72.二千年振りの再会
約2年。。。。更新出来ず申し訳ございませんでした。
環境の変化だやる気だ色々理由は有りますが、結局は自分のせいなので謝る事しか出来ません。。。
やっぱプロット書かずに投稿するのは良くないね。新設定捻じ込む為に全話書き直しだもん、そらやる気死ぬよ。
人類が生まれる遥か昔、宇宙は二つの世界に分かれていた。
天使達の楽園__天界
悪魔共の混沌__魔界
信仰と欲望は対立し、自分達の世界が崩壊しようとも争いが終わる事は無かった。
しかし、永遠と続くかに思われた争いは突然幕を閉じる。
悪魔を統べる魔界の長__魔王が突如として姿を消したからだ。
天界の主である神とまともに戦えるのは魔王のみ。
魔王の消息は悪魔共を劣勢に陥れ、ついに天界から手を引かせたのだ。
そして神は魔界を侵攻する事は無く、崩壊した世界の再構築を始めた。
今ある人界はそんな崩壊した世界の一部を神が創り直した小さな領域に過ぎない。
こうして争いは終わり、宇宙に平穏が訪れたのであった。
「うぅ……ぐすッ」
「まだ泣いてるんですか、須藤さん」
「だってだってぇ……」
七大天使ミカエルの突然の襲撃後、柚子と須藤は資料室にて天使に関する文献を漁っていた。長らく行方を眩ませた天使による今回の襲撃、無意味なはずがないと柚子が気になっていたからだ。
因みに須藤は微塵も興味がなく、推しのライブに行けない事に号泣していた所、柚子に捕まって一緒に資料漁りしていただけである。
「せっかくチケット当たったのに『警戒態勢だから外出するな』って…………一瞬だけ抜け出そうかしら」
「やめてください」
『おい、先程から本ばかり読んでるが、それは正義か?』
(ん? まーそう言えるのかなぁ?)
『ならば読め、今すぐ読め、どんどん読め』
「はは……と言っても、どれも似たような事しか書いてないなぁ」
かれこれ2時間程過去の文献を読み漁っているが、どれも曖昧な表現でしか残されていない。そもそも悪魔や天使を下界の人間が正しく認識出来るはずもなく、文献ごとに解釈が違っているせいだ。
「まったくもう!! ミカエルだが何だか知らないけど、なんでライブ直前に現れるの? 本物の天使はデアちゃんだけだっつーの!!」
「......」
1人怒る須藤はさておき、天使の行動原理について考察する柚子。しかし今日初めて知った存在を完全に理解出来るはずも無く、天使については何も分からずにいた。
(これが悪魔だったらまだわかるんだけど…………悪魔?)
だが、小さな違和感は感じていた。
「……須藤さん、今ふと思ったんですけど」
「あ? 何よ」
「天界と魔界の争いは"魔王の消息"で決着が着いたじゃないですか」
「じゃあ____今の魔界の王って……いったい誰なんでしょうか?」
~~~
月明かりが崩落した校舎を照らすが、そこに人間の姿は無い。
「今宵は満月。まったく、吐き気がする程の明るい光だ」
アガレスが語りかけたのは満月……ではない。
「貴様もそう思うだろう?」
満月の側に寄り添うように現れたのは__
「なぁ____天使」
腰元まで伸びた金の髪と黄金の両眼、透き通るような白い肌を飾る純白の衣装。
七大天使の一人、ミカエルがそこには居た。
「よもや契約者の精神までも飲み込むとは......相変わらず気色の悪い趣味ですね」
「ははははは!! そう邪険にするな、お前とて似たようなものだろう?」
「貴様のような外法の肉体と同列に語るな黒塵......!!」
突然現れたにも関わらず大胆不敵に笑うアガレス。対してミカエルはその態度が気に食わないのか、目つきが鋭くなる一方。
「全く、相変わらず愛嬌の無い女……いや、少しは感情的になったのかァ?」
「......破壊しか能の無い貴様が、今更何を企んでいる」
「まぁそう急くな。なにせ二千年振りの再会なのだ。会話を楽しもうじゃ」
「"白金よ、貫け"」
「おっとと」
白金の大剣によってアガレスの話を遮るミカエル。しかし当の悪魔は微塵も気に留めていない。
「危ないじゃないか、気でも触れたか?」
「黙れ悪魔。貴様があの時居なければ......我が主はッ!!!!」
「"復活していた"、か?」
追記:だいぶ遅くなってしまいましたが、今後とも「紅の魔眼」を宜しくお願い致します。。。
@X→@iu_331




