#1940 今年も水着アピール回!まずはヒロインから!
「ゼフィルス」
「シエラ……!」
シエラの水着はシンプルイズベスト。青みがかった白の布地に藍色の紐のビキニだった。下はサイドがレーススカートになっているところがオシャレ感。
これは――素材を活かす水着!? 水着の存在はちょっとしたアクセント。水着によってシエラという存在が、何倍にも光って見えたんだ。眩しい! そして美しい! あまりにも魅力的だったんだ!
そんな水着によってより強調され美しいシエラが、少し照れたように腕を後ろにやって身体を反らして俺に見せつけていたんだ……。
「美しい。綺麗だ。まるで芸術を見ているかのようだ。まさにビューティフォー。シエラという芸術がとても眩しく見えるんだ。もう一度言おう。美しいと!」
「そ、そうなの? 褒めてもらえるのは、嬉しいわね」
俺の素直な言葉に顔の赤みが増したようなシエラ。照れるような姿がマジプライスレス。
俺はこの目に焼き付けた。まぶしさで目がやられないか心配!
「次はわたくしですわ!」
「リーナ……!」
次も1人でリーナの番。
以前は2人で見せに来るパターンが多かったが、シエラもリーナも1人の様子だ。
リーナの姿は、一言で言うと見事なお嬢様。スカート無しの薄紫のワンピース水着をこれでもかと着こなし、スタイルの良い身体のラインをしっかりとアピールしてきていた。腰からは同じ色合いだが半透明で透けているパレオを、巻かずに手に取ってカーテシーの如く持ち上げている。頭には白くつばの広いお嬢様帽子を被っており、とってもお嬢様な見事なコーデとなっていた。
「すごい。リーナが綺麗で美しい。リーナの雰囲気にとても似合っている最高の水着姿だと感じるぞ。ポーズも完璧だ!」
「まあ! やっぱりこの水着にして正解でしたわ! うふふ、最後の夏も大成功ですわ~!」
リーナは両手を頬に添えるポーズできゃっきゃはしゃぐ。お嬢様とこの子どもっぽい反応のギャップにやられかねないんだぜ。
「ゼ、ゼフィルスさん、次は私です」
リーナの次は、アイギスが1人。その水着は白と青のビキニタイプだったが、攻めた感じのやつだった。青のビキニの上に白を重ねる二重構造、下は青系の半透明のパレオをまるでドレスのように着こなしており非常に大人な感じ。さすがは1つ年上のお姉さんという、大人な水着を着こなしていた。
あまり見すぎると吸い込まれそうな魅力を放っている。
「美しい……年上の魅力に溢れた着こなしで、アイギスもとても似合ってる!」
「年上の魅力に溢れた……。さすがはゼフィルスさんです。狙い通りです!」
グッとアイギスが胸の前でガッツポーズを取る。なかなか珍しい光景。
アイギスにしてはかなり攻めた水着であると伺えるからな。俺の賛美がよほど嬉しいらしかった。俺もアイギスに喜んでもらえて嬉しい。
「それでは私です!」
「あ、カタリナちょっと本性が顔を出してるよ!」
「負けたくない気持ちは分かりますが、抑えて、抑えてください」
バンッと次に登場したのはいつもよりもグッと前に出るカタリナだった。その後ろを追いかけるようにフラーミナとロゼッタが追いついてくる。
先頭のカタリナの戦闘力はかなりのもの。一瞬ドレスと見間違う姿だった。
黒髪美女が白の上下のビキニを着こなし、その上から羽衣のような半透明のビーチドレスを着ている。渚に映えるセレブ、みたいな姿だ。なんとも圧倒される出で立ち。
フラーミナは黄色系のオフショルダーのフレアスカートビキニだった。可愛い系だな。
隣のロゼッタは赤系のシンプルなビキニだった。頭にはピンクのサングラス。
最近成長が目覚ましいロゼッタの胸部装甲が非常に強い。意識していないとそっちに全てを持っていかれそうだ。つまり、非常に似合っている。
「カタリナはどこのセレブが迷い込んできたかと思ったよ。美しく、とても似合っていて、思わず目が吸い寄せられたよ。フラーミナは可愛いな。活発なフラーミナによく似合っている。ロゼッタも海を完全に満喫する気だっていうのが伝わってくるぜ。とても良いと思う」
「やりましたわ! がっつりゼフィルスさんの心を掴んだ予感です! ゼフィルスさんはそう、年上の魅力に弱いと聞きましたもの!」
「カタリナ落ち着きなって! 口に出てるから! ――あ、ゼフィルス君ありがとね!」
「とても嬉しいです。色々満喫して見せます。それでは」
お礼を言うとカタリナのサイドからガシッと捕獲し、フラーミナとロゼッタは去って行った。
なんだか俺の好みが研究されている予感がするんだけど?
それからも順調にメンバーたちを褒めていった。ふふふ、俺の褒めストックはまだまだ余裕があるぜ! 100人無双だって決めてやる勢いだ!
まずはカルアとリカのペア。
カルアはワンピースタイプだった。ただお腹、ヘソの部分が猫の顔の形に切り抜かれているというユニークな作り。
リカは――。
「リカはどうしてその姿に?」
「いや、その、カルアに付き合っているうちになぜか決まっててな。うむ」
リカの頭には立派な黒の猫耳が着いていたんだ。黒のビキニを着こなすだけに留まらず、猫耳まで着こなすとは侮りがたし。とても褒めておいた。
「はーい! うちの護衛たちお待ちデース!」
「間違ってますよパメラ。私は従者です」
「細かいことは言いっこなしデス!」
「なんど見せに来ても慣れませんね」
続いてパメラがシズとエステルを連れてきた。
2人とも相変わらず凄まじい。
1年生の時から見てきたが、一番気を引き締めなくちゃいけないのは変わらないようだ。
「シズは――ちょっと上半身が変わったな」
「はい。今まで下だけメイド水着でしたが、今回上がキツくなってしまったので新調しました」
キツくなった、だと? 情報だけでその戦闘力が分からされそうだ。見ろ、連れてきただけのパメラも雷に打たれたような顔してるぞ。分からされてる。
シズの下は相変わらずメイドスカートみたいな水着だが、上は普通のビキニタイプから、若干コルセットにも似た黒水着に変わっていた。なんとなくウェイターを思わせる衣装だったが、強力な胸部装甲がそのイメージを全力で蹴り飛ばしている。
これはこれで悪く無い。
「エステルは――相変わらずパーカー」
「えっと、すごく注目されるので」
エステルはビキニタイプなのだろうが、上はパーカーを羽織ったスタイル。
ノーアが台頭してきたとはいえ、今まで不動のトップにいたからな、みんなついエステルの胸部装甲を見てしまうため、エステルは隠すことが多かった。
しかし、今回はそこに暴挙が起きる。
「そんな素晴らしいもの持っていて隠すなんて勿体ないデース! 忍法、大脱衣の術デース!」
「あ!」
その瞬間のことを俺はきっと一生忘れないだろう。
パメラが一瞬でエステルのパーカーを引っぺがしたのだ。前で閉じるタイプだったパーカーだったのに一瞬で持っていかれた。パメラ、いつの間にあんな高度な技を! 忍者すげぇ!
そして解放された白をベースに縁が金色のビキニが惜しげもなく日にさらされた。
一瞬女性陣も含めて全ての視線が集まったんじゃないかと思ったね。
「パメラ、あとでお説教です」
「受けて立つデース!」
なぜかパメラがやりきったという表情で受けて立っていた。
パメラの胸部装甲は2年前と変わらないように見えたのは、きっと気のせいだ。
エステルに当たりが強いのも、きっと関係無いだろう。
なお、エステルはむしろそれからはパーカーを脱ぎっぱなしにしてパメラを追い詰めてた。パメラは時間を追うごとに「し、失敗したデース」と力なく叫ぶことになるのだが、それは別の話。
「ここでルルの登場なのです! 今日は特別ゲストのソアに来てもらったのです!」
「あのルル先輩! 私、まだこのルールがよく分かってないんだけど!?」
「大丈夫だよ~? お兄ちゃんに水着褒めてもらうだけだから~」
「いや、でもねアリスちゃん。お兄さんは雲の上の存在っていうか、え? これ本当にやっちゃっていいの?」
「はい。少し恥ずかしいですが、1人1人しっかり見てもらえる数少ない機会です」
「ふふん! 来たわねソア後輩! この1年に何回も無い特別なイベントに! 今日こそご主人様の心を鷲掴みにするのよ!」
「姉さまでは鷲掴んだとしてもツルンと滑って離してしまうでしょう」
「んな!? フィナちゃんは私には不可能だって言うの!?」
「はい」
「はいって言った!」
次来たのはなんと幼女――じゃなくてロリレンジャーとゲストさん。
ルル、アリス、キキョウ、エリサ、フィナ、そしてなんとここにソアまで入っていた。
ソア、ロリレンジャーのゲストに迎え入れられちゃったか。
「ゼフィルス様、スクショをこちらに」
「ダメ」
なお、こっそり俺の後ろの特等席にシェリアが居たりする。
今日は気絶しないようだ。根性を感じるな。
ちなみに今の俺はスクショを持っていない。水着お披露目の時は無粋だからとスクショは持たない主義だ。だから渡せないのだよシェリア君。
また、シェリアの水着は黄緑のワンピース系だった。スカート無しのタイプでエルフのスタイルがよく映える……! 白い足が大変眩しい。
「とう! みんなポーズなのです!」
「アピールなの~!」
「ああ、アリスがまたルル先輩に……」
「こう手を後ろにやってね、うっふ~んって仕掛けるの! どう今の私、すごく悪魔っぽくない!?」
「色仕掛け(笑)って言われますから止めてください姉さま」
「言われないわよ!?」
「えっと、えーい! これでどう!?」
ビシッとポーズを取るロリレンジャーとゲストの計6人。いや、キキョウとフィナだけ自然体だけど。
ルルはワンショルダーの白のワンピース水着、実にロリっぽくて良きだ。
アリスは、なぜかウサ耳の付いた水泳キャップを着けた白と水色のセパレート。水玉模様に腰にフリルが着いている。アリスがウサちゃん水着じゃん!
キキョウは白のスク水タイプ。腕の近くと下だけ色が青色がかった緑系になっていた。
エリサは黒と紫のゴスロリ改造水着。フリルが付きまくってドレスにも見える仕上がりだ。エリサが自信を持つのも分かるぜ。なお、水着的な魅力をあまり感じないのは、そっとしておこう。
フィナは夕日が似合いそうな白の天使衣装水着。これ水着なの? と思わせるような普通のワンピースにも見える白い服に天使の翼が生えていて、やや幻想的。エリサよりもフィナの方にグッと視線が吸い寄せられてしまったぜ。
「ぶい」
「んな!?」
それは向こうも分かったみたいで、クールな半眼のフィナが勝利のVをエリサに向けていた。エリサは愕然としていたんだ。
ソアは花柄多めのワンピース水着だった。スカート有りのやつ。
これがまた体型的にソアに似合うんだ。これがロリカワというやつだろうか?
みんなしっかり褒めておいたよ。
「〈エデン〉にはこんなサービスがあったのね! 1つ勉強になったよ!」
なおソアの言うサービスが、ソアに対してなのか、俺に対してなのかは分からなかったんだぜ。
さあ、次行ってみよう!
え? シェリア?
シェリアならロリレンジャーがポーズを取った辺りで我慢しきれず気絶して運ばれていったよ。なんか「テェテェ……」とか口ずさんでいたとかなんとか。




