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金は天下の回りもの。それはここでも変わらない

週1更新で頑張るつもりだったのに前話投稿日あたりから色々あって死ぬほど忙しく、更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。いつまで忙しいのか全く分かりませんが、今後ともお付き合いいただけましたら幸いです。


────


名前:ゼントー

種族:ヒト種

スキル:テイムLv.4 交渉術Lv.1 鑑定 投擲Lv.3 回避の心得

従魔:[名称未設定] スライム

   [名称未設定] スライム

   [名称未設定] スライム

   [名称未設定] ゴブリンアーチャー

   [名称未設定] ゴブリン

   [名称未設定] ゴブリン

   [名称未設定] ウルフ(リーダー)

   [名称未設定] ウルフ


────


ウルフとの戦闘、街へ帰還する道中の戦闘を経てテイムのレベルが4に、投擲が3に上昇。スライムも分裂で3匹に増えた。

現状5匹までなら分裂出来るらしいが、あくまでも『なんとか活動出来る』レベルらしいので、余裕を持って3匹に留めている。ちなみに合体させれば1匹として扱う事も出来る。100匹くらい集めたらビッグスライムとかにならないかなー、なんて事も考えてしまう。

配下ではゴブリンの片割れの棍棒術のスキルレベルが3に上がった。だがしかし、レベルが上がったのがどっちのゴブリンかは鑑定しない限り全くもって判別できない。名前をつけるのが手っ取り早いのかも知れないが……考えるのが面倒くさいんだよなぁ。付けるにしてもユニークモンスター、若しくはリーダー格のみに絞りたいところだ。


そうこうしている内に日も暮れ、地平線に沈まんとする頃にはファースの西門が見えてきた。どうやら上下関係が多少なりとも出来てきたようで、下っ端ウルフの上でスライム達がだらーっ、と脱力しきっている。ちなみに序列は弓ゴブ=ウルフリーダー>>ゴブ>ウルフ。スライムはペットのように扱われつつも恐れられている。目の前で仲間が窒息死してるのを見たことあるんだからそうなりますわな。

この先の問題は食費だが……数が増えた分効率も一度に相手取れる数も多くなるので問題は無いだろう。武器に関しても同様だ。ファース周辺を散策する分には問題ないが、更新ができれば楽になる。


「そこの兄ちゃん!止まれ!!」


「ん?」


野太い一声に顔を上げると髭をたっぷり蓄えた、熊のようなガタイのいい兵士が鎧をガシャガシャと鳴らしながら近づいてくるところだった。彼はジロリとモンスターたちを見回すと全てテイムしたモンスターなのか?と聞いてきた。


「まあ、そうだが」


そう言うとバツの悪そうな顔になって「こっちにこい」とジェスチャーされる。後をついていくと街門脇の詰め所のような場所に案内される。


「おーい、テイムモンスター用のリングまだあるか?」


リング?何のことだろうか、と考えていると窓口に顔を突っ込んでいた熊兵士はモジャモジャの髭の間から真っ白い歯を覗かせて二カッと笑う。


「さっきは怒鳴って悪かったな、兄ちゃん。来訪者だろ?あんた」


気にするなと手を振って質問に首肯すると、熊兵士は丸太のように太い腕を組んで語る。曰く、テイマーがテイムモンスターを街に入れる際には先程話題に上がっていたリングをモンスターの分かりやすい部分に付けなければならないとのこと。要するに首輪のようなものだ。冒険者ギルドで聞かなかったのか?という問いに苦笑いで返すと破顔していた。しかし疑問が一つ。


「昨日、スライムを連れてきたんだが」


「まぁ、こいつらには付けられないからなぁ。それにスライムくらいなら暴れても甚大な被害にはならないしな」


「成程な」


話をしている内に用意が済んだようで合計5つのリングがカウンターに並べられる。革製のそれはある程度の調整が効くようになっており、ギルドマークのついた金属片が鈴のように付いている。全員の首にそれを装着してみると中々様になっているように思う。


「それじゃあそのリングの代金なんだが」


「…?」


「いやいや兄ちゃん、無料(ただ)でやれるわけないだろ?」


立てられた指の数と所持金を確認する。






詳細は伏すが後払いにさせてもらった。決して膝頭が汚れたり交渉術のレベルが上がったりはしていないのだ。断じて。

8月中に書き上げられて本当に良かった(マジトーン)


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