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突然の変貌

3月の半ば。季節はもう春。


まだ少し肌寒さは残るけど、庭のあちこちに草花が咲き始め、春の到来を感じるようになったこの頃。


あたしと響が出会った季節がまた再びめぐってきた。

春はあたしにとって人生が変わった特別な季節。



あれからもう1年か・・・早いなぁ・・。


去年の今頃は就職が決まらないってすごく焦ってたんだよね。

なんだかすごく懐かしい。



あのときは想像もしてなかった。

まさか自分が今ここに立っているなんて。



たくさんの偶然が重なって一つの運命になる。

あたしはこの運命をほんとに幸せに思う。




目の前の花壇のもうすぐ咲きそうなチューリップを見て思う。


春はいいなぁ・・気持ちが自然と前に向く感じ。

何か新しいことが始まりそうな予感がして心が躍る。



「キャロ」

呼ばれて振り向くと響が立ってた。

なんだか今日はとても機嫌がいいみたいで表情に表れてる。


そっか今日からだもんね。

今大学は春休みで、今日から登山合宿に行くらしい。

雪中登山は中止で行けなかったから、前からすごく楽しみにしていたみたいだった。


「気をつけてね!行ってらっしゃい」

とあたしが言うと、急に顔を近づけてきてあたしのほっぺにキスをした。


「行ってきます」

と笑顔を残して去って行く。


かぁぁぁぁぁ・・・


ふいうちだ・・・。



相変わらずあたしは響にドキドキさせられっぱなしで、

なかなか慣れない。

ってか一生慣れないんじゃないかって思うくらい。


こんなんでこの先大丈夫だろうか・・・

ふとしたときに不安になる。



「へーそういうことか!」


びくーっ!


振り向くといつの間に来たのか拓斗さんが立っていた!

拓斗さんまた髪型変えてる・・・。ナチュラルな茶色でちょっとパーマかけてる。オシャレさんだなぁ。


ってか今の見られたよね・・恥ずかし~~!



「最近響の性格が、昔みたいに穏やかになったなと思ってたらそういうことだったんだね」とあたしに笑いかける。


「響、昔は穏やかだったんですか?」


「うん。穏やかで素直でかわいかったよ。兄ちゃん兄ちゃんって俺にけっこうなついてたんだ」

と拓斗さんは過去を思い出して顔をゆるめてる。

そんなにかわいかったんだぁ。


「響は今でも素直は素直ですよ。」


「それはきっと君といるからだよ」


「え?」


「君といると昔の自分に戻れるんだろう。本当の自分にね」


「そうなんでしょうか?」


「うん。そうだよ。響は君に色んな意味で救われてると思う。

俺たち兄弟ではあいつの心は救ってやれなかった。キャロちゃん、ありがとう。兄として感謝するよ」


「そんな、あたしは何も・・・」


「うん、それでいいんだ。何もしなくても傍にいてやってくれ。これからもずっと」


「・・・はい。」


「ありがとう」と拓斗さんは心から嬉しそうに笑った。


「いえ、あたしの方こそ響が必要ですから」


「相思相愛だね。さっきも仲いいとこ見ちゃったしなぁ」とあたしを少しからかうような目でじっと見つめてくる。


「!」


かぁぁぁぁぁ・・・恥ずかしい・・・。



「拓斗さんこそどうなんですか?玲ちゃんからあまりベタベタしないって聞きましたけど?」とあたしは反撃に出た。


「えっ・・・俺たちのこと知ってたの?」と驚いた顔をする。


「あっ・・・はい、もうずっと前から」


そっか、拓斗さんには二人の仲知ってるってこと言ってなかったよな。


「恥ずかしいなぁ・・・。いやベタベタしないっていうかほんとはしたいんだよ?・・って俺何言ってるんだか。

自分で言うのもなんだけどすごく奥手なんだ。玲もそうだからどうしてもそういう感じにはならなくてさ」


あはは、拓斗さんが今までになく饒舌になってる。

普段自分のことあまり喋らない人だから新鮮だなぁ。


「意外と期待してるかもですよ?」


「えっ」


「ベタベタしてくれるの」


「そ、そうかな・・・それならちょっと頑張ってみようかな、うん」

とぶつぶつ独り言みたいに言っている。


こんな素敵でカッコいい人が奥手だなんてすごく予想外。

でもそこがいいかもね。誠実さを感じるし、いいギャップだ。


「お互い頑張りましょうね☆」


「うん、頑張ろう!それじゃ仕事頑張ってね」


そうして拓斗さんは去って行った。


これから玲ちゃんがテンパる様子が想像できるな。




明日は響のいない休日だから少し寂しい・・。


たまには一人でぶらぶらしよっかな。





そして休日。


今日は色々買っちゃったぁ。

春物の服があまりにまぶしくて衝動買いしてしまった。

イエローのシャーベットカラーのワンピース。そしてピンクのリボン付きのパンプス。


次のデートのときに着て行こう♪

彼氏が出来ると買い物してるときの気持ちが前とは違うんだよね。

響のことばかり考えて服とかも買ってしまう。


かわいく見られたい、褒められたい、喜んでもらいたい。

そんな気持ちが強くなって、つい真剣に選んでしまう。


だけどそうやって買い物するのすごく楽しい。



満足して外に出ると辺りはすっかり暗くなっていた。



そのショッピングモールからの帰り道。


あれ???


あたしの目にふと止まった前方にいる黒装束の二人の男女。

路上の端で立ち話してる。

男の人の方、ツキノンに似てるなぁ・・・

と見てると男の人の横顔が見えた。


ってかツキノンじゃん!!


女の人に手を振って別れ、こっちの方向にくるっと向いた。

ツキノンとの距離は10mくらいで、あたしに気付き驚いた顔で一瞬立ち止まる。

その後ゆっくり近づいてきた。


「久しぶり。こんなとこで会うなんて奇遇ですね」と微笑んで言う。

ツキノンとはあのお疲れさま会以来だ。


「うん。ツキノンに似てる人がいるなぁと思ったら本人でびっくり」


「そこのショッピングモールの本屋でバイトしてるんですよ」


そういえば本屋でバイトしてるって前に言ってたけどここだったんだ!


「そうだったんだ。・・・ところで今の女の人って?」とさっきから一番気になってることを質問した。


「彼女ですよ」とにっこり笑う。


「え!!彼女?!いつから??」


あたしはあまりに驚いて口をパクパクさせちゃった。頭の中が?マークでいっぱい。


「つい最近。大学の友達なんですが告白されたので付き合うことにしました」


ん??今の言い方だとまるで・・・



「その子のこと好きなの?」


「分かりません」ツキノンは笑顔を崩さない。


「・・・好きじゃないのに付き合ってるの?」


「ダメですか?」


「なんていうかツキノンらしくないような」


「僕はこういうやつですよ」


違う、何か違和感がある。

だってあんな一途にまっすぐ鳴ちゃんのこと・・・

その瞬間あたしの頭に浮かんだ一つの考え。


「・・・もしかして鳴ちゃんのこと忘れるため?」


「・・・」


ツキノンは急に黙った。さっきまでの笑顔がなくなり無表情に変わる。


「そうなんだね?」


「・・・はは、あなたという人は自分のことには呆れるくらい鈍感なのにどうして他人のことには敏感に気付くんでしょうか?」


やっぱりそうなんだ・・・

ツキノンは嘘をついてた。

鳴ちゃんへの想いは友情になんか変わっていなかった。

抑え込んだだけ。

それで今もその状態のまま・・・


「こんなことをするくらいならいっそ言ってしまった方が楽にならない?」


「楽に・・ね。確かにそうかもしれない。けど失う。大事なものを」


「・・・」


「僕は最初から勝負すら出来ない。この気持ちがあなたには分かりますか?」


「ツキノン・・・」


「そんな憐みの目で見ないで下さい。僕が今していることは間違ってるとは思わない。つらい恋を忘れるためにしてることなんだ。もしかしたら忘れられるかもしれない。応援してくれますよね?友達なんだから」


「・・・・」


ツキノンどうしちゃったの?あたしには自暴自棄になって自分を見失ってるようにしか見えないよ。いつもの冷静なツキノンじゃない。


そんなツキノンを・・。


「応援できないよ・・・」


「どうして?」


「誠実じゃない。」


「誠実でいることがいつも正しいとは限らない。それに僕は元々誠実じゃない。あなたとは違う」

急にツキノンの様子がさっきと変わってきた。

目が鋭くなってる・・・。


「ツキノンは誠実だよ!だって鳴ちゃんのことあんなにまっすぐ・・・」


「あなたに僕の何がわかるんですか?何も知らないのに決めつけないでください。僕は闇の塊なんです。黒い心で覆われてる。応援できないならもう放っておいてください。」

そう言ってあたしの横を通り過ぎる。ツキノンは明らかに感情的になってる。こんなツキノンは初めて見た。


あたしはとっさにツキノンの腕をつかんだ。


「ツキノン、冷静になってもう一回いい方法考えよ?ツキノンの心がクリアになる方法絶対あるよ!だから、ねっ!あたしも一緒に考えるから!」と必死になって言うと・・・



「・・・あなたは綺麗過ぎて時にムカつきます」


イキナリ腕をつかまれ路地裏へ引っ張られた。



「ツキノン?!」




あっ!!



ツキノンがいきなりあたしの首元に顔をうずめた・・・?!


「痛っ・・・」


その瞬間鋭い痛みが首に走る。




あたしツキノンに噛み付かれてる?!



あまりのことに微動だにできなかった。恐怖を感じるよりも先に驚きでいっぱいになって。



ツキノンがすっとあたしから顔を離す。



「これであなたはもう綺麗じゃない」


そう言って冷めた目で笑うツキノンの顔は妖しくて、ゾっとするくらい美しく見えた。


まるで本物の吸血鬼のような・・・。




「・・・・」


茫然と立ち尽くすあたしの元から身を翻し今度こそ去って行った。




今何が起こったの・・・?



ヒリヒリ痛みが残る首元を手で押さえる。


これは何?


あたしに傷を付けたの・・・?




違う。これはツキノンの傷だ。


とても悲しい傷・・・。


助けを求める心からのサイン


あたしにはそう思えた・・・。






魂が抜けたようにボーっとしながらお屋敷に戻った。

お庭の噴水のところに行く。

今のあたしには少しでも癒しが必要だった。


「キャロ?どしたの?」


「!」


先客がいた。鳴ちゃんだ。


「鳴ちゃんこそどうしたの?」と力の無い声で質問する。


「今、期末の試験中でさ、勉強してるのがしんどくなっちゃってちょっと気分転換に庭に出てみた」


「そっか・・・」


「キャロ?ほんとにどうしたの?」と心配そうな鳴ちゃん。

その顔を見てるとさっきのツキノンを思い出し胸が痛くなってきた。



「・・・ツキノンが傷ついてる・・・」


「え?」


「ツキノンが手に負えないほど傷ついててる・・・。あたし友達なのに何もできなくて。むしろ傷つけちゃった・・・。」

涙がポロポロあふれだす。


「キャロ・・・」

鳴ちゃんが優しくあたしの頭をなでる。


「鳴ちゃんしか救えないかもしれない・・・。」


「おれが?」


「うん・・・一緒に来てくれる?」


「・・・分かった」



ツキノンにもう一度会わなくちゃ・・・。

このままじゃダメだ。

闇の中に入り込んでしまったツキノンを救えるのは

きっと鳴ちゃんだけだ。

ツキノンにとって唯一の光である鳴ちゃんだけ。


あたしじゃダメだ。




あたしは汚い手を使ってツキノンを呼び出すことにした。

こうでもしないときっと会ってくれない。


『明日会ってくれませんか?もう一度話がしたいです。会ってくれないなら鳴ちゃんに全て話します』


夜遅くに返事が来た。


『ショッピングモール前に4時に』




ツキノン待ってて。もうすぐ光で照らしてあげるから。

だから一人で闇の中に居てないで出て来て・・・。








そして約束の日・・・


「鳴くん・・・」

ツキノンは驚いた顔をする。


「ツキノン久しぶりだね」と鳴ちゃんがにっこり笑って言う。


「はい・・・」


ツキノンの表情が穏やかに変わる。



やっぱりそうなんだ。


なんだか自分の無力さを感じるけどそれでも嬉しい。

またいつものツキノンが見れて。


「キャロから聞いたよ。なんか落ち込んでるんだって?どうしたの?」


「・・・」


「ツキノン?」


「キャロさん、少し鳴くんと二人にしてもらっていいでしょうか?」


「・・・うん」


「この路地を抜けたところに公園があるんですが、そこに行ってます。」


「分かった」



あたしはショッピングモールの中で時間をつぶすことにした。




「・・・・」


ツキノン、もしかして・・・鳴ちゃんに・・・。


その予感を感じた途端、気が気じゃなくなってきた。


どうなるんだろう・・・二人の関係。


あーーいてもたってもいられないよ!




1時間ぐらい経ったころメールが入ってきた。

ツキノンから話が終わったから公園に来てとのことだった。


心臓がどきどきする。

結果が気になってしょうがない。


あたしは急ぎ足で公園に向かった。



するとベンチに座って笑い合ってる二人・・・

あれ???

もっと気まずい感じになってると思ってたのに・・・。


あたしに気付いて立ち上がる鳴ちゃん。


「ツキノンが今度はキャロと二人で話したいって、おれショッピングモールで待ってるね」


「うん。分かった!」


鳴ちゃんの様子もいつもと変わらない・・・

あれぇ??


まぁあれこれ考えてもしかたない。本人はここにいるんだから直接話を聞こう。


「ツキノン・・・」あたしはゆっくりベンチに座る。


「あなたの言った通り、心がやっと楽になりました」


ツキノンは晴れやかな顔をしてる。


「ってことは・・・?」


「はいフラれました」


「・・・・」




「何であなたが泣くんですか?泣きたいのはこっちなのに」


「・・・ツキノンの代わりに泣いてるの!」


「あはは、やっぱりあなたはいい友達です」


「・・うう・・ツキノン・・」


苦しい。あなたには分からないと言われたけど、でも苦しいんだよ。

痛みが自然に伝わってくるんだよ・・・。



「ここ最近自分を完全に見失っていました。あの子と付き合うことにしたのは苦肉の策です。どうにかして自分を保とうとしていた。あなたの言うとおり誠実じゃなかった、僕はひどい男です」


「ツキノン・・・もう自分を責めないで。」


「ありがとう。けど・・・これだけは後悔してもしきれないくらい後悔しています。」

とあたしの方を向いてじっと見つめる。


「?」


「あなたを傷付けてしまった」


とあたしの首元に残る痕をそっと手で覆う。



「友情を崩壊させるようなことをしてしまいました。本当にごめんなさい」

心からの悲しい顔。伝わってくる後悔の気持ち。



「これはツキノンの傷だから、ツキノンが元気になれば消えるよ。ほらもう消えてきた」

とあたしは笑いかけた。


その途端ぎゅっとあたしを抱きしめた。


「つ、ツキノン??」


ツキノンがあたしに抱きつくなんて・・・



少ししてからそっと離す。


「あはは、僕は響さんに怒られるようなことばかりしてますね。・・・・キャロさん一つお願いがあります。」


「何?」


「思いっきり殴ってくれませんか?こんなんじゃお詫びにならないかもしれませんがせめてもの僕の償いです」


え!!何を言いだすかと思いきや・・・


「そ、そんなぁ殴るなんて無理だよ」


「いえ、お願いです、でないと僕はずっと自分を責め続ける」


そ、それはそれで困るな・・・


「じゃあ・・・」


「思いっきりですよ?」


「う、うん」


あたしは目をつぶって強めにツキノンの顔をパシっとひっぱたいた。



「はぁ・・・これでようやくすっきりです・・・。」



「鳴ちゃんとはこれからどうなるの?」


「それが・・・言ってしまったら終わると思ってたのに、どうやら終わらないみたいです・・・。」と穏やかに微笑む。


「え??」


「恋愛の気持ちは受け入れられないけど、それでもいいなら今まで通り友達でいようって」


鳴ちゃん・・・やっぱりいい子だなぁ。


「それで、4月からまた家庭教師復帰です」


「え??」


「鳴くん4月から高校3年生で、受験生になるってことでやっぱり家庭教師続けてもらおうという話になったみたいです」


えー!!!


「やったぁ」と今度はあたしから抱きついた。

嬉しい!またツキノンと鳴ちゃんと3人でティータイムが出来る・・。


「あはは」



ツキノンいい笑顔になってる。

よかった。



もう闇の塊なんかじゃない。

ちゃんと光を持ってる。その目に。


暖かい光を・・・







鳴ちゃんと二人での帰り道・・・


「鳴ちゃんはやっぱり心が広いなぁ」


「そんなことないよ。こんなことでツキノンを失くすのはおれも嫌だからね」


「ありがとう」


「うん」


鳴ちゃんの優しさにみんな救われてる。

あたしもツキノンも。



「もしかしてキャロ、いつもカテキョの時間に部屋入ってきたのってこのことに関係してる?」


「あ・・・うん。最初はね、ツキノンのこと警戒してて鳴ちゃんを守ろうとしてた。でも最近はただ3人でお茶するのが楽しくて目的は変わっちゃってたんだけど。」


「そうだったんだ・・。このことに関しては全く気付かなかったよ。たまにツキノンの視線感じることあったけど、癖なんだと思ってた。だってキャロのこともたまにじっと見てるし」


「え??」


「気付いてないの?」


「う、うん。全く」


「ふーん。まぁいいや。とにかく、キャロありがとうね。守ってくれようとしてくれてたなんて嬉しい」


「うん。鳴ちゃんは大事な弟みたいなものだから」


「あはは。キャロがお姉ちゃんかーむしろ妹なんだけどなぁ」


「もーまた子ども扱いしてー」


「ウソウソ。お姉ちゃん怒らないで」と小悪魔風ににっこり笑う。


はぁ・・・その笑顔はむしろ罪だよ。

誰もが許してしまうようなかわいい笑顔。



「ところでずっと気になってたんだけど、その首どうしたの?」とあたしの首元を見ながら聞いてきた。


「えっあーこれ・・・」

ツキノンに吸血鬼みたいに噛まれたなんて言いにくいな・・・。


「もしかして響?」


「え??」


「だってそれどう見てもキスマークに見えるんだけど」



え??



今なんと・・・?



「だから響とついにそんな関係になっちゃったのかなって」


「・・・これキスマーク?」


「え?そう見えるけど違うの?」



・・・えええええ!!!!


心の中で大絶叫した。



「キャロ!どうしたの?その顔恐いよ~~」



そんな・・・響に知られたらあたし・・・

いつものお仕置きどころじゃすまないかも

それにツキノンにブチ切れて何するかわからない・・。



ダメだ、これはぜっっったいに隠し通そう!!



そう心に強く誓った・・・。









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