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第27話 シオリ4

 待ち合わせの駅へと向かいながら、俺はアリサとクミにLINEを返した。いつの間にか俺は三人とLINEのやり取りをすることに何の違和感も覚えなくなっていた。

 

 

 シオリのバイトが終わる時間よりも少し早く着いたので、コーヒーでも飲むかとチェーン店のコーヒー屋に入って時間をつぶすことにした。

 

 

 俺はアイスコーヒーを頼むと席に着き、窓に映る自分を見て少し小綺麗になったなと感じた。竜さんのアドバイスのままにしているだけなのであるが、自分で自分のことをそんな風に思ったのは初めてのことだった。

 

 

 少しして終わったよ、と連絡があったので待ち合わせ場所である駅のコンビニの前に向かうと、シオリはもう俺を待っていた。

 

 

 シオリはカーキ色の薄手のニットに黒いパンツで立っていたのでくっきりと大きな双丘が浮かび上がっていた。昨日の腕の感触を思い出してしまうが、今日もあまり見ないようにしなければと自分を諌めた。

 

 

 互いにお疲れ、と軽く挨拶した後、シオリがカラオケに行こうと言い出した。バイトでしょっちゅうカラオケには居るのだが客としてカラオケに行くのは久々だった。

 

 

 カラオケまで歩く間、俺からシオリの手を握った。シオリは何も言わずそれに応えた。道すがら話したのだがシオリから見て俺は二、三人は普通に付き合った経験がありそう、と勝手に思っていたらしい。

 

 

 「だからこうして手繋いで歩くのだってどんな顔していいか分かんねえんだよな」

 

 

 「普通にしてたら良いんだよ、恥ずかしい?」

 

 

 「うるせえよ」

 

 

 などと軽口を言っていたらカラオケに着いたので、受付を済ませ部屋へと向かった。部屋に入るやいなや、シオリは俺の首に手を回しキスをした。今回は俺もそれに応えた。

 

 

 

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