24 決着
一体奴は誰なんだ?
ルーギアと戦ってるみたいだが。わかる事といえばやつが天使だと言う事とめちゃめちゃ強いと言う事くらいか。まぁそんなのあの立派な翼を見れば誰でもわかる事だけど…。まぁ十中八九俺を追ってきた天兵団だろうな。また俺のせいで二人が…。
「ルーギアっー!」
「レグルスか?」
「良かった…無事だったか」
「お前がこの水を?」
「あぁ。俺がこいつ使って出したんだ」
グリーディアを掲げて見せた。その瞬間、ルーギア達の奥にいた天使が猛スピードで突っ込んできた。
ガキンッ!
基、斬りかかってきた。というほうが正しいだろう。何とか反応しグリーディアで受けた。
「貴様ァっ!」
この天使は何故こんなにブチギレてんだ?そりゃ大量虐殺の犯人かも知れないというのはあるだろうがここで殺す訳にもいかないはずなのに。ってそんなこと言ってる場合じゃない。こいつの力は尋常じゃない。このままじゃ押し切られそうだ。オーラを使うか?
「レグルス!」
ドゴッ!
オーラを使うか悩んでいる隙にハヤテが天使を蹴り飛ばした。
「ちっ!」
飛ばされた天使はものすごい剣幕の顔を上げ俺を睨みながら構えた。大分俺の事を恨んでいるんだな…。
どんな理由かは知らないが死ぬ訳にはいかない。ここは徹底抗戦だ。生半可じゃ多分通用しない。ここはオーラで…。と構えを取ったが俺の目の前にはルーギアとハヤテが庇うように立ってくれている。
「二人とも…」
「いいから気にすんな」
「そうそう。ルーギアさんと俺はあいつの強さを知ってる。だから俺たちが前を張るんだ。お前はなるべく力を使わないことを考えろ」
「で、でも」
「いいから下がってろ!俺たちに任せな」
そうだ。俺はこの人達を信じるって決めたんだ。それは実力も含めての事。心配は返って失礼だな。
「わかった。頼んだ」
「リリア、無事か」
「無事に…見えるかよ…」
「あぁ。元気そうでなによりだ。レグルスとニシマを守れ」
「うわぁっ!」
ルーギアが脇に抱え運んできたニシマを捨てるように置いた。
「バカクソ…無茶苦茶な…こと言うんじゃねぇよ…死ね…」
「頼んだぜ。行くぞハヤテ!」
「はいっす!」
天使に向かって突っ込んでいく二人。
「邪魔をするな地虫どもっ!」
衝突する3人。凄い戦いだ。激しい風圧が来る。
「話ぃ…聞けや…っ!」
リリアはそう言いながらオレンジ色の霧を出した。
多分、俺たちを守る為に役に立つ効果のある霧だろう。なんだかんだ言いながらやっぱりリリアは優しい…。だがこんなにボロボロの状態なんだなるべく無理はさせたくない。万が一の時は俺がやらなきゃ。
ってそれより堕天使はどうした?!
辺りを軽く見渡す。しかし、堕天使の姿は見えない。
あの水に流されてどこか遠くまで流れて行ってしまったのか…?それか…死んだとか…?いや、いい。分からないことは考えても分からない。まずは眼前の脅威、あの天使だ。俺が今すべきことはルーギア達の邪魔をしないで二人のサポートをする事だ。その為に天使の動きを見ておこう。
「死ねぇぇっ!」
まさに鬼神の如きだな…。あの派手な剣をあんなに振り回しているのに疲れる様子がない。素人目にもわかるほど鍛え上げられた剣術を持っているようだ。その証拠にあのルーギアとハヤテの攻撃が全て弾かれているように見える。それどころか少し押されているようだ。
「ねぇ、レグルスさん。ルーギアさんとハヤテさん大丈夫かな」
ニシマ…
「あいつ…めちゃめちゃ強いんだ。光を操る天賦もってて…それで…。二人ともボロボロになりながら戦ってて…俺…何も出来なくて…あの二人に死んで欲しくない…!」
悔しかったんだろうな。二人に守られているだけの自分が情けなくて…遣る瀬無い気持ちに押しつぶされそうになっていたんだな。分かる。俺もその気持ちだ。
でも…だからこそ。
「ニシマ。俺が母ちゃんのことでお前に言ったこと…覚えてるか」
「…信じることをやめるな」
「そうだ。それは今も同じだ。あの二人を信じることをやめるな。そうすればきっと想いは届く。だから、俺たちにできることを。二人を信じることを精一杯やろう」
「…うんっ」
強い子だ。頼むぞ二人とも…。絶対死ぬなよ…!
「しつこい奴らめ!」
アマタは当初こんなに時間がかかるとは思っていなかった。幼少期から天才と称され剣術の才能も戦いの才能もあった為に常に自信に満ち溢れた人生だった。そう敗北など一度もない完璧な人生。それを望み叶えてきた。しかし、今目の前にいる奴らはその完璧な人生を狂わせる可能性がある者達だと認めざるを得なかった。自慢の天賦でも剣術でも仕留めきれない奴らにどうしようもない苛立ちが募っていく。そして苛立つ気持ちを我慢するのはそろそろ限界だった。血が登りきったアマタの頭はある記憶を完全に消し去っていた。
「アマタ、指令を出す」
「はっ」
「例の容疑者の悪魔とその一味を殺さず引っ捕えよ」
「殺さず…?!天魔間の和平を無視し我らの同胞を何千と殺した男ですよ!!なぜ、生かす必要があるのですか!」
「空皇様のご命令だ。逆らう事は許さん。以上だ」
「お待ちください!総団長殿!……クソッ!地虫共め…!」
天兵団総団長から指示。殺さず捕らえよの殺さずも捕らえよももう既にアマタの頭には何も残っていない。ただ己の苛立ちを解消するために邪魔なやつを殺す。それしか頭になかった。
「無造!」
アマタが剣を振るうとまたしても先程と同じ小さい太陽が現れた。
「ちっ、またか!」
「有造!」
ザシュッ!
その太陽を叩き切るアマタ。斬られた太陽は大きな光の玉へと変化し何十個にも分裂していく。
「刻印…」
アマタがそう呟いた途端、分裂した光の玉はクルクルとアマタの周りを回転しどんどんと勢いを増す。
「ルーギアさん…一体あいつは何をするつもりなんすかね」
「これは…」
ルーギアは眉を顰めた。アマタの様子に違和感を覚えたからだ。そして…なにかに気づいた。
「まずいっ!お前ら!全力で逃げろ!」
「な、なんでですか?ルーギアさんならあれくらい消せるんじゃ…」
「あいつの右手の甲をみろ!」
「なっ…!まさか…!」
ハヤテが焦って見るとアマタの右手の甲には謎の光る文様のようなものが浮かび上がっている。
「刻印…!」
「あれを使われたら俺でも消せん!それに光を食らったら…ひとたまりもねぇ!」
「レグルスーっ!二人を連れて逃げろぉ!!」
何が起きたんだ?突如二人がこっちに走ってくる。
それに…あの天使の様子が変だ。あいつの周りをクルクルと周っている光の玉…あれはやつの天賦に関係してるのだろうか。でもそれなら変な話だ。ルーギアなら一切問題ないだろうに。
そんなことを考えていたら天賦を使ったハヤテが俺たちの元へ到着した
「やつが刻印を使ったんだ!このままじゃ死ぬぞ!」
「刻印?」
「説明してる暇はねぇ!とりあえずあの技はルーギアさんでも消せねぇんだ!」
「なっ…!」
ルーギアが消せない!?ってことはこのまま奴は俺たちに攻撃してくるってことか?でも逃げるにしたって周りは水だらけ…俺たちがいるのは砂の小島の一番端っこ…ここから先は泳ぐ羽目になる。それであれから逃れられるのかよ…!
アマタの周りの光は時間が経つにつれ回転を早めていく。それはもはや幾つもの玉が回っているのではなく光のリングが回転しているように見える。
「あいつ…何するつもりだ?」
「はぁはぁはぁはぁ…!ハヤテ…早いな…おまえ…!」
「す、すみません!ルーギアさんも一緒に連れてくればよかったっす…!」
「そんなことより…あいつのあれ」
「ええ…まずいっすね」
「二人ともあの技知ってるのか?」
「いや。知ってるって訳じゃない。でもある程度想像がつく」
「あぁ。あいつの天賦での攻撃は光の玉を作り超速で光を飛ばし攻撃してくる」
「光を…飛ばす」
ようはレーザー的な感じか?
「そしてあのリングのようになっているのは小さい光の玉が何個も連なってるものだ。つまり…」
「全方位にレーザーがっ?!」
「レーザーっていうのか?」
「あー…なんかそう呼んでみよかなって」
しまった。思わず。
「まぁこの際なんでもいいか。レグルスの言う通りやつがやろうとしているのは全方位への攻撃だ…。それも当たれば即死は免れないだろうな」
「即っ…!?」
まじかよ!あの光そんな威力があんのか!
確かにさっきから見ていた戦いではルーギアが無効化していたりハヤテが軽々と避けていたから威力は分からなかったけど…ちょっと待て…じゃあこれって…
詰んでね?
「ふっふっふっ…!はっはっはっはっ!馬鹿な地虫共が!死に晒せっ!」
「やめろぉぉぉ!」
歪んだ表情で全員を見下すアマタに啖呵を切ったのはこの場の誰よりも非力でひ弱な男だった。
「ニシマ…」
「あぁ?何様だガキ。誰に物言っている。俺が誰かわかってるのか」
「知らん!」
すげぇ堂々と知らんと言い切ったぞ。こいつ何気にすげぇ肝座ってんな。
「お前の事なんか知りたくもない!お前みたいな奴は大嫌いだ!レグルスさん達はいい人達なのに、なんでこんなことするんだ!」
「貴様…どんだけ愚かな事を口走っているか自覚しているのか…?」
ニシマの背中に小さな翼が生えていることに気づく
「なっ…!お前天使か…!?なぜこいつらと一緒にいる!こんなゴミ虫共と!」
「この人達はゴミなんかじゃない!虫なんかじゃない!レグルスさんは見ず知らずの俺に…しかも天使の俺に!とても親切にしてくれるいい人だ」
「ニシマ…」
「ルーギアさんも俺を守るために色々してくれていたし」
「うんうん」
「ハヤテさんも俺の事気遣ってくれてるし」
「当たり前だ」
「リリアさんは…………………………………………この人達はいい人達だ!ゴミじゃない!」
「殺すぞ!ゴミガキッー!!!」
リリア。こればかりは自業自得だ。
「それこそ知るか!こいつらは俺の敵。その敵に与するお前も天使だろうがなんだろうが敵だ」
剣をニシマに向ける
「お前も…死ねっ!」
回転のスピードが上がったっ…!?いよいよ時間か。どうする…あのレーザーはルーギアでも無効化出来ない。逃げ場もなければ防ぐのは無理だろう。なら……迎え撃つしかない。
俺はキッと天使の方を向き構えをとった。
「我竜天睛!」
レグルスの身体から赤い大きなオーラが立ち上る。
「レグルス?どうするつもりだ?」
「逃げられない、防げないなら迎え撃つしかない」
「な、バカ言うな!さすがのお前の天賦でも押し負けるぞ!」
「かもしれねぇけどやらないわけにゃいかねぇだろ!」
そんな事はわかってる。俺のオーラの攻撃じゃあいつのレーザーに押し負ける…。でもやらない訳には行かない。諦めて死ぬなんて嫌だ。ニシマに信じることをやめるなって言った俺が信じることをやめる訳にはいかねぇしな。考えろ…考えろ…考えろ…この背水の陣で俺が勝つには………背水…?そうか…!
「うぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
「なっ!なにしてんだレグルス!」
「俺のオーラのほぼ全てを剣に流してんだ!」
「剣に…?なぜ?」
「いいから!俺を信じろ!うぉぉぉぉっ!」
「何するつもりだ…!」
レグルスの行動を警戒するアマタ。オーラはどんどんと剣に吸われていき、やがてほとんどのオーラを吸い尽くしてレグルスから放たれていたオーラは収まった。
「何がしたかったんだあいつ」
レグルスは目を瞑りピタッと止まっている。
「ふん、気でも狂ったか…なんであんなやつが五神剣を…」
アマタは思考するのをやめた。目の前で奇行をしている悪魔はどうせこの後死ぬ。何がしたかったのかなんて知ったところでなんの意味もない。ただ無慈悲に始末する。それだけでいい。丁度準備は整った。
動かないレグルスを見つめる。
「愚かな」
アマタの周りを囲っていた光の玉の一つ一つが大きく光り出す
「滅世!」
光の玉の全てからレーザーが放たれる。一本一本のレーザーは当たったものを全て貫き消滅させる火力があった。レーザーは勿論レグルス達にも向かってくる。
そのレーザーが向かってくるの見た全員が死を覚悟した。
一人の男を除いては。
「今だっ!」
沈黙していたレグルスはレーザーの放射に合わせて剣を振るう。
「解き放て!グリーディア!!」
グリーディアの剣先から莫大な量のオーラが解き放たれレーザーに向かって伸びていく。
「竜咆哮!」
そのオーラは剣が吸い込んだレグルスのオーラの何倍もの量だった。そのとてつもない威力に飛ばされそうになるレグルスだったが残り少ないオーラで踏ん張り剣先から放たれているオーラを天使に向け続ける。
オーラはレーザーを弾きながらぐんぐんとアマタへと突っ込んでいく。
「馬鹿なっ!!」
アマタは神力でガードするも直撃したオーラのあまりの威力に耐えきれずぶっ飛ばされてしまう。
「ぐぁぁぁぁぁっ!!」
見えない程遠くまで飛ばされていくアマタを見てルーギアは胸を撫で下ろした。やがて出し尽くしたのか放出されていたオーラは収まり静寂が辺りを包んだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!」
「レグルス、大丈夫か?!」
「あぁ。大丈夫だ…ありがとなハヤテ…」
「ったく…いつも無茶しすぎなんだよ…」
「レグルスのおかげでとりあえずあの天使は退けられたがあれで死んだとは思えない。一刻も早くここから逃げるぞ」
「はいっす!」
何とかなったか…。オーラを出し尽くしたのは何気に初めてだったな。暴走を防ぐために吸わせたのも表面のオーラだけだったし剣が耐えられるかは博打だったが流石は五神剣…と言ったところだろうか。
「レグルスさん…」
ニシマ…。怖い思いをさせちまった。俺に関わらなかったら殺されかけることはなかったはずだ。ニシマには悪いことを…したな。
「ニシマ。本当にごめん。俺はっ…」
ガバッ!
ニシマは俺に急に抱きついてきた。
「ありがとぉぉ…!」
「な、なんだよいきなり」
「レグルスさんのおかげで…俺は…俺は…!」
俺は別に何もしてない。剣は抜けたが…それもたまたま。それに抜けたところでなにも…
「バカクソ野郎…周りを見てみろ…」
周り?水のことだろ。そんなことは知ってる。でもこれは恐らく…。
「この剣は多分取り込んだものを放出する時に増やしちまうんだ。街一個動かせる水って言ったってこんなの多すぎる。これじゃまるで海かでかい湖だ。お前の取り戻したかった街はもう…多分戻らない」
「そういうことじゃ…ねぇ…だろ。お前はなんでこんな事したんだよ…」
「俺は…ニシマの為に……はっ」
「そうだ…」
「レグルスさん…!ありがとう…。がんばってくれて…ありがとう…。この街の為にこんなにしてくれるなんて本当にありがとう…」
抱きついたまま大泣きするニシマ。ニシマと交わした街を元に戻すという約束は守れなかった。でもニシマは戻そうとしてくれたことが嬉しかったんだな。今までひとりぼっちで信頼していた知り合いや母親が急に消えそれでもなんとか街を元に戻そうと奔走してもどうにもならず八方塞がりだったはずだ。そんな状況で手を差し伸べてくれる奴がいたら…そりゃ嬉しいよな。
「ニシマ」
「…ぐすっ…ぐすっ…」
「俺こそありがとうだ」
「え…?」
「俺を信じてくれて。本当にありがとう。お陰で俺はあいつを倒せた。だから、お互いありがとうだ。な?貸し借り無し!それでいいか?」
「う、うんっ!」
信じることを止めるなっていうのは母親をってつもりだったけど。こいつは俺の事も信じてくれていたんだな。本当にいい子だ。だからこそ…
「でも約束を破るつもりはない」
「え?」
「俺はいつかこの街を必ず元に戻してやる。絶対だ」
俺が目指してるのは英雄だ。こんな街1つ取り戻せないでどうしてこの先英雄になるよ。ニシマが…みんなが信じてくれている間は絶対に諦めない。
「改めて…約束だ」
「うんっ…!」
「全く…流石は英雄サマだな」
「へへっレグルスらしーや!」
「ったく…クソみてぇだな…」
俺が目指す英雄は困ってる人には必ず手を差し伸べる。そしてその人達を苦しめる奴らは絶対に許さない。それが英雄の悪魔の完成像だ!
レグルスが決意を固めていた頃。数キロ離れた場所にアマタは倒れていた。この辺りの砂漠まで水は届いていた。
「あの…クソ悪魔め…」
フラフラと立ち上がるアマタ。近くに落ちていた剣を拾う。天賦を酷使した事により疲労が限界を超えていたアマタは飛ぶどころか歩くので精一杯だった。
「あの地虫…絶対に許さん…。地虫の分際で俺と同じ五神剣を使うなんて……舐めやがって…」
フラフラとアマタは砂漠の奥へと歩いていった。
その近く、同じくフラフラ状態の姿があった。白のショートカット、そうワウムだった。大量の水で溺れかけたのか息は絶え絶えだった。
「はぁ…はぁ…はぁ…流石は…神子。思い切りがいいだわよ」
そこに歩いてくる二つの影。
「しくじったようですね」
「まぁーしょうがないよ〜」
「なっ。デルメル、ニャルニャ…?なんでここにいるですわよ」
「君が失敗するんじゃないかと我らが王が我々を追いかけさせたのです」
「ニャルはワウムならだいじょぶって思ってたんだけどねぇ。指令を無視する訳には行かないからしゃーなし来たの」
「なるほどですわよ…」
「まさか本当に失敗するとは思いませんでしたがね」
「うるさいですわよ!」
「まぁまぁいいじゃん。ニャルはもう少し遊びたいもん。ワウムちゃんも助けてあげなよ」
「…ふんっ。まあいいでしょう。行きましょう」
「行く?どこにですわよ」
「あの神子を捕らえに…に決まってるでしょ。なぜなら決着はまだ付いていないのだから」
そう言って天を見上げニヤリと笑うデルメル背中から黒い翼が現れる。その翼からひらりと舞う黒い羽根は地面に落ちジューという音を立てて燃え尽きた。
25話に続く




