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92.2023年9月 オマーン出張

藤原秋風(ふじわらあきかぜ) 30才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後、司法修習を経て独立。

静香マクトゥーム 秋風の同期 神奈川出身 ドバイ秋風副社長、ドバイ所長のマアムーン夫人。

2023年9月

ドバイから飛行機で1時間ほどで、オマーンの首都マスカットにあるマスカット国際空港に到着する。

陸路での移動も可能ではあるが、5時間ほどかかる事を考えると、仕事では空路の選択になる。


マアムーン夫妻とともにチャーター機で入国する。入国時には簡易な入国ゲートを通過し、パスポートも掲示して機械を通すだけであった。

そのまま車で高速道路のような片側4車線の大きな道路を走っていく、次第に3車線、2車線と減っていくと思ったら宮殿に着いたようだ。黄色と青のカラフルな建物が見え、ゲートが開き、入っていく。

「アラム宮殿に着きました」マアムーンが落ち着いた雰囲気で話した。

「私も、アラビアのスイス呼ばれるオマーンに初めて来ました」静香も宮殿を見ていた。

乳香の国やアラビアの真珠といった異名がオマーンにはあるが、オマーン南部の土地が冷涼な気候であることと、アラブの中でも中立的な立場を取っている事から、アラビアのスイスという異名もある。


民族衣装にサーベルを持った衛兵が並んで警護をしている中を進んでいく。

王座に座る国王夫妻に秋風達を先導する衛兵が紹介する。

「マアムーン・ビン・ムスタファー・アル・マクトゥームさまです」とマアムーンを紹介し、

静香と秋風を案内した。

王座のある部屋から、円卓のある部屋に移り、スパイシーなコーヒーとナツメヤシが出てきた。


「なんでも、プラント設備を造られたいとドバイ国王から言伝を聞きましたが、合っていますか?」

国王が質問された。

「はい、詳しくは、責任者である藤原秋風殿に答えていただきます」

国王の横には英語の通訳が立たれた。

「UAE国王にお願いしてお話しさせていただいたのは、日本にて風車による発電設備による海水から水素を造るプラント設備を運営しておりまして、水素を燃料とした貨物船とタンカーを保有しております。ドバイにもプランとを造る予定なのですが、オマーン側にも造りたいと考えております」

「なるほど、水素プラントはオマーンには無用な気がするのだが、責任者を呼んでいるので、立ち会ってもらおう。経済省の担当次官達だ」ぞろぞろと担当が部屋に入ってきた。


「蓄電には自然放電によるエネルギー損失が多いため、発電により海水から水素を造ることでエネルギーロスの少ない水素の貯蓄を検討しています。また、空気中の2酸化炭素を取り組むことで合成燃料を作り、通常車両の燃料に使用可能なのです」

「水素と合成燃料の両方とも作成が可能ということでしょうか?」驚く国王。

「はい、オマーンでは風車と太陽光のハイブリットが良いのではないかと考えております」

「場所はどうだね?」国王が興味深々と聞く。

「海沿いでプラントに適した場所を探しています」秋風。

「そうなりますと、候補地にドゥクムかサララがパッと出てきます」次官の一人が答えた。

携帯で色々と調べる秋風と静香。

しばらくして同時に返答した。


「サララね」「サララだな」


ドバイから飛行機で行ける飛行場もあり、隣国イエメンにも近く、大型の港、ドックもある、整備されているのが特徴の町である。


個人資産   ドル:14万ドル 円:1億円

 日本秋風預金     80億円

 日本秋風資産    228億円

 日本運用資金    101億ドル(約1兆4千億円)

   運用内容 ベンチャー・不動産投資 500億円

             AI株式運用  3,000億円

            ビットコイン 2,500億円

                 金 8,000億円

 ハワイ秋風     60万ドル

 ドバイ秋風     7億ドル

 ドバイ秋風(運用)  22億ドル

         1兆7800億円 日本への貸付金残70億ドル

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