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召喚チート能力者の異世界ライフ  作者: マルチなロビー
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388話 三人の説得

 俺の話が終わると、三人と共にギルドホールへ向かう。


「さて、この三人は俺の言葉に賛同してくれた。さぁ、今度はお前らがこの三人を落としてみせろ! 俺は完膚無きまでに説得してやったぞ!」


 俺は強気で言うと、シオンは「全面的にタイチさんの意見に賛成するわ。私たちは冒険者なのに、冒険もしないでガルボを手に入れると言うことは、商業ギルドのやることよ」と、テーブルを叩きながら力説すると、この変わりように納得ができないのか、アイギスとアオイちゃんが「三人はギルマスと良い中ではないですか!」と、言ってきた。


「それが何? じゃあ、あなた達はこれから水だけ飲んでれば良いわ。もちろん、氷だって使用してはダメ。あれはタイチさんが作り出しているのだから、あなた達が魔法使いにお願いして氷を貰ってきなさいよ。あと、冷蔵庫の使用もしちゃダメよ。あの様な物は、このギルドにしかないのだから。言い忘れてたけど、お風呂だって自分で水を汲んで体を洗うんですよ。シャンプーも使ってはダメだし、ボディソープだって使ってはダメ。全てタイチさんが準備しているのよ。私は美味しい食べ物を食べれるのは全てタイチさんのおかげで、美味しい飲み物が飲めるのもタイチさんが準備してくれているのよ。私は不味い飲み物は飲みたくないわ!」


 この台詞を聞いて、直ぐに落ちたのはカミュであった。


「タイチ様の選択に文句を言わないッス! 私はタイチ様の指示に従うッス!」


 カミュは手を垂直に上げて言い、俺は顔が緩む。


「ちょっ、どうして冷蔵庫を使っては駄目なんですか! お風呂だって関係ないじゃないですか!」


 アイギスがテーブルを叩きながら言う。


「はぁ? 何を言っているの? 全てタイチさんが用意している物を使っているんでしょ?」


 そう言うと、アイギスは何も言えずに椅子に座り込んだ。


「その座りやすい椅子だって、タイチさんが用意した物でしょ?」


「分かった! 分かりました! 納得すれば良いんでしょ!」


 まるでヒステリックに叫んで椅子に腰掛けて頬を膨らませるアイギス。俺は完璧に勝ちを確認して、小さくガッツポーズをした。


「この際だから言っておくけど、タイチさんが用意した物は、全て我々でも用意することができるらしいの。でも、タイチさんみたいの様に直ぐにジュンビする事はできないらしいの。簡単に言うと、やろうと思えば自分でもできるが、そこまでの知識が我々には無い。それは食事をみても分かることだと思うけど、タイチさんが作っているものは、全て町で売られている食材でしょ? その知識を我々が理解できないだけで、タイチさんは理解しているだけの話なのよ」


 シオンが言うと、二人を除いて全員が思い浮かべて納得する。

 彼女は頭が良いので理解度が早いのは助かる。

 しかし、これを納得しろと言われても簡単に納得できる奴は少ないだろう。俺の能力を理解しているからこその説得だ。

 説得合戦に関しては俺が勝利したので、今晩はもう少しだけ豪華な食事を作っておこうと思いながら台所へと向かうと、アイギスがやって来て「次は負けない!」と、宣戦布告されたので、「次も俺が勝つさ」と、不敵な笑みを浮かべて晩飯を作り始めたのだった。

 翌朝になり、いつもの様にアラームを止めて布団から出ると、いつもと同じような行動して朝食を作っていると、何かが襲ってきている警報のような鐘が鳴り響く。

 この様な朝っぱらからご苦労な事だと思いながら朝食を作っていると、皆が思っていたよりも早く起きてきて、外へと向かう。

 朝から元気だなぁって、思いながら朝食を作っていると、カミンがハウスに戻ってきて台所へとやって来た。


「タイチさん! 魔族が襲ってきているようなんです! 五月蝿いのでどうにかして下さい!」


「俺じゃなくても銃があるじゃん」


「それをシオンさんに言ってくださいよ!」


「え? 俺、ギルマスなんだけど……」


「いいから早く来てください! 町が大変なんですよ!」


 そう言って俺の腕を掴んで外へ連れて行くと、空に向かって指を差す。たしかに空に魔族が飛んでいるが、普通にスナイパーライフルを召喚して狙い撃つと、脳天にヒットして地上に落下していく。


「さぁ、朝飯の時間だぞ。皆、中には入れよ」


 そう言って俺はライフルの召喚を解除してからギルドハウスに入っていくのだが、あっという間の出来事に対して、全員がポカンとしていた。

 俺からしたら、お前らが五月蝿いと言っていたから仕留めただけで、別に魔族が襲って来ようが俺には興味がないのである。

 全員が朝食をそこそこにして出掛けていき、俺は自分の部屋でゾンビゲームをいた。

 夕方になって皆が戻ってきたので夕飯の仕度を始めると、皆は今朝の魔族について話をしていた。

 俺は出来上がった食事をテーブルに置いていくと、アオイちゃんが話しかけて来た。


「ギルマス、最近なんですけど、この王都に魔族の襲撃が頻繁に続いているらしく、王都の兵士が随分と疲弊しているようなんですよ。何か対策って無いんですかね?」


 答えるのは簡単だが、その設備を整えるまでに時間が掛かるのと、できれば教えたくないので、俺は「分からない」と、冷たい言葉を返すだけだった……。

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