第5話 チップル
月額四千円という金額を入場料として払ったこの「チップル」というアプリには男との出会いを求める女たちの画像とそのプロフィールがあった。
同性のものは見れないようで、ライバル達がどんな奴らなのかは分からないようになっているようだ。
例に従い自分もプロフィールを完成させていった。住んでいる地域、身長、スタイル、趣味などを入力する。
画像は前に友人達と撮った写真を自分の写る部分だけ切り取って口元にモザイクをかけ使うことにした。だいたいの顔がわかる写真がないのは男女問わずマッチングしにくいと事前に聞いていたからだ。
登録も終わり、希望の地域と年齢を検索すると、女のプロフィールが山のように出てきた。モンスターじゃないよねと質問したくなるレベルのブスから絶対男に困ってないだろという美女まで本当に沢山のタイプの女がいるなと感心してしまった。
この中の気に入った女に「いいね」を押して待つと、それを見た相手がいいねを返してくれたかどうかが通知され、マッチングしたと運営から通知が送られて来てやり取りが始まるらしい。
なんかゲームに近いものがあるな、と思いながら自分好みのタイプの美女に「いいね」をした。一日につき十人にいいねできるので、あまり派手すぎず可愛い感じの女十人にいいねをして眠りについた。
十人全てマッチングしたらどうしようなどと考えていたのだが、朝起きてもチップルからの通知はなかった。
マチアプってなかなかマッチングしないですよね。けどそれも解決方法があります。大丈夫です。




