第29話 シオリ⑤
カラオケから見て裏通りのホテル街に着き、俺はシオリにここ入るから、と言うとシオリはうん、と返した。
やばいどうやってチェックインすんだよ、という俺の戸惑いを察しシオリが光っている部屋番号のボタンを押し「行こ」と腕に巻き付いた。番号は207だった。さすがに番号の部屋へ行くくらいは解る。
部屋に入るとすぐさま俺はシオリを求め、シオリもそれに応えた。女の身体を愛撫した経験の無いオレはただただAVからの情報のままシオリの胸を揉み太腿を摩りながらシオリとベッドへ倒れこんだ。
ライトの位置はすぐ分かった。明かりを真っ暗にし、シオリが気を遣うようにちょっとずつ服を脱ぎ出したのに気付きオレは服を投げ捨てた。
シオリの下着は俺が脱がせた。糸を引く程濡れた肢体からは発情した女のフェロモンのような匂いがして、俺の息子は恐ろしいほどに漲って俺は獣になった。誰だ初めては勃たないなんて言っていた奴は。
「ああ!」
人生で初めてのセックスは、10秒で射精してしまった。言い訳をさせてもらうならば、部屋に入ってから入れるまでのほとんどの時間、オレの息子はシオリにずっとクチャクチャされていたのだ。射精した瞬間息子の中身が出てるのではないかというくらいの快感があった。
俺が射精して抜いてもシオリは止まらなかった。息遣いも荒く俺の快感を感じる場所を舌と指と俺の反応で探し当て終わらない快感に俺は一分もかからず復活した。
俺は朝が来るまでに計4回射精した。その間にシオリがあっ、そうされるの好き!とかそこして、もっと吸って!と喘ぎながら教えてくれるのでだんだんとどう触ればいいのか理解しながら愛撫し、シオリにも俺の快感の琴線を射精の度に執拗に攻められた。
カーテンが光り始め、雀が鳴き朝を伝えると俺はシオリにそろそろ寝ようと言い、俺達はぐちゃぐちゃの布団の中で眠りについた。




