。

「法学部組は勉強法」

「教育学部組は学習計画」

「現役大学生組も来る予定だ」

真衣 「また学校が騒ぎますよ」

学年主任 「もう諦めろ」

即答だった。

教室に笑いが広がる。

帰り道。

夕日が校舎を照らしている。

真衣 「また来るんだね」

賢太郎 「もうレギュラーメンバーだろ」

玲美愛 「卒業生なのに出席率高すぎる」

雅也 「教師よりいるかもしれん」

将規 「それはない」

真優 「たぶん」

美優 「たぶん」

みんなが笑う。

テストは終わった。

結果はまだ分からない。

でも。

少しずつ前へ進んでいる実感だけはあった。

そして来週。

再び「伝説世代」が学校へやって来る。

第11話へ続く。

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