#1943 水着お披露目回終了!でも本番はこれからだ!
ようやく終わりが見えてきた。
大丈夫だ。俺の褒め言葉ストックはまだある。このまま最後まで褒めちぎってみせる!
「ついに私たちの出番なんね!」
「私、とても緊張しています!」
「ミト、ミアハ!」
実質1年生の最後の女子メンバー。
ノーカテゴリー【ルミナスフローラ】のミトに、「伯爵」カテゴリー【御館姫】のミアハだ。
ミトは相変わらずの元気娘。〈エデン〉に連なるヒーラーって元気っ子が多いんだよ。ラナ然り、エリサ然り、ミサト然りだ。あとマシロも結構元気娘だよね。
だからだろうか、ミトの水着姿は黄色系をベースにしたビキニに、同じく黄色系のハッピのような、夏祭りに使うようなあれを羽織っている姿だった。これも濡れてもいい上着なのか~。
夏らしくてとても良い。
ミアハはシンプルに白のホルタービキニ。前で結ぶタイプだ。それに薄い黄緑系のパーカーっぽいものを着ているシンプルスタイル。
着痩せするタイプだったみたいで、スタイル抜群のモデル体型だった。
姫カットの髪と合わさり、渚とお嬢様というタイトルが思い浮かぶほどだ。
「どうどう? あとでサンダダにも自慢してやるんね!」
「なんだか恥ずかしくなってきました!? 殿方に水着を見てもらうって、これ本当にいいのでしょうか? ダメなんじゃないですか!?」
ミトは――正直パメラと同じくらいの胸部装甲なのだが、プロポーションには自信があるらしい。確かに、くびれが凄い。そしてそのおみ足は、とても健康的だった。
対してミアハは水着を見せるのを恥ずかしがっているな。なんだろう、この反応、とても新鮮なんだけど? なかなか〈エデン〉では居ない反応だ。新鮮で貴重!
「もちろん2人ともよく似合ってる。ミトも夏らしくてとてもいいな! きっとサンダダの度肝も抜けるだろうぜ。ミアハも恥ずかしがることなんかない、実に美しい水着姿だと思う。この渚に立つお嬢様感、あとで夕日をバックに渚を歩いているシーンを所望したいくらいだ」
「本当! やったね!」
「た、確かに、殿方に褒められると不思議と嬉しい気持ちになりますね。ありがとうございます! あ、でもスクショはダメですから!」
そんなー。
いやしかし、学生時代最後の思い出だ。1度断られただけじゃ、俺、めげない。
あとでまた気分が宜しいときに交渉させてもらおう。
それはともかく、これでようやく1年生ズが終わると、続けて〈エースシャングリラ〉の2年生女子たち、【メディカルキャラバン】、【ミストルティン】、【エージェントダンサー】、そして【賊職】2人を含む計5人も無事終わり、ようやく一息。
〈エースシャングリラ〉も無事やりきったぜ。
また、〈採集無双〉の面々であるアンベルさんとサティナさんとモナは、ソドガガたちに見せに行くので忙しいようで並んでない模様だ。
ちなみにアンベルさんは小麦肌に良く似合うシンプルな赤ビキニ。サティナさんは黄緑色と黄色の競泳水着タイプだった。
あれ? モナがトランクスタイプの水着を着ている? 上はラッシュガード、あれは男女両方で通じる水着なのだが、モナはどっちだっけ? いや、モナは男だった!
ふう。
「兄さんなに気ぃ抜いてんねん。真打ち登場がまだやろ!」
「そ、その声は!」
バッと振り向けばそこに居たのは、ロリ姿のツインテールが浜辺に眩しい――そう、マリー先輩だったのだ。横にはメイリー先輩にアルルもいる。そしてメリーナ先輩もだ。
「ここは快適。さすがはゼフィルス。もう寝ていい?」
「メイリー先輩、慰労を寝るものと勘違いしてへん!?」
「寝てはいけませんよ。はい、ビーチチェアはないないしましょうね~」
「あ~!?」
そしてなぜかビーチチェアを持ち込んで自慢と同時に寝るつもりだった模様のメイリー先輩を、メリーナ先輩が笑顔のままビーチチェアから起こしてないないしていた。あ、ないないは収納スキルね。生産系や商業系は、アイテムボックス的なスキルが使えるのだ。
だが、それはともかく俺はマリー先輩に是非いいたいことがあった。
「マリー先輩! 素晴らしい! 素晴らしい水着をありがとうございます! マジ感謝です。みんな可愛くて、美しくて、綺麗で、眩しい! これほど素晴らしい彼女たちに合った水着を作ってくれて、大感謝を捧げたいです!」
「そーやろう、そーやろう。うちらが最強装備作製を我慢してまで作りあげた作品たちやからな! 兄さんたちじゃなかったらこんな時期に受けへんで!」
「マリー先輩ほんっっっとありがとうございます!!」
俺は惜しげもない賞賛と褒め殺しでマリー先輩に感謝を贈った。
「今日のマリー先輩もいつもと違って可愛いです! もうすごく可愛いです! まるで、まるで……そう! 可愛いです!」
「褒め言葉のレパートリーつきかけてるやないかい!!」
いや、これは褒め言葉のストックというよりもマリー先輩が可愛いしかなかったのがいけないと思う。そう、マリー先輩はいけない格好なのだ! なんちゃって。
改めてマリー先輩の姿を見る。
フリフリのフレアビキニ水着だ。色は――なんとピンク。
スカートもフリルがふんだんにあしらわれており、大変可愛い。いつも通りツインテールで纏められている髪に、今日は星型の赤縁サングラスを頭に着けていた。
なんだかね、それをマリー先輩が着こなしていると、普段のロリ度がさらにロリロリしているように見えてくるんだよ。マリー先輩の水着がキッズ水着に見えてきてしまう不思議! おかしい、マリー先輩は年上のはずなのに……!
マリー先輩め、自分がどういう水着が似合うか、しっかり把握してるな! さすがは本職……!
また、メイリー先輩は……これはなんて表現すればいいんだろう? オフショルダーのトップスみたいな水着だが、お腹とヘソは丸出し。上は腰と肩に掛けて布が斜めに巻かれている。
下はビキニだが、長い前掛けエプロンが垂らされ、腰には布のベルト? さらし?のようなものが巻かれていた。色合いは濃い青。頭には半透明のサンバイザー。
さすがは【コーディネーター】。なかなか奇抜な水着なんだぜ。
「どう?」
「メイリー先輩も素晴らしい! 初めて見る水着だけど、何をコンセプトにしたんだ?」
「海で働くウェイトレス?」
「ほう~、なるほど~」
メイリー先輩は自分の作品に興味をもってもらう方が嬉しいとみて水着に興味を示したところ、やっぱり口数少なめだったが、喜んでいるようだった。
続いてはアルル。マリー先輩のチームに加わってロリ度を上げようという気か? と思いきや、着ていたのはまさかの上下に分かれた白いビキニ系。
上はオフショルダーのバンドゥビキニ。しかし、その上から黄色のフリルを巻いているスタイル。首飾りに繋がってる? これはどうやって支えているんだろう?
下は黄色のホットパンツ系を履いていた。だがホットパンツはジーンズ系でも革のものでもなく、パジャマ用みたいなゆったりしているタイプだったんだ。
「うちはどうやゼフィルス兄さん、良い感じやろ?」
「おお! これまた夏って感じで涼しそうなコーデじゃないか! よく似合ってるぞアルル!」
まさに夏を意識した水着という感じで、色合いも相まってアルルによく似合っていたんだ。
「ゼフィルスくん」
「メリーナ先輩……!」
メリーナ先輩はとても大人の女性っぽい水着だった。
上は普通の三角ビキニだが、下は大きなスカート姿。パレオの一種なのだろうが、快適で涼しそうな服にも見える。部屋着でも映えそうな姿だったんだ。
「メリーナ先輩はとても大人っぽいですね。とても似合っていますよ!」
「ありがとう。嬉しいわ」
もちろん俺は褒めまくっておいたよ。メリーナ先輩とこうして交流するのは結構久しぶりなので、あとでもう少し時間を取りたいところだ。
「次は、私です」
「ソフィ先輩!」
「わ、私たちもお願いね~」
「よろしくお願いいたしますわ」
「でしゅ!」
「これは、結構恥ずかしいです……」
「私もこれ参加!? ちょ、まだ心の準備ができてないよ!?」
続いてはソフィ先輩、ミリアス先輩、アルストリアさん、シレイアさん、タネテちゃん、レンカ先輩だった。
生産組集合という、とても凄まじいメンツ。
なにせ生産職だからな。自分の着る水着だからといってメイリー先輩のように凝りすぎることもあり得る。
だがソフィ先輩は水色のビキニに白のスカート姿。スカートはモモまで届いているヒラヒラのものだ。上もフリルが着けられていて可愛らしい。
シンプルイズベスト狙いか? それとも初めての海だからおとなしめ、かつ、可愛いを狙ったのか。そんな水着だった。ぶっちゃけ可愛いです。
ミリアス先輩は、上がホルタービキニ、下がショートパンツ系。
そしてなぜかエプロンを着ていた。黄色をベースにコーデしている。
み、水着エプロンスタイルだ!
しかも、アルストリアさんとシレイアさんも、ミリアス先輩と同じくビキニにエプロンコーデだったんだ! アルストリアさんが赤、シレイアさんが白だ。
同じテーマだがエプロンなどの形は結構違うので、三者三様で面白い。
タネテちゃんはまさかのバンドゥビキニだった。体型的にはマリー先輩とそこまで変わらないのに攻めが強い。
上下とも黒だが、下は白のスカート、上には桜の意匠を模ったアクセサリーなどが着けられていて豪華な衣装となっていた。さすがは彫金系の生産7人衆。
最後、レンカ先輩は砂漠の踊り子が着ていそうな衣装を水着に改造した感じ、と言えば伝わるだろうか。ヒラヒラの衣装がやけに多く、煌びやかだが基本はビキニだ。色は藍色系。
いや~、さすがは生産職たちの水着、シンプルから奇抜なものまで凄い物尽くし。良い物見せてもらえたので俺からもたくさん褒めておいた。
「次は私たち、【錬金術師】部隊です! ゼフィルス先輩、よろしくお願いいたします!」
おお!
最近〈アークアルカディア〉に加入した【錬金術師】部隊の女子5人の登場だった。
代表で声を掛けてくれたのは、【合成師】のセイカ。【錬金術師】部隊のリーダーらしい。この子【錬金術師】じゃないけど!?
マシロに続く純粋系女子のセイカの水着は――もちろん白! 純白だ!
しかし、そのコーデはかなり予想外のビキニ姿! 上はなんとオフショルダーのバンドゥビキニ!? 下はフリフリスカートなのだが、上はそれで大丈夫なのか!?
誰だこんな悪いことを教えたのは! 大変似合って大変良きです!
もちろんセイカと他の【錬金術師】4人も褒めて褒めて褒めまくっておいたんだよ。
これで残りは――あと2人。
「ゼフィルスさん、待ちくたびれてしまったわ」
「タ、タバサ先生!」
「ねぇ、今日のために私が依頼した水着はどうかしら」
まずはタバサ先生のターン! 相変わらず、俺の深層心理にまでズドンと衝撃をもたらしかねない色気でぐいぐい来る!
タバサ先生の水着姿は、いや、夏のお姿は白のバンドゥビキニに青色の大きなパレオをスカート代わりに纏い、白く大きな帽子を被っている、ザ・お姉さんスタイル。
このスタイルは他の女子でもあったはずなのに、なぜかタバサ先生の魅力がヤバい。魅力値が天元突破してない? 〈ダン活〉にそんなステータスは無いけど。
よく見れば帽子から白いベール状の布が垂れていて神秘的。
俺の心は、グッとタバサ先生に持っていかれたんだ。
「とても、美しい。なんて神秘的な女性なんだ」
「うふ、嬉しい。ねえゼフィルスさん。このまま一緒に海へ――」
「こ、こほん。まだダメですよタバサ先生?」
「あ、ごめんなさいハンナさん。嬉しすぎて、つい誘ってしまったわ」
「ぬ、抜け目ない上に自然とお誘いを口にする勇気、強いです」
「うふ。ではゼフィルスさん、また後で。今度は2人っきりで時間作って遊びましょう?」
「はーい」
こんな魅力的なお誘い、屈さないはずがない! 俺は見事にタバサ先生に意識を奪われて2人きりで遊ぶ約束をしたんだ。
タバサ先生は優雅に去って行った。
「す~、はぁ、うん! 覚悟完了だよ!」
「おう! 最後はやっぱりハンナだよな!」
「う、うん。ゼフィルス君、どう、かな?」
そう言ってその場でくるりんと回るハンナ。
最初に思ったのは、可愛い、だった。ハンナが可愛い。
ハンナが着ていたのは、空を思わせるシンプルなビキニ。
空色の明るい色合いに、雲を表す白の絵。
たったそれだけでハンナの魅力を何倍にも引き出していたんだ。
頭にはハイビスカスを思わせる花のアクセサリーも着けていて似合っている。
思わず目が引きつけられるというのはまさにこのことだろう。
シンプルなれどハンナという素材をよく活かしている水着。空色の水着も眩しければハンナという女の子も眩しい。眩しいはずなのに惹かれる魅力。
気が付けば俺は、ハンナから目が離せなくなっていた。
「すげぇ。ハンナの魅力がこれでもかと押し出されているように感じる。目が離せない! とてもグッド! もう超グッド!! いやこれはもうGoodではない! Godだ!!」
「とても超ゴッドってこと!?」
思わず新語ができるくらい魅力的。
GoodとGodって似てるよね。oが1つ抜けただけで、マキシマムゴッドパワーアップだ!!(ゼフィルスは興奮している)
「えへへ。なんだかゼフィルス君らしいなぁ。うん、ゼフィルス君がとても褒めてくれているのは通じてきたよ」
「ハンナ」
「うん?」
「可愛い」
「ひゃう!」
「もうシンプルにゴッド可愛い。ありがとうハンナ」
なんだか新語を強調しすぎてハンナが欲しがっている言葉が足りないような気がしたので付け加えたら、当たりだったみたいだ。
「も、もうゼフィルス君ったら。嬉しいなぁ。こっちこそありがとう。あ、それと私とも2人きりで遊んでね?」
「もちろんだ!」
これで今年の水着のお披露目回は終了。
女子、とても多かったが、最高に良かった。
よしよし、ここから海回はさらに進むぞ!
さあ、一緒に海で遊ぼうじゃないか!!
本番はむしろこれからだぜ!




