#1941 水着アピール!〈エデン〉の皆様ごちそうさま
「次は私たちだよ~!」
「よ、よろしくお願いします!」
続いて来たのは――まさかの5人ユニット。これは!
「お姫様アイドル風ユニット!」
「キラッキラに輝きスポットライトを浴びちゃうよ!」
「海の浜辺に似合うお姫様アイドル――爆誕!」
ノエル、ラクリッテ、サチ、エミ、ユウカの、元〈お姫様になりたい〉パーティだった。しかもお姫様アイドル風!? すげぇ。またとんでもない味を出してきたぞこの子たち!
衣装も水着、というより水に濡れても大丈夫! 的なアイドルみたいな格好で、なんと5人お揃い。
上半身は布製の帯状のものが腰から肩に掛けて伸びていて胸を支え、下はドレススカートのようなものが巻かれており、フリフリ過多。可愛いリボンが多数装着されていた。
色はノエルが青と白、ラクリッテがピンク、サチは赤、エミが黄色、ユウカは水色だ。センターはノエルでその左右にラクリッテとサチ、その隣にエミとユウカがいるという、完全にアイドルを意識した配置と衣装とポーズだったのだ。
俺は思わず拍手を贈ったよ。
「ブラボー! すげぇ、思わず凄い以外の言葉が出てこなくなっちまったほどだ! 5人とも輝いてる! そしてすごく煌びやかで良い! 衣装も可愛いぞ!」
「やった!」
「あ、ありがとうございます!」
「完璧に決まったね!」
「えへへ~、やっぱお揃いに決めて大正解だったね!」
「うん。ゼフィルス君が拍手喝采なんて私たちだけだよ」
きゃっきゃと大成功に沸くノエル、ラクリッテ、サチ、エミ、ユウカ。
いやぁ、いいもの見れたぜ~。
まさかアイドルユニット風を組んでくるとは。
こういう水着もまたいいね。
「おや? え? もしかしてぼくたちはあれの次なのかいカイリ君?」
「そ、そうみたいだね。でも大丈夫! 大丈夫だよ!」
「何1つ大丈夫の根拠が提示されてないが!?」
「お、次はニーコとカイリか! あれ? アルルは?」
「アルル君はマリー先輩と組むらしいよ~」
次にやってきたのはニーコとカイリ。
ニーコは――相変わらずの白衣だ。と思ったら。
「ニーコ君いい加減それ脱いじゃいなよ」
「あ、カイリ君やめたまえ!?」
バサッと白衣を取り払うカイリ。
おお! なんという暴挙! でもそこがいい。
海辺に白衣なんて似合わないよな!
「!」
「あ! やっぱりぼくにこんな水着は似合わないんじゃないかね!?」
「そんなことないよ? ニーコ君だってそれ似合ってるさ!」
現れたのは、なんと可愛い系のビキニ。水玉模様で下はサイドスカートだった。色は赤。
ニーコが上下を両手で隠しぷるぷる震えているが、意外性のギャップがもの凄くて逆に良い。
「ニーコ、素晴らしいぞ! もっと自信を持て、すごく良いぞ! ギャップで魅力が3倍増しくらいになってる!」
「でしょでしょ! ニーコ君ったら地味な水着を選ぼうとするものだから私が決めてあげたんだ。なのに白衣で隠しちゃおうとして!」
「ぼくは別に地味でも良かったんだが!?」
「ニーコ」
「な、なんだね勇者君?」
「似合ってるぞ」
「ぐほっ! なんだか今、心にクリティカルが刺さった気がするよ……!」
「さすがはゼフィルス君! 褒め慣れてる!」
任せてくれ、もう2年もこのイベントをこなしている俺だぜ? そりゃ褒め慣れもするさ!
ちなみにカイリの水着はシンプルな紫のビキニタイプだった。「快活で動きやすそうなイメージでカイリにバッチシ似合っている」と褒めておいたぜ。
「それじゃあ次は私かな? ――シャロンちゃんとミサトちゃんも来なよ~」
「わ、私は今忙しいからいい!」
「たは! 私もメルト様をいじめるのに忙しいからちょっと無理~」
「おい、今聞き捨てならないことを言ったなミサト!」
次に来たのはルキア、それとシャロンとミサト? いや、今シャロンとミサトはメルトへのアピールが忙しいみたいでまさかのルキア1人の参加だ。
ルキアは、なんと驚くことに水兵風水着、つまりセーラー服っぽいあれだ。
上半身は小さな、胸の所までしかないセーラーの上着を着て中は白スク。赤いネクタイがワンポイントだな。ウサ耳がピコピコ揺れていて大変良き。
シャロンは上が白、下が紺のビキニ姿。下はフリルがいっぱいのスカートで、上は白の上着を羽織っている快活な姿だった。頭の上に掛けてあるハート型のサングラスが良い感じ。
対してミサトはチアリーダー風。白をベースにストライプの入ったビキニに、下は青のスカートを着ている姿。白のオーバーニーソな水着(?)が浜辺に眩しい。
さらにはチアが持っているようなポンポンも手に持っていて、あれを振りながらピョンピョン跳ねてメルトを挑発しているな。兎人はみんなぽよんぽよんなのだ。どこがとは言わないが。
ちなみにシャロンの方が圧倒的に大きいので、ミサトは内心焦っているようにも見える。邪魔はしないでおこう。
ルキアにはセーラー水着が大変似合うことを少し力強く褒めておいた。
「うふふ、レグラム様~追いかけてくださいな~」
「ま、待てよオリヒメー」
また、浜辺でイチャイチャしているもう1組を発見!
はい、オリヒメさんとレグラムが大変カップルなことをしていました!
あれは伝説の、「捕まえてご覧なさい」!
なお捕まえた瞬間、捕まえた方も捕まった方も幸せになるやつ!
ちなみにオリヒメさんは深い青を思わせるブルーのシンプルな三角ビキニだ。アクセサリーをいくつも着けているところがワンポイント!
あっちはレグラムに任せよう。幸せになるんだぞ!
さあ、そろそろ後輩組のターンかな?
「お待たせいたしましたわゼフィルス様! クラリスの準備ができましてよ!」
「うちのお嬢様がすみません」
続いてはノーアとクラリス。
ノーアはさっき褒めておいたので割愛。メインはクラリス、それともう1人。
「私も便乗させてもらいました! アイギス姉さまみたいに褒めちぎってください!」
アルテも一緒だった。見た目は非常にキリっとしているが、言葉の内容は欲にまみれていたんだ。
「ほほう? そんなに褒めてほしいか。俺の本気を受けたらただじゃあすまないぜ?」
「望むところです!」
なぜかアルテに挑まれて決闘することになった、みたいな雰囲気になってしまった。
内容は俺が「褒めちぎるぞ?」、アルテが「褒めて褒めて!」だ。なんて平和な決闘なんだ。
クラリスは、スポブラのような形のビキニに胸から上しかない上着を着ているみたいな水着だった。下はビキニの上にホットパンツのような水着を着て前のチャックが空いている。なんとなく剣士らしい水着に見えてくるから不思議だぜ。
色は中が紺で、上着とホットパンツが深い緑系だ。
アルテはクロスホルター系のビキニだった。「騎士爵」として発育が良い感じに育ってきているアルテはこれがまた似合っていた。色は赤系。見事に着こなしている。
アルテも成長を感じるぞ!
「クラリスはとても溌剌とした感じが雰囲気に合っているな。動きやすそうだ」
「分かっていただけますか。お嬢様がああなので、すぐに駆けつけられるようにと。ちゃんとポーチ系の〈空間収納鞄〉も着けているのですよ」
「そ、そうか。よく似合ってるぞ」
クラリスはやはり見た目よりも機能性重視、と言った感じだ。いや、それでも見た目には結構気を使っているように見えるな。
「アルテはシンプルイズベスト、大人っぽい雰囲気の水着をチョイスしたのにとても着こなしているように見えるぜ」
「分かりますか!? もう私も2年生ですし、ここでちょっと背伸びしたかったんですよ~。アイギス姉さまはまだ早い、なんて言うんですが、そんなことないですよね?」
「だな。とても似合っていると思うぞ」
「やったです!」
どうやら上手く褒められたみたいだな。2人とも満足して横に退いていたよ。
「次は私の番ですの!」
「むしろ真打ち登場、なんちゃって!」
「カグヤがボケただと?」
続いては、なんとサーシャとカグヤだった。それはいい、問題なのはツッコミ役として非常に重要なポジションにいるはずのカグヤがボケていたというところだ。あとノリツッコミ。
これはどう反応すべきか。貴重なツッコミ役がボケに回るのを全力で抑えに行く場面ではないか?
「カグヤ、ボケに行っちゃダメだ! 戻って来い! 俺には、俺たちにはカグヤが必要なんだ!」
「ゼフィルス先輩の必死さが尋常じゃないですの!?」
「ほんの冗談だから落ち着いて!? でもちょっと嬉しい!」
「冗談? 冗談……なんだ冗談か~」
危ない危ない。つい本気で捉え掛けてしまった。それほどカグヤのボケ転向は大事なんだぜ。
「こほん改めて、どうですのゼフィルス先輩? 氷をイメージした水着をお願いしてみたんですの!」
「私は巫女系だよ~、どうどう? 可愛い?」
「2人ともすごく可愛いぞ!」
サーシャは薄水色のビキニ系だが、紐の部分が水色のフリルで覆われていてオシャレ感マックス。背中には氷の色の大きなリボンがくっついていて羽のようだ。
髪もサイドテールに結ばれていて夏感が凄まじい。
可愛いと同時にサーシャにとても似合っている水着だった。まさに氷の姫。
カグヤは本人が言う通り、巫女系。
白と赤を基調とした巫女服を改造したような見た目の水着だった。
白スクを下に着て、巫女服を着ているようなイメージだろうか? 巫女服は上のみ、下の袴は無しとなっている。太ももが大変眩しい。大変似合っている水着だった。
2人ともたくさん褒めておいたよ。
「さあ、出番ですよ。ナキキ、ミジュ、来てください」
「はいっす! 何度経験しても、き、緊張が凄いっす……!」
「シュミネ、後輩の前で子ども扱いしちゃダメ」
「あらあら」
さらに続いてやってきたのはシュミネ、ナキキ、ミジュという、保母さんと娘2人のグループ。だが、ここでミジュがやや反抗的な態度。
そう、実はミジュは後輩の前ではお姉さんでいたい系なのだ。特に同じ「熊人」のクラの前では、先輩ぶることが増えている。
そのせいか、シュミネママにベッタリだった去年とは変わって、今は親離れしようと頑張っているところなのだ。
「ゼフィルス様、今年も新しい水着をくださいまして、ありがとうございます。とっても嬉しく思います」
「ありがとうございますっす!」
「ありがとう。感謝いっぱい」
「おう。どういたしまして!」
そう言ってシュミネ、ナキキ、ミジュが丁寧に頭を下げる。
シュミネの教育が行き届いているんだぜ! ミジュが本当に親離れできるのかは不明だ。
シュミネの水着はなんか凄い。和服風水着?
カグヤの巫女水着に近く、まるで和服を着ているような感じで前を閉じ、帯を締める感じの水着だった。和服のゆったりとした袖が良い感じ。下はカグヤと同じで無し。色白の太ももが大変眩しかった。
ナキキは小麦色の肌に合う白をベースとしたビキニだが、下はサイドスカート。そして上も下も、何やら独特な絵や模様が描いてあり、装飾が凝っているように見える。さすがはドワーフ、という感じの水着だ。
前の水着よりも肌面積が大幅に増えているためか、ナキキがとても恥ずかしがっているのが良き。
ミジュは動きやすさ重視っぽい。白をベースにしたスポブラみたいな上に深い青系のホットパンツという姿。
ナキキとは対照的に飾るところはほとんど無し。クマミミが可愛いぜ。
もちろん3人ともとても褒めて褒めて褒めまくったんだ。
次は、いよいよトモヨたちの番だな。残り3分の1ってところかな?




