❁九話❁「初、、、会話」
送信後、電光石火のごとく素早く雅広からメールの返信がきたのだ。俺も速攻で雅広からのメールの返事を読ませてもらった。
「はじめまして、松田雅広です。信義さん、こちらこそメールを下さりありがとうございます。僕も信義さんと全く同じ気持ちです。とても光栄です。2人のこうした出会いを一緒に大切にしていき感謝していきたいです。これからも宜しくお願い致します。」
雅広からのメールで俺の心はとても和まされた。
その後もメールを数回やりとりをした。
直接電話で話さないか?と、雅広に提案したら雅広は喜んで受けてくれた。
宿泊しているホテルの部屋に戻った時に俺から雅広に電話をかけた。
雅広は直ぐに電話に出てくれた。
雅広の声は落ち着いていて安らぎをくれるような声だと感じた。
お互いに改めて自己紹介をし合った後に緊張した会話のやりとりが続いていた。
つい先程の電車でのお互いの心境を打ち明けあっていたら緊張感がすっかりと解けていた。
その後は、仕事や趣味について話し合ったりしながら意気投合できた。
初めて会った者同士とは思えないくらいに会話が弾んでいた。
とても楽しいひと時だ。
気付いたら、すっかり夜も更けていた。
雅広から聞くところによると、東京から実家に帰省するためにあの田舎電車に乗車していたのだそうだ。
実家で数日、ゆっくりと過ごす予定だとも言っていた。
俺も明日の午後はオフにしていたのだった。ちょうど良いと思い、明日の午後にでも会う誘いをしてみた。
雅広はOKの返事をくれた。
雅広があの時に下車した駅のホームで待ち合わせの約束をして電話をきった。
その後、ひとっ風呂浴びてから地酒を味わった。
人生、初なほど格別に酒が美味いと感じた。
❁九話❁終わり、エピローグへ続く。




