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第13話 アリサ

 地味な不細工にいいねをばら撒いた結果マッチングしたこの女はアリサといった。

 

 

 見た目は全く可愛くない。地味なブスだ。が、アリサはやり取りの中で俺の話によく笑った。俺とアリサは朝はおはようと互いにラインをし、今日あったことを報告しあったりするようになった。

 

 

 夜は電話もした。話し方からおとなしいが優しい人柄なのが伝わる。今回は俺の方から良かったら一度会ってみませんかと誘った。

 

 

 ユニクロで買った上下の服、アマゾンで注文した白のエアフォースワンもとっくに出番を待っていた。準備万端である。

 

 

 待ち合わせ場所に俺が着くと改札から女が近づいてくる。アリサだ。画像の通り地味で決して美人とは言えなかったが、やり取りしながら何回もアリサの写真を見ていたので気にならなかった。

 

 

 晩飯を食べに行こうということになったので俺はビールを飲みながら焼き鳥が食いたいと言った。アリサは私も食べたいと返した。

 

 

 俺は竜さんのアドバイス通りアリサとの時間をを楽しもうとしたし、またアリサも俺との時間を楽しそうにしていた。次は昼間に水族館に行こうと誘ったらいいねえーとOKしてくれた。

 

 

 駅まで一緒に歩き、電車が逆方向なので俺達は改札で別れ、帰りの電車で今日は楽しかった、ありがとうとラインすると、私も!と返ってきた。俺はすっかりアリサに惚れていた。きっとアリサも俺と同じ気持ちだろう。


 

 次の日から俺はアリサにラインをする頻度が上がった。今どこで何をしているのかを頻繁に聞くようになり、連絡が遅いと何故遅くなったのかを訊いた。

 

 

 三日くらいラインが続いたある日の夕方、アリサから

 

 

 「そんなに沼らないで」

 

 

 とラインが来た。やばい、嫌われると思った俺はパニック状態になり慌てて

 

 

 「アリサ。俺と付き合ってほしい」

 

 

  と返信した。

 

 

 

 「ごめんなさい。私考えたんだけど、俺君にはもっといい人がいると思う。本当にごめんね」

 

 

変わらず優しい言葉遣いだったが俺は拒絶された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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