第50話 道化師vsお兄様
一方鬱蒼とした森の奥、干上がった窪地に座礁したように佇む一隻の船の上。それぞれの得意とするギフトを用いて、息を潜めた泥臭い待ち伏せ作戦を愚直にも続けていたクラン【スーパーコットン団】は────。
「おにぃ、言われた通り船内を隈なく舐めて探しても、どこにも操舵輪がありませーん! この汗に誓ってありませーん!」
船内の探索を終えたばかりの若い女子団員が、昇降口からひょっこりとその顔を出し、汗の染みた銀色のバンダナに誓ってそう報告をした。
その情けない報告を聞いたクランマスターのコットンお兄様は、眉間に皺を深めながらついに叫んだ。
「ちぃ、どうなってやがァ~る! 操舵輪がなけりゃコンパスがあっても船を出航させられやしないぜ! こちとら既にネタ切れ間近のポーズを散々必死に変えながらッ五つも宝をかき集めてんだぞぉ! それにそれにのお兄様! 俺の詰まりに詰まったスーパー頭脳の見立てじゃ余程の脳足りんじゃなきゃ全て集めなくてもいいはずだ、なのに残り二つが重要な代物だってのカァ! ガァあああああ!! これを畜生と言わずしてなんと言うか、ちんけな音の出るギターなんてよこしやがってェ~! チクショーーっ、じゃらららんっ!!」
自慢の銀髪を逆立たせ怒りながらもコットンは、手にしていた宝の琵琶をじゃらじゃらと軽快に掻き鳴らした。と同時に、まだ発散しきれず治まらないやり場のない怒りを込めて、甲板上に寝かせていた役立たずの杖を蹴り飛ばした。
しかし、銀髪の男が衣についた綿を散らし動かない船の上を好きに暴れ回っていた、その時だった。
コットンのしっちゃかめっちゃか奏でる愉快なその演奏に呼応するように、蹴飛ばされた杖に不思議なことが起こる。
真っ直ぐだった一本の杖がぐっと内側へ、へそを曲げるように曲がり始めた。さらに、歪にも形を変化する杖はにょきにょきと芽を生やし、そこから伸びた幾多の蔓が複雑かつ精巧に何かを編むように成長していく。
甲板の上にいた部下たちは揃って足元を見つめ、口をあんぐりと開けながら、愉快なBGMと一緒に一本の杖が絶え間なく変わりゆくその異常な光景を目撃した。
そんな団員たちの視線にも気づかず、むしゃくしゃしたまま天を仰いで琵琶を好き勝手に弾き鳴らし続けるコットン。
そしていつの間にやら宝とは名ばかりの一本の古い杖が、まだ鳴り止まぬ琵琶の音を栄養に立派に編まれた〝船の操舵輪〟へと姿を変えていた。
「ままままじかよっ、すげぇさすがお兄様!」
「うっわ、さすがおにぃ~」
「一体、いったい……いくつ先を見てやがる……恐ろしいぜ……兄貴!」
「こなクソォ~~じゃじゃじゃら……え? ん……え、なんかその、ご、ごっつぁん的な~……てじなぁ~……ワハ、ワハハハハ、じゃっじゃーーーーん!!」
「よぉし最後のタカァーラのそうっ、ダーリン! そうそうっ、操舵輪だ! もちろんこのコットン・シルバーお兄様の……そうっ計画通り♪ ところでハニーぃ、もうここで血生臭いデッキをお掃除しながらカモの馬鹿ァ~どもを待ち伏せる必要は……ねェ! つまりはハリアップ! 必要な宝は揃ったァ! コイツで最速一番乗りで、宴へいっくぞおおおぉお友達どもォオ! ワタタタタタタタ!」
操舵輪を両手で優勝トロフィーのように高々と掲げるコットンは、そう団員たちに宣言した。この操舵輪さえあれば後はこの乾いた窪地に水を流し、宝を順番通りに当てはめて用意された流れに沿うだけ。
待望の宴への道は開かれた。見事にプランを成し遂げた優秀なコットン団長のことを、慕う団員の皆が輪で囲い一緒になって盛り上がる。
『なるほど、そういう仕掛けか』
「ワハハははワタタタタた……ぁ……?」
コットンの高笑いが唐突にぴたりと止む。
今、聞こえたのは誰の声。この船の上、スーパーコットン団の手中に収めた船の上にそんな王子様を気取ったような声質の役者はいない。
「──フフフご苦労、お兄様」
忽然と甲板上に現れたのは一人の黒髪の男。余裕げに薄笑いを浮かべ、いけすかない姿でそこに佇んでいる。いけすかない声で「お兄様」と呼んでいる、道化師ぶったキザな奴。
コットン・シルバーは間抜けな表情で両手を挙げたまま、やけに軽くなった天をもう一度見上げる。しかし彼の頭上には、なにもない。なにもない。そう、操舵輪がない。
すると黒髪の道化師は指をぱちんと弾き、呆然とする周囲の皆の注目を集めた。今おもむろに脱ぎ外したのは緑のマント、そして手品を披露するように変哲のない緑の布地にあいた腕を突っ込むと──出てきたのは木と蔓で精巧に編まれた一つのリング。そう、操舵輪だった。
「あっ、あっ、あっ、あっ……アぁ!? ぶっ、ぶっ、ぷっ、ぷっ殺せえええええ!」
苦労して手に入れた最後の宝は、音もなく掠め盗られた。
謎の部外者の侵入、最高潮の瞬間に割り込んだ空気の読めない奴が一人。
操舵輪を緑の布で磨きながら微笑む道化師の存在なぞ彼の台本にはない。青筋を立てたコットン・シルバー団長は鋭い武器の針を向け、今、抹殺の号令を叫び下した。
船の上にまた怒号が飛び交った──。
「っく!? 待て待てぷっ殺すなああああ!」
背後から団長の喉元に突きつけられたのは、レイピアの冷たい刃。「ぷっ殺せ」と大号令を発したコットン・シルバー団長であったが、冒険者アキトにすぐに捕らえられてその身を盾や人質にされる始末であった。
周りにいたスーパーコットン団に属する団員たちに、コットン団長は先程の命令の取り消しを叫んだ。
己の身が一番大事。ここで妙な動きを見せて、喉元に這う冷たい刃に裂かれる訳にはいかない。
焦るコットンは、冷や汗をだらだらと垂らしながら必死に両手で団員たちに戦意を抑えるようにジェスチャーをする。
「兄貴はシチューに人参を入れると怒るが、俺は人参がない……シチューなんてぇ!」
「毎朝髪のセットをするなら、こんなモヒカンじゃなくてもっと綺麗な黒髪のお嬢様がいい!」
「くっさい靴下毎日洗わせた恨み! おにぃ、覚悟!」
だが、団員たちは団長への積もりに積もった鬱憤を叫びながら、命令で下げていた各々の武器を改めて構えた。
今まで人望があるかに思われた銀髪のカリスマの正体は、団員たちの鬱憤を制御できない裸の王様も同然であった。
突然の部下たちの不満の告白に、コットンは両手を激しく揺らし慌てふためいた。
「おい、お友達ども!? 馬鹿言ってないでヤメロっっ止まれええええ!?」
だが、団員たちは制止を聞かず。剣が腕へ、矢が臍へ、槍が横腹に──コットン・シルバーの身を抉り貫いた。
「どおじで……ばか……が……がくっ────」
スーパーコットン団のコットン・シルバーは団員たちに恨み節を唱えながら、首をがっくりと力なく下げ、その目を伏せていく。
だが、次の瞬間──大の字に手を広げ甲板の上に倒れていた銀髪の男が、綿埃を散らしながら元気に起き上がった。
「ワタタタたたた、なぁんてな! 超絶無敵ィ、コットン・シルバーお兄様だぞ? くたばるのはテメェ一人だ!! ワハハ、ワタたたた」
コットン・シルバーは、たとえ剣や槍でその身を背まで貫かれてもくたばりやしない。とても不思議な【綿】のギフトを用いて、結託した団員たちに焦燥する小者を演じていたその身を躊躇なく貫かせたのであった。
綿を詰めた奇怪な体質とギフトを利用して、人質作戦は無効化。それどころか逆手に取り、敵に深手を負わせただろう。
そう思ったコットンは高笑いした身を、踵で優雅にターンさせ後ろをずばりと指差した。
だが今笑い指を差したそこには誰もいなかった。背後にあった思いもよらぬ結果に瞬きを幾度か意味もなく繰り返したコットンは、突然耳に流れた短い口笛が鳴る方向を見上げた。
するとマストの近くにある見張り台には一人の男がいた。背後からコットンにレイピアを突き立てて脅していたあの黒髪の男だ。
いつの間にそんな所に身を脱していたのか。コットンは食えない相手の行動に訝しげに目を細めた。
すると、黒髪の男は何やら己の臀部をこれ見よがしに叩き出した。
餓鬼の挑発のつもりか、それとも──。
コットンは謎のジェスチャーをする男を不思議に思い、今度は己の臀部をちらりと覗いた。
尻の左側のそこには何故か突き刺さった一枚の花札があった。そして次の瞬間、それは青い雷光と熱を発し綿の体に火をつけた。
「あぁん? なんだこ……わひゃ!? あちゃっ! 熱たァッ!? わツァたたたたた熱ァッいああああ!?」
尻に火がついたことに遅れて気づいたコットンは、甲板上を転がりながらのたうち回った。
「アハははははは、キミってとても面白いギフトだねェ。アハははは」
「ふざけんなこの三枚目野郎!! 熱っああああ消火だ! 水だ! ぐずぐずせずにいっそげえええコットンお兄様だぞおお熱ぅううう!!」
愉快な男コットン・シルバーとそのお仲間の一幕を特等席の見張り台から見下ろしながら、盗んだ操舵輪を傍に冒険者アキトは手を叩き笑っていた。
部下の持ってきたバケツの中にその尻ごと浸し、どうにか綿についた火を消火することに成功したコットン。
「ふぃい……トーストにならずに済ん……っておい待て、このケェツをぶっ込んだバケェーツの水、どこから汲んできた?」
今一息吐いたコットンであったが、有能にもバケツの水を汲んできてくれた団員に対して、ふと疑問に思いそう言った。
「へ? ソコから?」
バケツについたロープの跡を目で辿ったコットンは、部下が指さす船のへりへと小走りに移動した。
今コットンが見下ろす船の下には、なんと水が溜まり始めた窪地があった。さっきまで乾いていたはずの窪地が、石鬼の彫刻の顎にはめられた青い宝珠のギミックで作動していたのだ。
「げぇ!? 俺の指示を待たずしてなにゆえ出航の準備を始めてるぅー! さては……てめぇダナ! このコットン・シルバーお兄様の許可なしに勝手になにしやがる!」
勝手に宝を用いて窪地に水を張り、船を出航させようとしている奴がいる。コットン・シルバーは見張り台を指差した。だがそこには誰もいなかった。
そして、背後から不遜にも聞こえてきたあの二枚目気取りの声に、慌ててコットンは振り返った。
「このままキミと遊びながら待つのもよかったんだけど、何事も必死さとメリハリが肝心。タイムリミットがあった方が何かと面白いと思ってね? 大丈夫、出る時には片付くから」
「チィっ! 操舵輪を返しやがれこの二枚目気取りの三枚目野郎! 遊びでやってんじゃ、ねェ!!」
いつの間にか見張り台から甲板上に再び降りてきた冒険者アキトに対して、面を食らいながらもコットンは青筋を立て己の顔を凄ませた。
もはや目の先にいる黒髪の三枚目をどうにか倒し操舵輪を奪わないことには、スーパーコットン団にも自分にも未来はない。
船底から聞こえる水の溜まり始めたタイムリミットの音に急かされてか、覚悟を決めたコットン・シルバーは懐に隠していた長い針の武器をその手にし、臆せず前へと駆け出した。
「じゃあかえすよ」
真っ直ぐに突っ込んできた針の突きの軌道を、アキトは同じような細身のレイピアを滑らせいなした。
渾身の突きの軌道を変えられてしまったコットンは体勢を大きく前のめりに崩してしまう。そして隙を晒してしまったところを、頭上から宣言通りに操舵輪を叩きつけられた。
叩きつけられた操舵輪はおかしなことに、首輪のようにコットンの首にすぽんとハマった。
「わつぁッ!? っ……クソが何しや、あばばばばば!?」
そして首元に水平に飾られた操舵輪を送られた魔力で回転させられ、コットンの頭と首があらぬ方向にぐるりぐるりと回り続けた。
「困った。キミは不死身かな? 首を捻っても突き刺してもまるで死なないなんて? ふふ、そのギフト逆にどうすれば死んでくれるか、興味が湧いてきたよ」
危ういステップを踏み甲板上で踊り続けた銀髪の男が、今ふらふらと酔っていたその身をなんとか船から落ちる寸前で持ち直した。
アキトがしたレイピアによる無数の刺突攻撃で全身穴だらけにされたはずのコットンだったが、その身は少し酔っただけでまだまだぴんぴんとしていた。
そしてコットンは全身から吹き出た汗と綿をぬぐいながら、顎に手を当て立ち止まる余裕を見せていた黒髪の男のことを睨み返した。
「ぜぇぜぇノ……ハァハァ……へっ、イマァサラ、この超絶無敵のコットンお兄様の魅力にびびっても遅いってもんなのさ! だァが、ちっちっち……ワタァシをここまで追い詰めたお前には、憎いがどうやらお友達になる資格があるようだっ! 今なら特別に交渉の余地のティータイムを設けてやっても──」
「じゃあ、こうするか」
綿を湿らせてこちらを見つめる大きくて奇怪な生物、コットン・シルバーお兄様のお話を小耳に挟んだまま。突如、アキトは真っ直ぐ左に伸ばした腕の先にある、その指を鳴らした。
まだこのお兄様の話の途中だというのに、思わぬ音に言葉を遮られた。再三の無礼な態度に顔を顰めつつも、コットンは今アキトの指した方角を覗いてみた。
そして、間抜けにも顎を大きく開いたまま銀髪の彼は驚愕した。
甲板上から振り返り見下ろす開けた森の途中、そこにはまるで赤く燃える大きな太陽が一つ浮かんでいるように見えた。
赤髪の女魔術師が、味わい深い古杖の上に肥やし育てた大きな大きな【ヒノタマ】が、今か今かとメラメラと燃え続け、道化師のする気まぐれなその指示を待っていたのだった。
ショーでも始めるかのように指を弾き鳴らした向こうの地。開けた森の中で堂々と熱き魔力を発練する赤髪、それは魔術師リリス・アルモンドの得意とする魔法【ヒノタマ】だ。
いつの間にか密かに連携していた船外の魔術師の仲間が育て上げたその魔法を、冒険者アキトはこの船にぶつけるつもりなのだという。
「でぇえ!? 正気か三枚目ぇ!? このお兄様とのティータイムは!?」
コットンは目玉が飛び出すかにも思えるほどに驚愕した。
それもそのはずだ。あそこまで丸々と育った火の魔法をこちらに向けて放たれでもしたら、この船もただでは済まないと予想ができた。
「あぁ、もちろん。船ならまた別のものをお借りすればいい。その頃には、午後のティータイムにもきっと間に合うさ。アハはは」
アキトはそう言い切り、肩をすくめて笑った。
「いっ、イカれてやがる……」
コットンは目の前の三枚目の道化師が言い放った狂った考えに、思わず唖然としその顔を顰めた。
(チィっ……だが待て、ここが分水嶺、冷静になれ悪しき冒険者コットン・シルバー。ブラフに決まっている。冒険王オーズともやり合った演技派の俺には分かるぞ。こいつがなにかの道化師の役の皮を引きずり被って遊んでやがることが……。その安っぽいメッキの匂いが、さっきからぷんぷんと鼻をつきやがるのさ……!)
石のコンパスが針を指し示したこの宝船を、みすみす燃やす馬鹿はいない。海曜日の神技【海宴七宝】のクリアに必要なのは、まさに今自分たちが足をつけているこの船だ。そしてこの船を動かすために必要な宝も既にここには揃っている。
いくら高笑いを浮かべる奴が三枚目の狂人のふりをしてもコットンの目には分かる。それが演技・まやかし・ハッタリであることなど。
「フンっ……あぁそうかい、ならこちらにもスーパーなかんがえってェェ!? 本当にパなしたぁーーーー!? たっ、退避、緊急退避ぃい! お友達ども、逃っっげろーーーー!」
相手のハッタリ嘘を看破し両手を腰に当て大物ぶった余裕を見せ始めたコットンだったが、今背から前方へと色濃く形を変えた影とただならぬ熱気と光に、近く危機が差し迫るのを肌で目で感じてしまった。
銀髪の彼が背方を振り返るとやはり近づくヒノタマが一つ。まるで大砲を打ち込むように盛大に曲射されていた。
そして大慌てで声を張り上げ出した団長の緊急退避の号令に、散り散りに逃げるスーパーコットン団の団員たち。もう間もなくこちらの甲板に目掛けて着弾する火球を回避するために、船から急ぎ飛び降りた。
そんな敵の慌て様にも動じず甲板の上に依然立つ男が一人。アキトは放物線を描き放たれたシンプルかつ派手なそのヒノタマを、どこかしみじみとした表情で見つめたまま──。
「遠慮は要らないと言ったが、恨みでもあるのかい? ふっ、愚直も極めれば中々やるじゃないか、未来の大魔術師──ハッ!」
一枚一枚袖下から取り出した花札を今扇子のように広げて、燃え盛りながら至近までやって来たそのヒノタマの荒い曲面の下側を、アキトは勢いよく切るように扇いだ。
「なぁんてね! アハははは」
刹那──干渉し合った同質の魔の光。手元に束ねていた花札は燃え尽き、熱帯びたアキトの手元から散っていく。
花札の扇子に扇がれて方向を変え、弾かれレシーブされたように上昇していったヒノタマは、囲む木々の葉を焦がしながら森の中を出て、真上に高々と飾られた熱き太陽を目指し飛んでいった。
「ナ……な!? っぅぅ畜生めぇぇえ!」
ハッタリでも何でもなかった。
身の危険を顧みない実と実力を伴うあり得ない嘘と力技に、窪地の水溜まりの中へと滑稽にも身を投げ出していたコットンは、たまらず畜生とその悔しさを台詞にし吐き捨てた。
「っしぼぼぼぼ……ワタァシの綿ぁが濡れてェ、しぼぼぼぼ……」
被弾を恐れ逃げ出した船の下、水の中に浸り浮かんでいたずぶ濡れの銀髪の男は特異なその綿の身が溶けるように萎んでいき、すっかり骨と皮だけの哀れな姿になっていた。
してやられたコットン・シルバーはそんな痩せた溺れそうな姿で、真っ赤な陽光の射す中に船のへりで「バイバイ」と手を振る道化師のことを、必死に浮かびながらも恨めしく睨みつけるのだった。




