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命の輪(サークル・オブ・ライフ)  作者: 此花 陽
エピローグ:重なり合う刻(とき)

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E3. ニギハヤヒと神武の和解


 その時、三人の意識の中に、

 銀色の光とともに二つの影が現れた。


 一つは、穏やかな風を纏ったニギハヤヒ。


 もう一つは、黄金の鎧を脱ぎ捨て、

 一人の人間としての姿に戻った神武天皇である。


 神武は深々と頭を下げた。



「我がごうを終わらせてくれたこと、

 感謝する。この国は今、

 ようやく一つの円(和)となった」



 ニギハヤヒは、神武の肩に手を置き、

 三人の若者へ、そして2026年を生きる

 すべての人々へ向けて言葉を贈った。



「支配とは、己の弱さの裏返しである。

 

 真の強さとは、すべての命と共鳴し、

 その一部となることにある。

 

 月の静寂と太陽の情熱、

 その 両方を抱いて、

 新しい歴史を刻みなさい」



 二つの影は、

 朝靄の中に溶けるように消えていった__。



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