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第10話 アヤ3

 アヤが、「わたし、緑は〇〇〇〇〇〇ですよ」とメッセージしてきたので、俺は勘を働かせこれはラインIDの隠語だと理解した。そこからはラインでやり取りすることになった。


 

 待ち合わせ場所のカフェに向かうまでの間、アヤといろんな話をした。

 

 

 二十歳の学生でこれと言った趣味はないこと。煙草は吸わないし、吸わない男がいいこと。彼氏は一年くらいいないこと。アプリの男と会うのは三回目であること。

 

 

 アヤは話したがりなのか俺がカフェに着くまでやり取りは続いた。俺はカフェの奥のほうのソファに座ると、アヤに先に着いて奥の席に座っていますと伝えた。

 

 

 五分ほどするとアヤは写真通りのイメージのまま現れた。ロングスカートに短めのグレーのTシャツ。大きめの胸と少し大人びた感じが俺には好印象だった。立ち上がる俺を見つけたアヤはほんの一瞬目を大きくした後、笑顔で奥の席へと歩いてきた。

 

 

 お互いに初めまして、と挨拶を交わしてから、俺は今までと違い自分が楽しむことを心がけて話した。いちおうお互いに笑顔も出て、いい気持ちで会話ができた気がする。

 

 

 三十分ほどして、アヤは今から友人と晩御飯を食べに行くと言うので二人でカフェを出た。

 

 

 アヤと別れてから俺は「楽しかったです、次は映画でも行きませんか?」と送った。

 

 

 少ししてラインが鳴った。アヤからだ。

 

 

 「ごめんなさい。私あなたのファッションセンス苦手かも」



「もうデートはできないです」



見た瞬間まさかと思いアヤにスタンプをプレゼントしてみた。俺はブロックされていた。

 



 

 

 


※豆知識 

ラインスタンプをプレゼントしようとしてプレゼントできない場合は、相手からブロックされています。

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