41.害虫の正体
3連休たっぷり休んでました、はい。。。
その癖今回は短めです、はい。。。
「おはよう憂くん!!」
「お、おはよう……」
いつもより数倍機嫌良く挨拶する冬木。そのテンションの高さには憂はおろかクラスに居る全員が驚いていた。
「冬木さん? 何でそんなにテンション高いの……?」
「だって~ようやく私の夢が叶うんだよ? 誰だってテンションの一つや二つ上がるよ!!」
「あ、ははソウダネ」
「……裏切らないよね?」
「ボク、ウラギラナイ」
嬉しそうに夢を語る冬木だが、その内容は「自分が死ぬ事」である。もはや苦笑いしか出て来ない。
そんな憂のケイタイに一通のメールが届く。
[冬木さんを連れて生徒会室に来なさい]
杉江からの呼び出しメール。以前まで呼び出しに放送を使っていたのだが、それは生徒会室がプリン君によってセーフゾーンと化していたから。彼が居ない今、害虫に狙い撃ちされるのは不味いと判断した杉江はメールでの呼び出しに変更したのである。
「冬木さん、今から生徒会室に行こう」
「え、今から? もう授業始まっちゃうよ?」
「う…………探し人の件が関わっている」
「ッ!!……分かった、行こ」
夢を叶えてもらう為の交換条件。それを言われた冬木は表情を変え、憂と共に生徒会室に向かった。
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生徒会室に着くと、いつも通り杉江は椅子に座り紅茶を飲んでいる。
「こうして話すのは初めてかしら、冬木さん」
「そうですね、生徒会長さん」
(何で睨み合っているんだ、この二人……)
『女に囲まれて嬉しいか?』
(お前は黙ってろ)
何故かお互いに睨み合う二人。そんな空気に耐えられるはずも無く、憂はさっそく本題に入ろうとする。
「それで、何で僕達を呼んだんだ?」
「結論から言って…………"害虫"が見つかったわ」
「!! それは本当か!!」
「えぇ。休養を取ったお陰で満足に使うことが出来たわ」
そう言って右目に指を差す。夏休みの大半を病院で過ごしたお陰で、杉江の体調は完全に回復していた。
「それで……誰なんだ、ソイツは」
脅迫文の送り主、殺人鬼の噂、親友の洗脳____全ての謎が今、明かされる。
憂は頬に汗を流し、ゴクリと息を飲む。
「害虫の名前は(出珠 虎)。瀬流君と親友君が事件に巻き込まれた日、親友君と最後に接触した人物よ」
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「おーい灯央」
「あ、俺虎達と用があるんだった。先に校門に行っていてくれ」
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「アイツか……ッ!!」
確かにあの事件が起きる前、灯央は人と会っていた。本当に洗脳がされていたのなら、あのタイミングしかない。
「どうやら間違い無さそうね」
「その人が探し人? なんですか?」
「そう。この学校に潜む害虫、洗脳の魔眼使いよ」
「それは……確かに害虫ですね」
"洗脳の魔眼使い"と聞かされ、冬木も事態の深刻さに気付く。
「それで、これからどうすんだ?」
「"殺す"わ。生かす意味が無いもの」
「殺す…………か」
「えぇ、もともとそのつもりよ。それとも、冬木さんを協力者にしたのはその為ではないの?」
「そ、それは......」
「私は……私が死ねればどちらでも構いません。今更人殺しに抵抗はありませんし」
「決まりね。じゃあ作戦だけど____」
杉江と冬木により「出珠を殺す事」が決まる。
そして、最後まで決断する事が出来なかった憂は静かに自分の掌を見つめていた。
(僕は……殺すのか?)
殺すにしろ、殺さないにしろ。憂の人生が変わる事に変わりない。
実は2話から出てたんですよねー()
やっぱり毎日投稿しないといけませんよね。。。頑張ります
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