24.違和感の正体
1ヶ月振りですかね…………
「毎日投稿!」とかほざいて遊んでてスンマセンでした。
やる気のあるうちに書き進めます…………
同盟を結んだ翌日、渋々登校して来た憂。本当は家に引きこもろうとしたが、その場合怪物……もといプリン君がお迎えに来ていたであろう。それだけは何としても防がねばならなかったのだ。
と、そんなこんなで憂鬱に頭を曇らせていると、唯一の良心である柚子が登校して来た。
「おはよう憂」
「おぉ、柚子か……おはよう」
「どうしたんだい、そんな疲れた顔をして」
「え? あー夜中ずっとゲームしていたから寝不足なんだよ」
流石に「怪物と鬼ごっこしていたから」とは言えるはずがない。
「ふーん、そうなんだ。ゲームのやり過ぎには気を付けてね」
「お前は僕のオカンか」
「はははっ」
「お前らー席に着けー」
どう誤魔化しきる事かと考えていたその時、先生が教室に入って来た。これには憂もにっこり、「ナイスタイミングぅ!!」と心の中で先生に感謝をする。
「えー一部の奴らは知っているかもしれないが昨日旧校舎が倒壊した」
前言撤回、今一番言って欲しくない台詞を言いやがったあの先生……と、焦ったものの、「犯人は憂、お前だ」なんてことにはならず、淡々と業務連絡を続けた。
どうやら憂達が逃げた後に先生や警察が様子を見に来たようで、倒壊の原因は"経年劣化によるもの"だと判断されたらしい。
「という訳でしばらくの間は旧校舎には立ち入り禁止だから、くれぐれも近づかないように。それじゃ朝のホームルームはここまで」
「起立―礼」
結局、憂が怪しまれる事は無くホームルームは終わった。警戒し過ぎだったのかもしれない。そう一安心していると後ろから柚子が話しかけて来た。
「倒壊なんて起きていたんだね。憂は知ってた?」
「いやぁ全然」
「僕、旧校舎に入ったこと無かったからちょっと残念かな」
「そ、そっか」
「憂、体調悪いの? それなら保険室について行って__」
"ピンポンパンポーン"
『瀬流、瀬流憂。至急生徒会室に来なさい』
"ピンポンパンポーン"
「…………」
憂は絶句した。
「大丈夫、憂? 昨日も生徒会長に呼び出されたけど、何かあるなら相談に乗るよ?」
「だ、だいじょうぶ。ちょっとお願い事をされているだけだし…………」
嘘ではない、ちょっとを脅迫されているだけで……それに相談したところで何も解決しないだろう。悪魔は自分の問題なのだから。
「つー訳でちょっと行ってくる」
「分かった…………気を付けてね」
「ん? 何か言ったか?」
「いや、別に」
「そ、じゃあな」
特に気にする事もなく、すぐさま生徒会室に向かった憂。
しかし、柚子の顏は何処か影があるように見えた。
~~~~~
「遅い」
「ムシャガツモグ…………殺ス?」
「…………何この状況」
一言で言えばそこは汚かった。保存食だろうか、缶詰めや袋がボロボロになってそこら辺に転がっており、その中心地には体中を汚しながら肉やスープを頂いているプリン君が居たのだ。それも器用なことに紙袋を被りながら。
ちなみに杉江は目の前の椅子に座って優雅に紅茶を飲んでいる。
「何って、見れば分かるでしょ」
「見れば分かるでしょ? じゃねぇ!! 何でコイツこんなに食い散らかしているんだよ!!!!」
「お腹空いたみたいね。お陰で生徒会室にある保存食全部食べられちゃったわ」
「食べられちゃったわって」
「とりあえず座りなさい」
まるで他人事のような淡々とした態度に憂は呆れながらも近くのパイプ椅子に腰をかけた。
「で、呼んだ理由はプリン君のことか?」
「それもあるけれど、本題は同盟の内容よ」
「同盟ねぇ。昨日は聞きそびれちまったから助かるけど、わざわざ放送使ってまで呼び出す必要が」
「同盟の目的は"学校に潜む魔眼使いの殺害"」
「……んぇ!?」
突然明かされた同盟の目的に不意打ちを受ける憂であったが、杉江は当然無視して話を続ける。
「それと、呼び出したのはホームルームについて疑問があったからよ」
「ホームルーム? あー何か僕らがやらかしたって事バレてないみたいだな。ラッキー」
「貴方バカなの? あれだけの事故が起きたのなら休校、少なくとも事前にメールで連絡が来ているはずよ」
「ぐっ、確かに……って、まさか!!」
そこまで言われてようやく"違和感"に気がつく。
「瀬流君やプリン君のときも思っていたけど、今回で確信したわ。この学校に潜んでいる害虫は____」
この学校は変だ。
こんなに事件が起きているのに、この学校の人たちは慌てる事もなく普通に過ごしている。
混乱しているのが普通なんじゃないのか?
「洗脳の魔眼使いよ」
新章突入!
ようやく物語が進みます。
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