❁六話❁「腹をくくる。」
そうだ〜っっ!!!俺達は結ばれる運命なのだっ!!
俺達は相思相愛なのだっ!!
今日からだってアイツとひとつ屋根の下で一緒に暮らしていけるぞ。一生、アイツを守って幸せに暮らしていくんだ。
そんでもって、毎晩、アイツが気持ちよがることをベッドの上でしてやるんだっっ!!←←←←(エロオヤジ)
「ストーーーカァァァァァァァァァ〜~~~~………。」←←←←(ネガティブ信義の囁き。)
断じてストーカー、ではな〜〜~~いっっ!!頑張れ!!!俺!!
前方、約10メートル先、運命の男が座席に座っている姿発見。
見つけた!!もう、逃がさないぞ〜!!
運命の男に早足で近づいていく俺!!
ストーカーと連呼するもう1人の自分の声を無視して俺は腹をくくった。
お前が見惚れていた俺様がお前をむかえに来てやったぞっっ!!!
ドドンッッッッ!!!←←←←(信義、心の中の覚悟の大太鼓の響き。)
俺は先程と同じ運命の男の真向かいの座席の所で仁王立ちをし彼の目を見つめながら席に座った。
そして、運命の男も同じく俺の目を見つめていてくれている。
運命の男の目からは先程とは違う真剣さのようなものが伝わった。
まるで、林檎のように赤く染まった顔の中にピンク色の弾力感のある唇が浮き立っていた。
ウ〜~~~ム…………あの唇……………むしゃぶりつきたくなるっっ!!たまらんっっ!!
その時、「ガチャン」と扉を開ける音が聞こえた。その音がする方を見ると、トイレの扉を開けた音だった。
トイレを利用していた人がトイレから出てきて隣の車両に戻った。
この車両にはトイレがあるのか…………。
俺はまた1つひらめいたのだ。
❁六話❁終わり………❁七話に続く。




