第4話「入学式の日」
賢太郎 「有名人」
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真衣 「やめて!」
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少しだけ笑う。
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そのおかげで肩の力が抜けた。
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入学式が始まる。
校長の挨拶。
来賓祝辞。
在校生代表歓迎の言葉。
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高校生としての第一歩。
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真衣は静かに聞いていた。
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そして最後。
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「新入生は起立してください」
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全員が立ち上がる。
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『校則を守り、勉学に励み――』
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誓いの言葉が体育館に響く。
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その瞬間。
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中学生だった自分が終わって。
本当に新しい生活が始まる気がした。
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式終了後。
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各クラスへ移動。
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掲示板にはクラス分けが貼られている。
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玲美愛 「どこどこ!?」
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雅也 「押すな」
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将規 「見えない」
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真優 「人多い」
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美優 「多い」
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真衣も人混みの中で名前を探す。
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真衣 「あった!」
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玲美愛 「どこ!?」
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真衣 「一年二組!」
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賢太郎 「俺も二組」
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真衣 「え?」
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賢太郎 「同じ」
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真衣 「ほんとだ」
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少しだけ嬉しくなる。
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玲美愛 「私も二組!」
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真優 「二組」
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美優 「二組」
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雅也 「二組」
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将規 「二組」
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玲美菜 「二組」
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全員 「……」
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雅也 「全員かよ」
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大爆笑。
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玲美愛 「運命じゃん!」
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将規 「偏りすぎだろ」
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真優 「先生かわいそう」
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美優 「うるさそう」
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その時。
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後ろから女性の声が聞こえた。
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??? 「君たちが一年二組?」
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振り返る。
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そこには若い女性教師が立っていた。
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眼鏡をかけた優しそうな先生。
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??? 「なるほど」
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ニコッと笑う。
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??? 「今年は賑やかになりそうね」
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全員 「……」
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先生はまだ知らない。
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このメンバーが揃うと、
想像以上に賑やかになることを――。
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桜が舞う。
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こうして。
真衣たちの高校生活が、本当の意味で始まった。
第4話 完




