#1942 水着アピールはついに下部ギルドへ!
「さあシヅキちゃん! マリアちゃん! 私たちの出番だよ!」
「トモヨちゃんの隣とか、凄い自信無くすんだけど!?」
「分かりみが深いです! でも気にしちゃダメですよ! はい、笑顔笑顔~」
続いてやってきたのはトモヨ、シヅキ、マリアの3人だ。
そしてトモヨはまさかのスク水タイプ。いや凄い。なにが凄いとは言わないがとにかく凄い。紺色のスク水タイプにとても良い笑顔が映える。
まさに夏の良き女子高生という姿。シヅキが警戒する気持ちも分かる。正直、ド迫力と言わざるを得ない。
シヅキは青に近い紫と白のチェック柄ビキニだ。青系のパーカーを着崩して着ており、頭には麦わら帽子。髪はツインテールに結われていた。こちらもシンプルに良き。十分可愛いを出していると思う。
マリアは元気いっぱいの黄色系のワンピース。スカートありで、フリルのワンショルダーだ。なお、メガネはしっかり掛けている。
知的な元気に溢れている、そんな雰囲気を纏っているな。
「3人とも凄い可愛いし似合ってるぞ! トモヨなんかすごく雰囲気にぴったりだし、シヅキもシンプルな水着がよく映えてる。マリアも溌剌としているのに知的な印象のギャップが凄い良き。改めて言おう、可愛いぞ!」
「「「きゃー!」」」
俺が親指を立てて褒めちぎると黄色い声を上げてからお礼を言い、そのまま海へと向かって走っていった。
「な、なあクイナダ先輩、ゼルレカ? 本当に、本当にこれはやらなくちゃいけないことなんでやがりますか?」
「え? えっと? 多分?」
「大丈夫だモニカ――あたいの見立てに間違いはない! ゼフィルス先輩の前に出てもなんも恥ずかしくない姿だぜ!」
「いやあたしが言いたいのはそういうことじゃねぇんでやがりますよ!? というか、ギルドマスターに水着自慢をするこの流れはなんなんでやがりますか!?」
続いて来たのはモニカ、クイナダ、ゼルレカの3人。
モニカは今回が初めてだからな、結構ビビっているように見える。いや、戸惑っているだけかな? さすがは常識人&ツッコミ枠のモニカ。貴重な反応だ。
モニカの姿を見た瞬間、思わず「おお」と声が漏れる。
これはなんだろう、巫女服をベースにしているのだろうか?
赤と黒の上下に分かれた姿だが、上は黒のバンドゥビキニにご祝儀の赤リボンのようなものが付いていて、下はビキニの上に赤いゆったりとしたスカートを履いているのだが、右足側はロングなのに左足側はショートというアンバランス。足はビーチサンダルではなく、漆塗りっぽい下駄を履いた姿だった。
いや、気合い入ってるな! これゼルレカがプロデュースしたのだろうか?
ただただ凄いとしか感想が出てこない。
クイナダは、目立つのがその番傘だ。
日よけに赤の番傘を使っておられる。それに合わせたように水着は和風(?)。
ベースは上下のホルタービキニだが、赤を基調に様々な色で花の絵が描かれている。さらに白をベースにこれまた花の絵が描かれた和風系の上着を身に着けていた。この上着と番傘のおかげでとても和風な、見事な仕上がりになっていたんだ。クイナダはやはり和風が似合うぜ。
じゃあゼルレカは、と思うが、こちらは水遊びのイベントに着そうなウォーターバトルでもしかねない装備姿だった。
あれだ、水に濡れても大丈夫な服。基本はビキニだが、その上に濡れたら透けそうな白いシャツ、その上にまた胸の上までしか無い羽織るタイプの上着を着ている。バスケ選手が着けるようなゼッケンの服だな。お腹とヘソは丸出しで、下はチャック開きのホットパンツ姿だった。
浜辺で遊ぶ気満々な姿な上に、濡れることが前提の装備だと?
ゼルレカ、意外にやるな。猫人なのに。濡れるのが嫌いでは無い様子だ。
「3人とも似合ってるぜ! モニカなんかオシャレ感が凄いし――」
「だろ!? あたいが選んだんだ。モニカならきっと着こなしてくれると思ってな! この通りさ!」
俺の言葉の途中で興奮したゼルレカが食い気味に目をキラキラさせて割り込んでくる。よほどの自信作とみたね。
「ああ! すげぇ良かったぜ! だがそれだけじゃない。ゼルレカだって良いぞ! かっこいいウォーターバトル衣装みたいな組み合わせだな!」
「へへ、去年は逃しちまったが、なんでもここでは色々と身体を使った遊びが楽しめるらしいってアリスとキキョウに聞いてな。準備はバッチシだ!」
「おう。ゼルレカによく似合ってるぜ。遊ぶ気満々なところが実に良い! ――そしてクイナダも似合うな! やはりクイナダは和服が似合う。綺麗だし美しい姿だ」
「そ、そう? 照れちゃうな~」
ふっふっふ、存分に照れてくれ! その姿がプライスレスなのだ。
「次は私たちの番です! いきますよエフィ先輩!」
「マシロン、私はそれよりも遊びたい」
「ダメですよ。せっかくゼフィルス先輩が用意してくれたんですから、見てもらわないと」
「りょ~」
続いてやってきたのはマシロとエフィだ。
さすがはマシロ、なんて純粋、なんて真面目。思わず水着を見せてもらえると期待する俺の心が浄化されそうだ。まだ浄化されるわけにはいかない……!
マシロの水着は、お医者さんと天使を合わせたような浄化されそうな白スク。
いや、白をベースにした競泳水着かな? さらに背中には天使の翼のアクセサリーがちょこんとくっついていて大変天使。頭に着けられたフリルのカチューシャがナースっぽい帽子に見える素晴らしいチョイスだった。
エフィはマシロに合わせたかのような白のビキニ。だが、エフィの性格を表しているかのようなシンプルデザインだった。ワンポイントはマシロと同じ頭に着けられたフリルの白カチューシャ。だがマシロの十字とは打って変わり、エフィのカチューシャに描かれていたのは錨のマークだった。海をイメージしているのかな?
「すごくいい! マシロはどこの天使なナースさんかと見間違える素晴らしいデザイン。エフィもシンプルでいてワンポイントも良い。2人ともとっても可愛くて似合っていると思うぜ」
「きゃー! なんだかみんながキャーキャー言っているのも分かりますー!」
「マシロン大満足っぽい。――それじゃゼフィルス、またあとで」
2人とも褒めたらエフィが照れ照れしているマシロを抱えて去って行ってしまったな。エフィはすぐにでも海で遊びたかった様子だ。
「次は、〈エースシャングリラ〉組だよ!」
この声はソア! バカな、ソアはさっきロリレンジャーとやったはず!
海にダイブするエフィから顔を戻すと、そこに居たのはソアとシオンとユナだった。
「私、2回目登場だよ!」
「ピピー! そこのソアさん、反則ですわ!」
「ええー!?」
ソアが2回目に紛れ込んでいたら、リーナから反則をもらっていた。
いつの間にかリーナが審判になってる!? なんの反則だろう?
「ソアさんはこっちにくるのですわ!」
「あ~れ~」
「ソアが連れて行かれてしまった。ぴえん」
「何かポーズでも取ったほうがいいのでしょうか?」
残ったのはシオンとユナ。
ユナは相変わらず真面目が高官服を着て歩いているような性格をしているな。
もちろん俺はイエスしておいたんだ。
「え? ポーズも取る感じ? えっと、こんな感じ?」
「ピピー! シオンさん、それは反則のポーズですわ!」
「ぴえん!」
シオンの胸部装甲は強い。
俺のイエスにシオンまで前屈みなポーズを取ったら一瞬でリーナから反則を喰らっていた。解せぬ。
「お聞きになってくださいまし。さっきマシロさんも言っていたように、今回の催しは水着素材を集めてくれたゼフィルスさんに感謝を込めてどんな水着を作ってもらったのかを見てもらうのが目的ですわ。過度なポーズなどは取らなくて大丈夫です。――ゼフィルスさんも、冗談は言わないようにお願いしますわ」
「了解……」
どうやら〈エースシャングリラ〉の引率役はリーナらしい。
〈エデン〉行事はこうして作られて後世にも伝えられていくのだろう。
ちなみにシオンは白のビキニだった。そして白系のパーカーを腕に通した感じ。
そしてユナはリーナの言葉にガーンと衝撃を受けていたような様子だったが、なんとか持ち直して起立のポーズになっていた。さっきはなんだろう、なんか誘惑ではない何かのポーズを取っていたのだが、それがリーナから全くお咎め無しだったのがボディに効いた様子だ。ユナはリーナに教えを請うている【後陣の姫大名】。リーナ大好きだから怒られなかったのが寂しかったのかな? それとも……。
あ、ちなみにユナは黒のビキニの上にホワイトシャツ姿だった。襟に高官の証である肩当てが着いたタイプのやつ。ずいぶんと性格が出ている見た目だぜ。
ちなみに、ホワイトシャツのせいで中は見えないようになっているのだが、シャツが濡れたら中の水着が自然と分かるようになる、と言っておこう。
2人ともよく褒めておいたよ。
「では、次は私たちです」
「カグヤさんやシュミネさんたちのを見てましたから予習はバッチリです!」
「ご主人、見てみて~」
続いては――1年生のフェンラ、クラ、マルティだった。
さらには後方からチナノ、マユ、メナまでやってくる。
「やる気十分です」
「なにをやるのさ! 見せるんでしょ?」
「先輩方の水着、すごかったよね~」
今年1年生の従業員組が全員来たな。
リーダーポジションの狼人のフェンラはスタイルも良く、足がスラッと長い。
それを活かしているのか黒と白のビキニを身に着けていた。三角ビキニだな。
あとなぜかシズが持っていそうなホワイトブリムを着けている。それだけで従業員、いやウェイトレスっぽい雰囲気になっていた。
クラも黒ビキニだが、上はシャツ姿だ。胸の下で縛っているスタイルで、お腹とヘソは丸出しだな。頭には日よけ用だろうスポーツで使うサンバイザーを着けている。フリルや花なんかもついて、かなりおしゃれだ。
マルティは……体が小さいからか、布面積もやや小さいように見える黒ビキニだった。白のスカートを履いてはいるが、それは5センチほどの短さでフリルっぽいスカート。防御力が低い。頭にはフェンラと同じホワイトブリムを着けている。
なお、もふもふ尻尾が大きいのでこの格好なのだ~とのことだ。どういうことなのか俺には高度すぎてわからなかったんだぜ。
チナノ、マユ、メナはまさかのお揃いタイプ。
フレアタイプのフリフリビキニ水着だ。胸も下もフリフリのフレアで覆われている。色は水色で大変可愛い。ロリタイプの3人には大変似合う水着だった。
頭からピョコピョコ、ピコピコしている兎耳、猫耳、狸耳がいいね。
6人とも、大変褒めてブラボーしたんだ。
素晴らしい!




