配下を増やす。それが急務
少し短いですが忙しくてなかなか時間が取れないので投稿
────
名前:
種族:ゴブリンアーチャー
スキル:繁殖力 異種交配 矮躯 射撃Lv.3
────
────
名前:
種族:ゴブリン ×2
スキル:繁殖力 異種交配 矮躯 棍棒術Lv.2
────
(オトナなファンタジーゲームじゃないんだぞ、これは。)
見るからにアレなスキルはさておき、バランスの良いスキル構成だ。“矮躯”はゴブリンの種族特性とでも言うべきものでステータス制のゲームでいうところの筋力に下降補正、敏捷に上昇補正がかかるものだ。このような特性はモンスター以外にも鬼人種やエルフ種などが保持している。
そして"射撃Lv.3"。動いている敵への命中率は俺の投擲とほとんど変わらない…かな。とはいえ投擲よりも長い射程はアドバンテージ。武器を更新すれば精度上昇の余地は十分にあるだろう。棍棒術は説明するまでも無かろう。
前衛がスライムだけ、というのはよろしくないのでノーマルゴブリンを追加で2匹テイム(アーチャーのおかげで俺が手を出すこと無く戦闘終了した。これだよこれ)。しかしソイツらの武器を新調してやる程の金は無いし、育てるにしても時間がかかる。かといって上位種──キャプテンゴブリンはテイムする以前の問題だ。森の浅いところで4~5匹の群れとやりあえるかどうか、といったところだ。
「理想は武器を使わないモンスター、もしくは鉄製の武器を持っていること」
・ファース北部の洞窟
コボルト
ゴブリンより一回り大きい犬の顔をした人型のモンスター。鉄の武器とモンスターにしては高い知能による奇襲を得意とする。
ちなみにコボルトはこの世界の共通語が喋れないので、獣人ではなくモンスターに分類される。
・ファース西部の草原
ウルフ
野生の素早さとパワーを活かした噛み付きと爪が脅威のモンスター。防御は脆いが、獲物を群れで追い込み襲いかかる狡猾な狩猟者。
候補はこの2種。俺は悩みに悩んだ末にウルフをテイムすることに決めた。正直コボルトはちょっと手強いゴブリンって能力だし…。それにウルフなら背中にアーチャーを乗せれば高速の移動砲台、スライムを乗せれば速度をカバー出来る。成長して俺を乗せられるくらい大きくなってくれれば、という願望もある。
連携を確認しながら西進を続けると巨大な山脈が視界の大部分を占めるようになる。その頂は雲を突き抜けてなお高き所に存在する。神が作りしその山脈は人と魔人とを分け隔てている霊峰なのだとか。
魔人とはその肉体にモンスターのような特徴を持った特殊な種族のことで、ヒト種より長命・頑強で種族ごとに様々な特性を持っている─と、伝えられている。
新たなエリアを求め検証班を中心に山越えを目論むプレイヤーは数知れず。しかしその悉くが踏破することは叶わなかった。どうやら雲の中が怪しいらしいが…魔人の領域は現時点では解放されていないか、まだ先のコンテンツなのだという意見で纏まっている。
(きっとあそこにはユニークモンスター…いや、想像もつかないナニカがいる)
そんな確信のような直感を抱きながら俺は歩を進めるのであった。




